この小説には徹底されたものが二つある。登場人物の匿名性と、くどいほどのコマーシャル的な形容詞だ。 登場人物は少年や母親、彼女、店長と、代名詞や血縁関係、社会的地位で表される。ミカとかYPという名前も出てくるが偽名である。 形容詞はコマーシャル的でいかに価 ...
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タグ:隙間社
2019年9月 ゾンビ祭り開幕!! in このセルフパブリッシングがすごい!2020年
いきなりですが2020年このセルフパブリッシングがすごい!の絶対的中予報を開始しま~す! 今年のトレンドはゾンビ! 間違いありません! ...
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おりーりー鳥をめぐる冒険
昔々、三年前に私こと牛野小雪は唐突におりーりー鳥を食べたくなり、助手でバイトのニア・タスマ君と一緒にノルウェイの森まで飛んだ。これはその時の一幕である。おい、牛野。倍額のバイト代を払うって言うからノルウェイまで来たっていうのに全然見つからねえぞもうじき見 ...
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『東京死体ランド/伊藤なむあひ』
Are you really ready to the die? 僕たちはきっとこれからも失い続けていくのだろう。そしてその中で幸せや不幸を味わって死んでいくんだ。でも僕はそんな幸せなんてまっぴらなのさ。もちろん不幸もいらない。それどころか世界も必要ない。僕たちは全てを否定する。こうして僕とスピーカーは妻と子どもをトランクに放り込み、車に乗って・・・・ ...
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日記No.7『王木さんはいいやつ』『隙間社さんおめでとう!!』『もうずっと書いていないけど』
徳島県の某所にあおぞら本棚という物があったりなかったりする。青空文庫ではなく、あおぞら本棚である。あったりなかったりするというのはあおぞらの下にしかないから。雨の日はついぞ見かけたことがない。晴れの日でもないことがある。とっても気まぐれだ。猫が近くに座っ ...
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とある小説家の執筆日記 No.1『弾は三発もある』『言葉未満の言葉』『文学は爆発だ!』
ひらめきは爆発らしい。芸術だったかな? 爆発というと爆薬やダイナマイト、もっと規模を大きくすれば核爆弾、超新星爆発。どれも熱くて勢いが激しいイメージ。漫画や、小説、映画でもそういうイメージで描かれている。いや、稲妻の方が多いか。どちらにしろ熱くて瞬間的にパワーが走るイメージ。でも、私の執筆している感触ではあんまりピンとこなくて、ひらめきは暗い密閉されたほんのり暖かいところで微生物が嫌気発酵を繰り返して徐々に気温と圧力が上がり・・・・・・・・・・・・あっ、やっぱり爆発するのか。 ...
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ツイッター広告とかアドワーズとかヤフー何とか……広告ってどうすればいいのさ
この前アドガードのアプリを外した。最近ブログの設定画面が開けなかったりRSSが表示されないのでおかしいと思っていたがアドガードでブロックされていたらしい。手動でひとつひとつ表示を許可できるようにできるのだが最近は広告以外もブロックすることが多くなったので退 ...
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『僕は夜眠りたくない、朝目覚めれば明日が来てしまうから/牛野小雪』inspired by 『少年幻想譚(隙間社)/伊藤なむあひ』
今日が終わろうとしている。時計の短針が12時の打つまであと1時間。僕はいてもたってもいられなくなり部屋を飛び出していた。 僕の住んでいる場所は寂れている場所にふさわしく街灯が少ない。そのくせ町の寂れ具合が夜の闇にくっきりと浮かんでいた。 僕は遠くに見 ...
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