愚者空間

KDP作家牛野小雪のサイトです。小説の紹介や雑記を置いています。

改稿

なんだかんだで改稿は効果がある

 新作を書くたびに旧作の改稿もしていて、今回は『グッドライフ高崎望』を改稿した。昔書いた小説は教科書みたいにきちんと構成を考えていて、いかにも小説って感じがして面白い。時には声を出して笑うこともあった。でも、やっぱり今書いているやつの方が魂に刺さる感じがする。面白い=魂に刺さるではないのだ。そんなことを考えつつも自分の魂を目指して書いていたらシュリンクしないか? という気持ちもある。かといって誰にでも向けた小説が良いとも思えないし、書ける気もしない。難しいね。

 改稿は基本的に原稿を印刷して、赤入れて、wordで打ち直す。という作業で、高崎望の場合は聖者の行進を書いている時にまったく書けなくなった時期があるので、第一部だけを改稿していた時がある。そのおかげかほとんどのページはwordで打ち直すのに1ページ平均1分かかっていたのに第一部は30秒でやれた。赤を入れている時は気付かなかったけれど打ち直しの時に気付いた。赤も少なかった。読んだ時は同じように見えても、作業時間を出すとちゃんと効果があったんだと分かってちょっと嬉しかった。まぁ2%の変化を意識で掴めるほど繊細な人間ではないってことでもあるけど。

『銀座の中心で稲を育てる』は完成したけれど、いつ出版するのかは未定。まだ暑いし10月頃に出そうかな。でも10月だと北海道でも稲刈りも終わってるだろうし・・・・・出しちゃおうかな

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追記:グッドライフ高崎望の高校三年生だけはプロット通りに書かなかった。小林君を絡めて赤髪ともう一度戦うことになっていたがクドくなるので、あっという間に一年が過ぎるという話になっている。実際に高校三年生ってあっという間じゃなかった?
 殴り合いの描写がある方が面白いとは思うけれど、望が殴らないところの方が私は好きだな。そういう戦いもある。

本当のピークはたった数日 執筆サイクルについて

今年から30日改稿5日休養という体制でやってきた。
詳しくはこちら→小説は毎日書いた方がいいの?

先日、全作改稿が終わったので改稿字数をエクセルに打ち込んで30日間の平均改稿字数を調べた。


今年の始めから5月23日までの間に30-5日体制を4サイクルした。改稿実施日数は120日ということになる。下のグラフにある灰色の線は120日の平均線。青い線は改稿した日にちの平均線(1の部分は1、2、3、4サイクルの初日の平均線ということ。オレンジは平均線の5日平均。だから5から始まっている。)
キャプチャ
12日辺りがピークなのは体感と一致している。25日辺りまでは調子が良いと感じていたがグラフは下がっていた。30日近辺はいつもどん底の気分だったがグラフでは上向いていたのが意外だ(2回目のピーク? しかし一回目よりは山が小さく不安定だ)。

5~10の間で一度落ちる。ここで休養するのも一つの手だ。週一で休養を挟めば安定することは分かっている。しかし、後のピークを捉えることができない。やっぱり書き続けていないと執筆のエンジンは熱が上がらない気がする。そして熱狂的な力がないと良い物が出てこない。

ちなみに1-15日までで全改稿字数の59%を稼いでいる。10-15なら31%だ。最初の15日で6割稼いで、さらにピークの数日で3割稼いでいるということになる。ピークの時期を捉えると捉えないのでは全然違っていて、ピーク時は誇張ではなく2倍以上の力が出ている。

しかし、オレンジの線は17日からは29日を除いて120日平均以下で推移している。青い線なら15日からだ。これ以降は平均以下のパフォーマンスになる。ということは15日に休養を挟むべきなのだろう。これ以降はオレンジの線が安定してくるが平均以下のパフォーマンスだ。

