愚者空間

KDP作家牛野小雪のサイトです。小説の紹介や雑記を置いています。

タグ:ボクシング

もう会えぬ君は友とリングへゆく月狂四郎2024-08-29リングに立つことはある意味ではババ抜きである。リングに立ち続けるためには強いやつに勝ち続けなければならない。勝ったら次の強いやつ、それに勝ったらまた次の強いやつ。ある程度まで登ると相手はみんな努力する天才ば ...

強すぎて試合が組まれることさえなかったボクサーのシロー エルフの女騎士リーリャは ドワーフのタヌカナと別れ とうとう二人きりになる そして なにかが起きようとした時 「待て」 と声がかかる 振り返ると そこには妹のルカが立っている 「お兄ちゃん いつまで異世界に ...

強すぎて試合が組まれることさえなかったボクサーのシローは異世界に転生して エルフの女騎士リーリャ 鉄拳ドワーフのタヌカナは冒険の旅を続けている 三人は霊峰ヒューベリオスという山に辿り着く ここは巨人族が住む場所らしい「はるか昔 私が生まれる前に エルフたちと共 ...

シロー、エルフの女騎士リーリャ、鉄拳ドワーフの女タヌカナは冒険の旅を続けている 関所の門が見えてきた その時 門の上に黒衣の女が現れる 「我こそは暗黒魔導士ソフォン 炎を操る最強最悪の魔導士なり」 彼女は不敵な笑みを浮かべ 杖を掲げると詠唱を始める 「炎よ 我が ...

シロー、エルフの女騎士リーリャ、ドワーフの女タヌカナは冒険の旅を続けている ある日 三人は魔王軍団の残党に襲われる しかしシローの拳とリーリャの剣により あっという間に敵を撃退する「魔王軍もまとめるやつがいなくなったらどんどん弱くなっているな」 シローが感心 ...

ワイは典型的なチー牛や。ある日、大学の文学の授業でヘミングウェイの「ファイター」っちゅう短編を読まされたんや。正直、最初はめんどくさかったで。でも、読み進めていくうちに、なんか胸がざわついてきたんや。主人公のボクサーの生き様に、ワイは衝撃を受けたんや。リ ...

シロー、リーリャ、タヌカナの三人は、シックモーターと呼ばれる荒野にたどり着く。かつてここには、見上げるような霊樹ユグドラシルが立ち並んでいたが、今では魔王軍団のシックモーターによって枯らされ、見渡す限りの大地が広がっている。突如、シックモーター軍団が三人 ...

シローの想いを賭けたサークリングが翌日に決行される リーリャとタヌカナは心の準備を整える 「私はシローさんのために全力で戦うわ」 タヌカナは燃える闘志を瞳に宿す 「負けないわよ タヌキ」 リーリャも負けじと意気込むいよいよサークリングの時が来た 魔法陣に囲まれ ...

シローとリーリャは精霊の森を探索していた かつてこの地にはエルフの里があったという 森の奥深くに足を踏み入れたその時 ドワーフの群れが襲ってきた「シロー 気をつけて! ドワーフたちは魔王の手下よ」 リーリャが剣を抜く 「ははっ 全員一発だ」 シローはグローブを握 ...

ボクシングが強すぎて対戦相手がいなくなった男がいた 試合をしたくてもチャレンジャーが現れない 日々の鍛錬を欠かさないが 実戦の機会がない状況に男は苛立ちを隠せなかったある日 いつものようにジムで汗を流していると 突然目の前が真っ白になった 次の瞬間 男は見知らぬ ...

 物語に予言は付き物だ。シェイクスピアの『マクベス』みたいなものもあれば日本昔話の『卒塔婆の血』みたいにナンセンス予言もある。『PCM』もまたナンセンス予言タイプかもしれない。主人公の五郎は亀田三兄弟を思わせるボクシング家庭に生まれて、スパルタ戦士さながらの力こそ全ての世界で育つのだが、ある日父親は息子達にこう言い放つ。 ...

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