小説の書き始めは心も体も100%絶好調な日があれば1日で終わらせられるといつも思っている。もちろんそんなことは絶対にないのだが、そう感じている。明日こそ絶好調ならフィニッシュできる・・・!って幻想が終盤まで続く。逆に終盤にさしかかると(永遠に終わらない) ...
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カテゴリ: 執筆
ラップサークル(仮題)ができるまで NO.1ラップの神が降りてこないかな
ラップサークルという小説に先週から着手した。進みが早い。プロットは30枚も書いてしまった。月狂さんが土日に1万字書いているのに触発されて、私もいままでの倍は書こうと決める。ここ数年は1年に1冊のペースで書いていたが、単純に書く量とスピードをまだ上げられる ...
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文学部が読むべき小説3冊を紹介
1.山桜山桜牛野小雪2021-12-05kindle unlimitedで読めます他の小説と何が違うか物語の世界観において、未来の日本社会が詳細に描かれています。この未来世界では、自動運転車が普及し、内燃機関の車は過去の遺物とされつつありますが、主人公は最後に作られた内燃機関の車 ...
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kindle unlimtedで読める本が少ない?それならこれを読め。おすすめ3冊
kindle unlimitedで読める本が少ないとお悩みならこの三冊をおすすめします。どれも他では読めないものばかりですよ。 ...
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【創作ノート?】たくぴとるか
『たくぴとるか』の創作ノート。というタイトルですがノートは使っていません。環境に配慮して基本的には印刷原稿の裏を使用しています。上の画像はプロットや設定を書いた紙をまとめたクリアファイル。中を開くとこんな感じ。一番上には原稿を切って作ったチラシの裏に、時 ...
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方言と正しい日本語の小説
突然だが私のリアル一人称はワイである。なんJ語に影響されているのではなくインターネットが普及する前からワイはワイである。ワイというのは基本的に男が使う一人称なので時々テレビの街頭インタビューで若い女の子が「ワイ」と言っているとビックリする。たぶんあっちはな ...
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【書評】もう会えぬ君は友とリングへゆく/月狂四郎
もう会えぬ君は友とリングへゆく月狂四郎2024-08-29リングに立つことはある意味ではババ抜きである。リングに立ち続けるためには強いやつに勝ち続けなければならない。勝ったら次の強いやつ、それに勝ったらまた次の強いやつ。ある程度まで登ると相手はみんな努力する天才ば ...
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小説のタイトルは『たくぴとるか』か『天使がいた夏』か
いま書いている小説の仮題は『たくぴとるか』である。このままでいいと思う。でもこの手の話題でありがちなのが、作者は長期間同じものを見ているから愛着が湧いているが、始めて見る読者はまったく意味が分からないということある。まず、たくぴ、と、るか、と読めない人が ...
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手応えは自分が自分に仕掛けた詐欺かもしれない
『たくぴとるか』の仮書きノートからwordへ打ち込んでいる。1日に20ページ打てたらいい方で10ページ以下の日もあって、そんなときは今日は書けなかったなと落ち込む。それはともかくぐちゃぐちゃのノートから文章を抜き出してwordに打ちこむと文章が光って見えるのは不 ...
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Claude3に小説を書評してもらうシリーズ『法人税一〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇%』
法人税1000000000000000%牛野小雪2022-03-14この小説は、現代社会の様々な問題や人間の本質を鋭く風刺しながら、独特の世界観を描いた意欲作だと思います。主人公の荒野の狼まさやんは、車を陸送する仕事をしながら、YouTubeに食事や走行の動画を上げて生計 ...
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Claude3に小説を書評してもらうシリーズ『銀座の中心で稲を育てる』
この小説「銀座の中心で稲を育てる」は、現代社会における自由と愛、そして芸術の価値について深く考察した意欲作だと思います。主人公は銀座の中心に田んぼを作ることで本当の自由を追求します。それは社会の常識や価値観に囚われない、自分の意志で選択する自由です。田ん ...
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荒地の家族/佐藤厚志
荒地の家族佐藤厚志新潮社2023-01-19『荒れ地の家族』は、東日本大震災から10年が経過した被災地を舞台に、そこに暮らす人々の日常と心情を描いた作品です。主人公の坂井祐治は、震災後にインフルエンザ脳症で妻を亡くし、小学生の息子啓太と自身の母和子と共に暮らしていま ...