次に何日休むべきかを考えてみた。

100%を30で割れば3.3%(小数点1より下は切り捨て)。これが一日の理論平均値。それを15でかければ49.5%。それを実際の15日までのパフォーマンス59%と差し引きすると9.5%で、理論平均値より約3日分のアドバンテージがある。で、元々30日の後は5日休養していたわけで、合わせて8日。この8日を2で割って4日。15-4日体制で書けば良いのではないだろうか。毎サイクル休養明けのスタートダッシュと10-15日でピークを捉えられるなら2割増し、15-5日でも1割増しできる。

う~ん、でも30日毎に5日休むのも休みすぎのような気がしていて、15日毎に4日休んだら本当にダメになるような気がする。でも数字ではそうした方が良いと出ている。それに元々は毎日ずっと原稿に張り付いているのは、どうも良くないぞ、というところから出発していて、今年から改稿した分は去年やった物より良くなっている気がする。

 う~ん、しかしどんなものにも例外はあって10-15日に必ずピークが来るとは限らない。しかしスタートダッシュ効果は今のところ必ず来ている。それを前提にすると効率が良いのは休養明けの日を増やすことで、1-1体制で35日回しても休養日が3倍になるのに同じ結果が出るらしい。いや、効率で言うなら一番良いのは5-1だ。5-2でも今よりちょっと良い結果が安定的に出せる。

 しょせん手応えなんてものは私だけが感じていることで、もしこれが他の誰かのことなら「そりゃあ、おめえさん。答えは一目瞭然だろうよ」と言っているところである。しかし、絶好調時のあの熱狂的な時間を捨てるのかと思うと、何か納得がいかない。

 さて、どうしたものか。

(2018年5月23日 牛野小雪 記)

追記:小説を書き上げるのと改稿ではまた違うものがあるのかもしれない。たぶん一緒だろうけど

追記2:『聖者の行進』は下巻の方が少しだけ分量が多いのだが4月までは上巻の方がkenpが上だった。しかし何度も改稿しているとkenpがじわじわ伸びて今月は下巻のkenpが上回っている。こういうところで改稿の手応えが分かるのでKDPは面白い。売上部数だとか、ランキングの推移だけでは分からないことがある。

追記3:改稿した本にはレビューがちらほら付くようになった。高崎望や猫についたのは嬉しい。

追記4:グラフのy軸に数字がないのは数字がショボくて恥ずかしいから

追記5:『ヒッチハイク!』は腕だけでどれぐらいの物が書けるのだろうと、熱くならないで書いた小説で、全ての改稿を終えた後で一番自由さを感じた小説だ。で、今はヒッチハイクの向こう側を目指そうと考えている。熱狂を捨てて別の何かを見つけるべきなのかもしれない。



ヒッチハイク 推敲、改稿、やってみよう No.3 小説の神

『ヒッチハイク!』の改稿終わり。今月も絶好調だが結局10日ぐらいかけてしまった。一日一万字ちょいのペースだ。

 この小説を改稿していて、ふっと気付いたことがある。小説家は小説の中においては神で、どんなことを書いてもいいんだってこと。変な有人飛行計画で火星に飛んだり、猫の集会にUFOが現れたり、幽霊になって月に飛んでいく話を書いたっていい。
 ↑この話はそういう世界観をベースにしているから、そういうことが起こってもおかしくはないけれど『ヒッチハイク!』は現実世界をベースにしておきながら、海鳥に追い込まれた魚が波と一緒に浜に打ち上げられて、それをみりん干しにした物を小料理屋の女将さんに食べさせてもらったり、ヒッチハイクしたトラックのエンジンからベニズワイガニが出てきて、信号が赤のうちに食べてしまうとか。そういう話なのである。

 ある小説における神は、その小説を書いている小説家自身だ。5円ぐらいあげて、お参りすればご利益があるかもしれない。

 さて、次は『幽霊になった私』の改稿だけれど、このペースだと次の休養期間を挟んでしまいそうなので『聖者の行進』を改稿してみようと思う。半年前のだからたぶん一週間でできるはず、たぶん。

(2018年4月7日 牛野小雪 記)

