愚者空間

KDP作家牛野小雪のサイトです。小説の紹介や雑記を置いています。

プロット

何を書いて何を書かないか、プロットの空白

 ゴッホの手紙―絵と魂の日記 という本を読んでいる。1880年~81年の間、ゴッホは素描ばかりやっていて、弟のテオに何を書いて何を書かないのかが重要だ。みたいなことを書き送っている。ジャポニズムの影響がある頃だし、書かない場所はいかに空白を活かすか、みたいなことを考えているんだろうな、と思いつつ読み進めていくと、ゴッホは私の予想に反して、書かない場所には色彩を塗る、という考えを持っていたので、ちょっと目が開かれる思いがした(西洋人って本当に空白が嫌いなんだな)。

 途中で書き直すことはあっても、小説を書くときはスタンプラリーみたいにプロットの上を通り過ぎるようにしていたが、プロットの空白だけを書いていく方法もありそうだ。そもそも去年から今年はノートを書いて、それを以外を書くというやり方で手応えがあったし、プロットに書いてあること以外で書くというのが、どうして今まで思いつかなかったのだろうと不思議になるほどだ。

 何か新しい小説が書けるような期待がむくむくと膨らんできた。

(おわり)
dady gohho

追記:ジャポニズムの初期、日本は架空の国だと思われていたこともあるそうだ。オスカー・ワイルドもその一人。もっともそれは皮肉かもしれない。実際の日本は浮世絵通りじゃなかったはずだから。

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ガラガラポン、ガラガラポン

 先週から予感はあって、とうとう今週は今まで積み上げてきたプロットをガラガラポン、つまりリセットした。今までも構想をノートに書く段階でガラガラポンするのは毎度のことだったけど、二度目のガラガラポンは初めてかもしれない。この一ヶ月に書いてきたことが没となったわけだけど不思議と気持ちは清々している。ガラガラポンすることによって骨格は変わっても、その奥にあるスピリット、精神みたいな物は同じだし、むしろ成長したような気がするし、成長したからこそのガラガラポンだったのだろう。

 一度引いたストーリーラインにバッテンを引いて、別のアイデアをノートに書き留めていく。まだまだストーリーと呼べる物にはならないけれど、今度はわりと早くラインを引けるのではと思っている。でももう一度ガラガラポンがあったりして。ドラゴンボールのフリーザ様も3回変身をしたし、牛野小雪だってまだ変身を1回残しているかもしれない。でも53万字書くのだとしたら嫌だなぁ。たぶん中編で収まるだろうけど。収まるといいな。収まるさ、たぶん。

(おわり 2018年10月13日 牛野小雪 記)
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