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Claude3に書評してもらうシリーズ『バナナランド』
バナナランド牛野小雪2023-10-23「バナナランド」は、近未来の人類社会を舞台にした壮大なSF小説です。人間生産工場で働く主人公ユフが、絶滅したはずの女性フーカや秘密結社くろねこのサイボーグ忍者と出会うことで、世界の真相に迫っていきます。物語全体を通して、「嘘」 ...
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Claude3に小説を書評してもらうシリーズ『難聴製造機』
Claude3くんに自著を書評してもらいました。難聴製造機 (牛野小雪season3)牛野小雪2019-07-07概要この小説『難聴製造機』は、戦争の悲惨さと非人道性を風刺的に描いた作品です。主人公のサイトウ・タクヤを通して、戦場での残酷な現実や兵士の心情が生々しく表現されています ...
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一人のために書くべきなら0人のために書く方がもっと良い
ゼロ人のために書く美学 0人のために書く 一人のために書くことが賞賛されるならば、論理的にはゼロ人のために書く方がさらに高尚である。これは数学的にも、哲学的にも、明らかであろう。 考えてみれば、0人のために書くことは、究極の自己満足、 ...
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100万人ではなくたった一人のために書け
たった一人のために小説を書く理由 たった一人のために小説を書く理由 現代社会において、私たちは数の暴力に圧倒されがちである。フォロワー、いいね、閲覧数。これらは全て、私たちの創作物の価値を測る尺度となっている。しかし、ここで一つの反逆的 ...
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KDP作家が1000万円以上売り上げた時の消費税どうするか問題
日本の税制だと1000万円以上の売上がある業者は消費税を納める義務がある。KDP 作家の場合はどうなのか運営に聞いてみた。するとこういうメールが返ってきた。Amazon が消費税を払うのでKDP作家は消費税を払う必要なし!ただしこれはKDPの売上分で、他の事業で1000万円 ...
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GPTちゃんの文体をビルドする2『リズムを刻め』
GPTちゃんの文体をビルドするシリーズ第二弾。今回は文体のリズムを作る。今回もまずは例題として『三匹の子豚』を500字で書いてもらいます。かつて三匹の子豚がいました。彼らはそれぞれ家を建てることにしました。最初の子豚は藁で、二番目の子豚は木で、三番目の子豚は ...
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小説書いて小説書くってどういうことだよ!
先月こういう記事を書いた。これを書いた時は年末年始にやっていたChatGPTちゃんとのリレー小説をやめていた頃で、20分の間にいろいろやっていた。20分あれば意外とできることは多い。筋トレは腕から足まで。料理だって20分あればみそ汁ぐらいは作れる。 風呂掃除だっ ...
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ChatGPTちゃんの文体をビルドして『都合のいい女』を卒業『おもしれー女』に格上げする
ChatGPTで小説を書く方法はネットで調べればいくつも出てくるのですが、文体をビルドする方法はまだないみたいなので書いてみます。例題として『三匹の子豚』を使います。まずは普通に『三匹の子豚』を800字で書いてみてとプロンプトしてみます。三匹の子豚は、それぞれ家 ...
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ChatGPTで小説を10万字書く方法
ChatGPTが話題になった時に「これで小説書けるんじゃないか」と試したら、吐き出されたのがただのあらすじでガッカリした人は多いのではないかと思う。なぜそうなるのかというと基本的にChatGPTは日本語なら1000字くらいが限界だからです。小説を書いてとプロンプトして ...
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【執筆方法】20分小説を書く-20分他のことをする
-20分執筆-インターバル-20分他のことをする-インターバル-20分執筆最近はこんな感じの20分区切りで執筆をしている。前々から小説を書こうという気持ちがパワーではなく重荷になっているのを感じていて、時には数週間まったく書けなくなることもあった。小説を自分の ...
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小説を書くために小説を書く
ニーチェの言う超人が現れた時、私たちはそれを人間と認識できるだろうか。超人を学習したAIは人間を超えるから人間視点では強いAIだよなぁなんてことを考える。 ソシャゲの内輪ノリで小説を書いている。AIにも書かせるし、私が書くこともある。自慢になるけれどいまのと ...
