PCゲームのエイジオブエンパイアにはデフォルトでAIが搭載されているが、エディタ機能を使って自作のAIを作る事もできる。けっこう前から徐々に作っているのだが最近は勝てないことがある。ネット上にはもっと強いのがいるが、最近は強さよりも戦いがいのあるという方向で動かそうと考えている。自分で作ったAIに負けるのも癪だしね。

 それでAIに変更を加えるたびに実際の動作を試すのだが、大抵どこか間抜けなところがあって微笑ましい。延々と壁を殴り続けたり、資源のある限り戦士小屋を建てたり、たまたま通り過ぎた斥候を全軍で追って敵の攻撃をもろに食らったり。

 動作を見るためなのだから、普通は放っておくのだがたまにはこちらから手助けしてやる(プレイヤー1は必ず人間か、コンピューター+人間でなければならない)。すると、けっこうきちっと動いてくれる。人間+AIというのはけっこう相性が良いようだ。ネット上にcosmosという強いAIがいるのだが、そういう相手にもけっこういい勝負をする。

 cosmosが相手だとAIだけでも人間だけでもあまり相手にはならないのだが、二人だといい感じに弱点を補えるようだ。戦うのも超楽。1分放置しても大きく負けこむようなことは少ないので酔っていても問題ない。

 将来はAIが人間を駆逐するというが案外人間+AIの組み合わせでやっていくんじゃないかな。産業革命が起こっても、コンピューターが導入されても相変わらず人はいるし、総体で見ればむしろ増えている。でもたぶん作業量の総量は今より飛躍的に増えて忙しくなると思うなぁ。気を使う仕事ばかりになると思う。それはそれで嫌だなぁ。かといって仕事を無くしてくれるAIも出来ないだろうし、やっぱりAIの未来は暗いなあ。

 

(2015年9月1日 牛野小雪 記)

 

補足:産業革命時に起きたラッダイド運動。機械を壊しまわった靴下職人達の生活水準は生涯取り戻せなかったらしい。人類の繁栄の裏にはこういう暗い話もある。最近は文章を書くAIもいるとか。今はまだまとも文章を吐き出せないそうだが、将来は小説家が絶滅危惧種になっているかもしれない。それともAIの書いた文章をより研ぎ澄ませるために必要とされるのだろうか?

 

補足:なぜこんなことを書いたのか疑問に思ったら淡波亮作の『さよなら、ロボット』を読むべし。なかなか面白い小説。たぶん命と機械をテーマにはしていないと思うけど。