『変な家』は奇妙な間取りの家を軸に筆者と友人の考察や推理が展開される作品です。読者はゾワゾワと怖さを感じつつも面白さに引き込まれ一気に読み進めてしまうでしょう。
この作品は過去の恐ろしい事件を扱っているものの、現在の登場人物が殺人を犯していないことに安堵を覚えます。また、古いしきたりや呪いのようなものを断ち切るために自分の人生を賭けた人物の存在が明らかになり、様々な感情が喚起されます。
新しい形式の小説として商業的に成功している理由はKindle本の縦会話形式で文字が大きく読みやすいこと、通常の短編よりもボリューム感があること、短時間で読めることなどが挙げられます。
しかし、内容面では課題があります。冒頭の謎を膨らませてストーリー化したため、真実が全て語られたかどうか分からないまま終わっています。また過去の話と現在の対応の乖離が大きく、納得感に欠ける部分があります。
別の書評でも、家の間取りを筋の展開のキーファクターにするという斬新さは評価されていますが、ややこしさや結論のすっきりしなさが指摘されています。家の間取りという斬新な要素を除けば、やや安っぽさが残る作品だと評されており、最後だけでもすっきりとさせて欲しかったようです。
(おわり)
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