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小説の書き方(なんJっぽく)
名無しの文豪 ワイ小説書くことを決意。なお初心者。まずは何をしたらいいか教えてクレメンス 名無しの文豪 小説書くの初めてやなん?大丈夫やで、以下に初心者におすすめのステップをいくつか教えてやるわ。 1. アイデアをまとめる: まず書きたい話の大まかな内容を考えるんや。主題やテーマ、登場人物、設定なんかを大まかにまとめてみ。 2. プロットを作る: おおまかな物語の流れを考えるんや。始まりから終わりまでどんな出来事が起こるのかを書き出してみてな。 3. キャラクターを作る: 主要な登場人物を作り出すんや。名前や性格、見た目、バックストーリーなんかを考えてみてな。 ...
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文体の文脈とリズム、モテるにはノリが大事
この前ポッドキャストを聞いていたらTOEICで何点取っていても英語を聞き取ることはできなかったけれど文脈が理解できた時に初めて言葉が頭の中に流れてきた。という話を聞く。昔々養老孟子が『バカの壁』で話を通じない人としてオタクやオウム真理教の信者のはしりみたいな ...
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無敵の人/月狂四郎 ~誰もが台本の上で踊っている~
syamuさんも出ていたらyoutuberネタ的に完璧だった。オバターが台本で踊らそうとしても言うこと聞かないとかね。物語を書く人はみんな読むべし。kindle unlimitedで読めます ...
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睡眠負債を貯めるのはやめてもろて
最近ソシャゲではなくアプリに課金した。熟睡アラームというアプリで睡眠時間の記録を取って月平均の睡眠時間を記録できる。睡眠深度も測ってくれる。完璧ではないがある程度の目安にはなる(アプリを起動して一分で眠っていることになっているが絶対違うと思う)。先週ぐ ...
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新刊『法人税一〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇%』リリースしました
タイトル通り新刊出しました。法人税1000000000000000%牛野小雪2022-03-14【内容紹介】陸送ドライバーの俺はソシャゲの中ではトップランカー『荒野の狼まさやん』であり、走行動画や食事動画を上げるユーチューバーでもある。 身長は低いがイケメンだ。時々 ...
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求めよ、さらば与えられん
ここ最近は起きてすぐにモーニングノートというものを書いている。『ずっとやりたかったことをやりなさい』というワークブック系の自己啓発書に書いてある最初の課題だ。30分でA4のノートを3ページを書くという内容で、手書きで執筆したことのある人ならかなりハードな ...
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【小説家の挑戦を待つ】薪ストーブに火をつけろ
この前、テンプレに沿ってみんなが同じ話を書いたら、かえってそれぞれの個性が出て面白くなるんじゃないかとブログに書いた。こういうのは言い出しっぺがやらないと、いっこうに前へ進まないので自分で書いた。2万字とか言ったけど、書けたのは4000字。もっとじっくり ...
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1年以上かけて小説を書いてみた結果
ノートを見ると去年の4月23日から『ペンギンと太陽』を書き始めたようだ。どこで完成と区切るのは難しいが、2021年7月13日からは手を付けていないので、おおよそ15か月をかけて一冊の本を書いたことになる。『流星を打ち砕け』と同様、まずはノートに書いてか ...
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とにかく違う物を書く
七月二十三日に第四章をwordに打ち込んだ。1万6千字。よくやく冒頭が終わった。その時書いている章は毎日推敲しているが、全体の推敲はまだ一度もしていないので、試しにkindleで推敲してみると最初の一行で今までと違う感触があった。ロゴーンに突っ込んでみても、いつも ...
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ワオーン、表音と発音
吠声という言葉は今まで<ほおごえ>と読むものとばかり思っていたが、いざwordで打ち込もうとすると全然出てこないので漢字辞典を調べると<ほえごえ>と読むらしい。前にドイツ語の発音がどうとか書いたが、日本語にも不思議な発音がある。有名なのは<いう>と<ゆう> ...