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ヒッチハイク 推敲,改稿,やってみよう 

 ヒッチハイクはほとんど人名が出てこない。副題が~正木忠則君のケース~だが、たぶん彼の名前が出てくるのも片手で数えるぐらいではないだろうか。改稿している時に忠則とかいきなり出てきて、作者でさえ一瞬誰だか分からなかったほどだ。最後に出てくる姉の夏未の方がよっぽど名前が出てくる。
 他の人は旅館の女将さんとか、男とか、インド人とか、ヒッチハイクの小説を書こうとしている牛何とかという小説家とか。彼らに名前はあるのだが正木忠則君は人の名前を忘れてしまうので、そうなっている。理由はない。そういう小説を書いてやろうと技に振った小説だった。

 名前は別にあってもなかっても支障はなかったが、旅館の女将さんと、大阪のおっぱいが大きいひどい顔をした女は『エバーホワイト』を書いた後だったらもうちょっと別のことを書けただろう。でもこの時はどうしても一歩踏み出せなかった。その時、その時で書ける物を書くしかないんだからしかたがない。火星の話だって本当はオペレーターの女の人とのやりとりがメインになるはずがどうしても女性を書くのが恥ずかしくてメールの味気ないやりとりになったようなものだ。
 『聖者の行進』から全作改稿を始めてから4ヶ月が経とうとしている。まだ『ヒッチハイク』を改稿しているということは半年近くかかる計算になる。この間に色々書いた物はあるが誰かに読ませるための小説は一文字も書いていない。これだけ長い間書かなかったのは初めてで、また書けるのかなと不安になるのだが、また別のところでは凄い物が書けるんじゃないかとも思っている。
 『聖者の行進』から一章ずつ、短い章を繋いでいく物は1万字前後のファイルに分けて改稿をしていて、大体5~7回ぐらいやる。場所によっては10回以上する。何度も同じような文章を読むことになるのだけれど不思議と飽きない。むしろやればやるほど読むのが楽しみになる。一番良いのは一文字も変えなかった時だ。脳がしびれるような快感がある。
 先週は『ターンワールド』の最後の章をたった二文字変えるだけで全然違うラストにできることがわかって一文字の威力を知った。過去の物でもずっと改稿しているとそれなりに得るものはある。それはきっと新しく書く小説の固い土台になるのではないかと今は感じている。

(2018年3月31日 牛野小雪 記)




ターンワールド 推敲、改稿、やってみよう NO.8-5 やっと終わり

 本当は先週で終わりでも良かったのだけれど、調子が良いとまだまだ踏み込めるので、今週もずっと『ターンワールド』の改稿をやっていた。何だかんだで『聖者の行進』と同じくらい時間をかけてしまった。絵が上手くなると上手い絵を描くようになるので、結局絵を描くのにかかる時間は初心者もベテランも変わらないという話を思い出した。

 全体的な感じとしてはseason 2最初の小説だけあって、season 2最後の『聖者の行進』の種があちこちにあるなという印象。でもこれを書いている時は全然『聖者の行進』みたいな物を書くとは思っていなかった。まだ構想もできていない『John to the world(仮題)』が完成形と思っていたから意外だ。っていうか、いつになったら私はJohn を書くんだ?

 もしかすると変にいじって改悪しているんじゃないかって思う瞬間があった。でもたぶんこれはこれで正解じゃないのかな。まだベストではないけれど、三歩ぐらいは近付けた気がする。でも今はここがオールアウトの地点だ。



 せっかく改稿したのだから読み直して欲しいという気持ちもあるのですが、例によって改稿版の再配布はありません。
 しかし『ターンワールド』上下刊と上下統合刊の2バージョンある。というわけで上下刊も上下統合刊も無料キャンペーンすることにしました。
 一度読んだ本を読み直すというのもなかなか良いものですよ。
(おわり 2018年3月24日 牛野小雪 記)


ターンワールド 推敲、改稿、やってみよう No.8-4

 休養期間中は何もしていないと罪悪感を感じたので宇宙について考えていた。何日かスティーブン・ホーキング博士と話しているところを妄想していたら、博士が死んだというニュースが飛んできたので驚いた。次は誰と話しているところを妄想すればいいのだろう。

