何かの本で村上春樹が翻訳者に語尾がるとた、現在形と過去形が混ざっているがどういうことかと聞かれて、それは日本語のリズムでどうたらと答えたら、もしそうならやはりそれには文法的な意味があるのではないかと返事が来たという感じのやりとりを読んだ記憶がある。 た ...
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タグ:村上龍
散文的には詩的、詩的にはかなり散文的
山桜は詩が入っている。というより途中から詩の注釈で小説を書いているような気がした。詩なんて去年までは全然詠んだことがなくて最初は手探りで書いていたけれど詩の原理 と歌よみに与ふる書 はかなり啓蒙された。あとサラダ記念日 は教科書で習った短歌の既成概念を壊 ...
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とある小説家の執筆日記 No.1『弾は三発もある』『言葉未満の言葉』『文学は爆発だ!』
ひらめきは爆発らしい。芸術だったかな? 爆発というと爆薬やダイナマイト、もっと規模を大きくすれば核爆弾、超新星爆発。どれも熱くて勢いが激しいイメージ。漫画や、小説、映画でもそういうイメージで描かれている。いや、稲妻の方が多いか。どちらにしろ熱くて瞬間的にパワーが走るイメージ。でも、私の執筆している感触ではあんまりピンとこなくて、ひらめきは暗い密閉されたほんのり暖かいところで微生物が嫌気発酵を繰り返して徐々に気温と圧力が上がり・・・・・・・・・・・・あっ、やっぱり爆発するのか。 ...
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