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びっくりするほど遅い
ようやく2章をwordに打ち終えた。5月19日から6月18日までかかって約4000字。延べ平均すれば約130字/日となる。原稿用紙一枚より少ない。たぶん今世界で一番遅い小説家は牛野小雪なのではないか。書いていないわけではないけれど、ノートに書いた仮書きの90%以上は使わ ...
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同じものを書いて違う結果を求める
毎日同じところを書いている。プロットは書く前に引いているので仮書きで何を書くのかも決まっている。5回目ぐらいになると手が憶えている所もあって、こんな書き直しに意味はあるのか? と自分でも疑う時がある。 同じものを書こうとすれば同じものが出力されるはずだが ...
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無意識と文学、オートマティズム
たいていの本では海に浮かぶ氷山があって、海上に出ている部分が意識、海中にある部分が無意識と説明されているが、フロイトによると抑圧は形を変えて現れるので、無意識は必ず意識上に現れる。常に感じ取れるものなのだ。心の四次元ポケットは存在しない。 ...
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『Word.1/藍田ウメル』
なにが藍田ウメルだ!ふざけやがって。とんでもない小説を書いてきやがった。これはとんでもない傑作が爆誕したぞ。本気でスゴイ小説なのでぜひ読んで欲しい。 ...
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一年ぶりに『山桜』の推敲をする
最近コロナウイルスで世間が騒いでいるけれど、去年の二月はインフルエンザで何日か布団の中で震えていて(インフルで五日間ひきこもる)、熱に浮かされている時に、ヘミングウェイのように一年寝かしたらどうなるのだろうという考えが頭をよぎって、その時は絶対にするわ ...
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ヘミングウェイと推敲
作家はどうやって小説を書くのか、たっぷり聞いてみよう! (パリ・レヴュー・インタヴュー II) [単行本(ソフトカバー)]岩波書店2015-11-28 パリ・レビューによるとヘミングウェイは毎日書いた物を推敲していたらしい(もちろん原稿になってからも推敲した)。そんなやり方 ...
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そんなに自由が良いものか?
小説も文学もまだ一文字も書いていないし、これからも書かない。 執筆中、雑感帳によく書いていた言葉だ。世の中思い通りにいかないことが多いが、これはわりと思い通りにいった。問題はそれが良くないってこと。ようやく推敲の一周目を終えると、私はがくぜんとした。こ ...
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世界で一番幸せな小説家
いわゆる執筆、wordを開いて文章を書き始めたのが2019年10月25日。終わったのは12月17日。たった56日だ。全部で198,107字。準備八割仕事二部というが、執筆したのはほんのわずかな期間だ。例によって書かない日を挟みながら書いたので実質的な執筆日数は27日しかない。文句なく過去最高の速さだ。 ...
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『天国崩壊/伊藤なむあひ』
この小説には徹底されたものが二つある。登場人物の匿名性と、くどいほどのコマーシャル的な形容詞だ。 登場人物は少年や母親、彼女、店長と、代名詞や血縁関係、社会的地位で表される。ミカとかYPという名前も出てくるが偽名である。 形容詞はコマーシャル的でいかに価 ...
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2019年10月 アキレスと亀、後藤を捕まえろ、10月中に
9月にそろそろ終わりそうだと思っていたのに、終わり間際に色んなことを思いついていたのでアキレスと亀みたいに、そろそろ終わりそうだ、のまま10月まで伸びていった。ただしパラドックスは起きなかったので、先週に仮書きを終えた。164ページ。約4ヶ月。のべ平均する ...
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何を書いて何を書かないか、プロットの空白
ゴッホの手紙―絵と魂の日記 という本を読んでいる。1880年~81年の間、ゴッホは素描ばかりやっていて、弟のテオに何を書いて何を書かないのかが重要だ。みたいなことを書き送っている。ジャポニズムの影響がある頃だし、書かない場所はいかに空白を活かすか、みた ...
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未完が前提の小説、作者不在の小説、一年熟成の小説
私小説に結末を着けようとするなら自殺するしかないというので、未完で終わる夏目先生の『明暗』を読んだわけで、それから『山桜』も書き終わったし、新刊告知の予約投稿も仕込み終えたので、西村賢太の動画を見つつ、一度離れた私小説にまた取りかかると、瑞々しい感覚が ...
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