 今週は休養期間なので昨日と今日しか改稿していない。とはいえ昨日は7万字も改稿してしまった。これは飛ばしすぎじゃないかなと思っていたら、昨夜はギンギンに頭が冴えて全然眠れなかった。やっぱり無理は良くない。今日は調子が悪くてあんまり改稿できなかった。何事もリズムが大切だ。

 それにしても改稿が終わらない。これまた休養期間中だが『聖者の行進』をちょっと読んでみると、ここもあそこも、と改稿できる場所が見つかって、読んだ章を改稿してしまった。『火星へ行こう君の夢がそこにある』も同じ理由で改稿した。こんなことばっかりしていたら改稿だけで人生終わってしまうんじゃないかと恐くなった。

 5年分の改稿をするのだから生半可なことでは済まないとは分かっていたが、実際にやってみるとかなり骨が折れる。でも良いことも二つある。一つは過去の作品を手応えある形で改稿できていることだし、二つ目は改稿するたびに自分の中で何かが成長していることを感じられることだ。

 自分で言うのも変だけどseason3は凄い物が出てくるに違いない。

(2018年3月17日土曜日 牛野小雪 記)



ターンワールド 推敲、改稿、やってみよう No.8-3

30-5


 30-5日体制にしてから、かなり改稿が進むようになった。1月は一日3~4万字改稿するのがやっとだったが、2月は一日4~5万字改稿できた。調子の良い日は6万字を超えたのでとんでもないことである。

 とはいえターンワールドは終わらず、今日から5日の休養期間に入る。何もしないでいると気持ちが焦れるけれど、じっと我慢する。

 でもこんなことを考える。毎日書いていても不意に書けなくなる時がくるわけで、5日の休養期間を取るのと、不規則に書けなくなるのは結果的に同じなのでは? それなら毎日何かしら手を付けた方が不安にならずに済むかもしれない。

 でも、でも、パソコンの前に現れる改稿した物を読んでいると、やっぱり小説から離れる期間を作った方が良いというのも感じる。何だか分からなくなった。

 ターンワールドの改稿はちょうど二周目で終わった。一周目の改稿が終わった時、空がぱあっ明るくなったような気がした。これを執筆していた時の追体験だ。そういえばターンワールドの初稿が書き終わったのもちょうど3月だ。実は改稿しても何にも変わっていないんじゃないかという気がしてきたけれど、まぁ、自分の手応えを信じてみよう。でも今日から5日間は何にもしない。パソコンの電源にも触れないぞ。

(2018年3月11日 牛野小雪 記)

下手は下手なりに 推敲、改稿、やってみよう NO.5

 グッドライフ高崎望の改稿はそろそろ終わり。この頃は下手なりに色々工夫していて面白い。

 主人公の望の変化は髪型に象徴されているのだけれど、それが唐突にならないように何度も髪の毛についての言及があったり、窓から飛び降りる前に窓の描写が前章から何度も出たり、進路とか、恋とか、色んな前フリがたくさんあった。

 だけど、今回の改稿でそういう物をたくさん消した。作中で井上さんが言っていたように効くパンチを当てるには相手に準備をさせてはいけないからだ。

 ずっと昔、高崎望を読んだ人に、まだ小説を書き慣れていないと言われた時は意味が分からなかったけれど、今はなんとなく分かったような気がする。下手は下手なりに色々工夫して頑張っていたのだけれど、それには下手に見られたくないという焦りと不安があって、それがごまかしに繋がることはあるように思える。そのごまかしがまだ書き慣れていないという評価に繋がったのかもしれない。

 高崎望に限らず、改稿をすると下手さが浮かび上がってくるような気がしている。火星から蒲生田岬までのレビューはわりと好印象だけど、これからは厳しいレビューを貰うかもしれない。でも同時に作品の純度も上がって、結果的にはプラスになるのではないかという気もしている。自分自身で読んでも改稿後の方がよく効くからたぶん間違っていない。

(おわり)




BE 推敲、改稿、やってみよう NO.3 執筆はエンドレスワルツ?

 ドアノッカーの改稿が終わると、ブラッドエグゼキューションがちょろっと読まれていたのでそっちを先に改稿することした。2万字強なので数日で終わってくれた。その次は蒲生田岬へ。

 やっぱり今年書いた物だとドアノッカーと比べて全然違うと感じた。改稿の手応えもかなりある。次に書いた蒲生田岬でも上手くなったなとすぐに分かった。という事は過去作の改稿なんかしてないで、新しい小説を書いた方が割が良いんだけど、世に出してしまったからには少しでもマシにしてやらなければという責任感で改稿している。

 まぁ、でも誰に急かされるわけでもなし、世間的には存在していないのと同じで、過去作の改稿といっても実質は新作を書いているような物だ。そう考えると面白い。

 でもさ、何かしら小説で掴んだ物があるたびに改稿していたら、改稿だけで何年もかかっちゃうわけで、どうしようかなと思っている。今のところは半年で済みそうだけど、今の三倍四倍と出していけば、改稿の手間も三倍四倍になる。本当の意味でリリースしていないのかな。それとも電書だからそうなってしまうのだろうか。

 全作改稿は去年からやっていて、でも真論君家の猫の改稿が終わった後に、どうしても聖者の行進を書かなければならないという気持ちになったので中断している。結果的にはこれで正解だった。あのまま全作改稿していれば聖者の行進を書いた後に、また改稿したくなっただろう。

 ああ、そうだ。聖者の行進の後は何も書ける気がしなくて、真論君家の猫を書いた時と同じなので、そこからどうやってターンワールドを思いついたのか知りたくて日記帳を読んでいた。どうやら真論君家の猫を出した二週間後、散歩中に突然ひらめきが降ってきたらしい。何の参考にもならない。

 と、思っていたのだが、聖者の行進を出してちょうど二週間後、散歩中にひらめきが降ってきたので、ちょっと恐くなった。

 どの小説も自分で書いたと思っているけど、実は目に見えない、耳に聞こえない不思議なリズムに操られているような気がする。自由意志なんて本当にあるんだろうか? 実は誰かに書かされているのいるのかもしれない。たとえば神とか。あるいは悪魔とか。

 メフィストフェレスと契約した覚えはないんだけどなぁ。

(おわり 2017/12/09 牛野小雪 記)

追記:ブラッドエグゼキューションでLINEが出てくるのだが、もうダサい感じがする。こういうのは流行を追いかけずにメールぐらいにしておく方がいいのかもしれない。
god devil cat

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本屋での収穫 ー絵と小説には多くの共通点があるー

 蒲生田岬の改稿が終わったので、次は火星の改稿に取り掛かろうとしていたが、どうも気力が出てこないので、しばらく原稿と向き合うのはお休みにした。考えてみれば半年以上書くか改稿していたわけで、そりゃあどうりで疲れるはずだ。

 例のごとく高松の宮脇書店本店まで車を走らせた。執筆が終わると、毎回ここへ行くことにしている。
 売り場面積日本一という記憶がずっとあったが、最近はどうもその印象が薄い。それで調べてみるといつのまにか日本一ではなくなっていたので驚いた。サイトによって結果は違うが、現在は池袋にあるジュンク堂が一番大きいという意見が多い。宮脇書店が一位ではないのはどこも共通している。本屋の売り場面積は1972年からずっと増加し続けていたので、いつまでも日本一の座にはいられなかったようだ。諸行無常。それでもまだ四国の中では一番大きいとは思うけどね。
書店数とその坪数推移をグラフ化してみる(2015年)(最新)

 ちなみに売り場面積ではなく、蔵書数ではMARUZEN&ジュンク堂書店(梅田店)が一番だそうだ。MARUZEN&ジュンク堂書店(梅田店)/Google画像検索←こういうのを見ると、うわぁ、行ってみたいなぁと思ってしまう。徳島にもできないかな。ジュンク堂自体がないけど・・・・(四国にもないあった)。

過去に日本一だった宮脇書店に行くと、たいていは一階から回るのだが、今回は二階にあるアートの棚へまっすぐ向かった。すると、今の私にどんぴしゃりな本が表紙を前に向けて、デ〜ンと廊下側に立てられているではないか! そりゃもう速攻で手に取った。

2016-05-14-151931


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