愚者空間

KDP作家牛野小雪のサイトです。小説の紹介や雑記を置いています。

カテゴリ: 雑感

  百田尚樹の本を読んで、彼のことを一時期イケメンだと思い込んでいたがある。 高層マンションの間接照明に照らされた薄暗い部屋で、タートルネックのセーターなんか着ちゃったりして、それで線の細い顔に細いフレームのメガネ、長く伸びた髪は手櫛で後ろに撫でておでこ ...

 思春期の頃、あまりに男に塗れていたせいで(性的な意味ではない)もしかすると自分はホモかもしれないと疑うことがあった。でも今では、友情と愛情というのは似て非なる物だと私は思えるようになった。 くみた柑さんの『七月、きみのとなりに』を読んだ。連作短篇のよう ...

A「あなたはどうしてあんなことをしたのですか?」B「だってしょうがないじゃないか。みんなやっていることなんだから」 さてBさんは一体何をしたのでしょうか。何をしたとも書いていないのに何故か善いことをしたようには思えない。不思議なことにこういう言葉が出てくるの ...

つい先日、『長い寄り道』という短編集をAmazonに出した。その時に色々と表紙を観察して気付いたことがあったので、ここに備忘録として書いておく。1.私はすぐに帯を捨ててしまうので無事な物を探すのに苦労したのだが、この両者を比べると、本の下3分の1はイラストやデザイ ...

このたび『真論君家の猫』を分冊して売ることにしました。元の表紙に上下を打ち込むだけだと芸がないので、執筆を中断して表紙を作ってみた。その作成の流れを書いていきます。参考になればありがたい。表紙の縦横比は黄金比ではなく白銀比 1:1.414。KDPのヘルプ ...

 先週(今週も)twitter上にKDPにはレビューが少ないという話がいくつか出ていた。これは本当にそう思う。二年前はもうちょっとレビューがついていて、名の知れたレビュワーが何人かいた(今も書いてる?)。  この件については簡単な話で、ただ単純にレビューに需要がな ...

  警告:今日はカウフィールドさんの出番無し! 今までとは違った書評記事を書くと私は言った。それも今までとは毛色の違う物をと。たぶんこんなことを話すのは月狂さんにだろう。結果はどうなるか分からないが、とりあえず五本書いてみると言った。今思えば三つぐらいに ...

伯父と叔父どちらも”おじ”と発音するが意味が違うと最近知った。伯には人々の頭という意味がある。そこから両親の兄のことを伯父という。叔には小さいという意味があり、そこから両親の弟という意味なのだそうだ。 (おしまい) ...

 今はどうか知らないが、昔読んだ本で日本とアメリカの出版業界の違いについて言及していた本があった。その本によると、日米共に長篇の方が読者に与えるインパクトが強いというのは共通しているが、アメリカの新人作家はまず短篇をいくつも書いて金を稼いだり力をつけてか ...

   僕は新作を書きあげる度に県外のある本屋に行く。その本屋は日本最大の売り場面積を謳っているだけに、売れ筋の本はもちろん、誰が買うのか分からないような本まで置いてある。 それで僕はそこで意外な発見をした。海外文学といえば新潮文庫とハヤカワ文庫、このふた ...

 おぼろげな記憶では王子がドラゴンを倒して、姫にキスをすると彼女が目覚めるという話だった。 当初、『眠り姫』と思っていたのでなかなか見つけることができなかった。司書の人にあれこれ説明してから『眠れる森の美女』という題だと教えてもらう。 私はまずガリバーに ...

ー表紙って難しい。/Category of Happiness 幸せのカテゴリー  ↑の記事で鈴木成一という装丁家がいることを知りました。というよりも装丁家という言葉自体を初めて知った。 考えてみれば、本というのは文字だけでできているのではなく、文字を印刷する紙から、表紙から、 ...

 『違和感を感じる』は重言なので誤用という言説が一時期流行った。でも私はあえてこれが間違っていないと主張したい。そもそも『違和感を感じる』が誤用という言説がニュースになるには、前提として『違和感を感じる』という表現をほとんどの人が使っていなければならない ...

とある事情で今書いている話の主人公がイカを投げているのですが"イカを放り投げた"またイカを投げた"イカを投げた"と書いているうちに、あれっイカを投げるって何かの慣用句じゃないんだろうかと気になって広辞苑を引きました。しかし、"投げる"でも"イカ"でもそんな慣用句 ...

初夢とは大晦日から元日にかけての期間に見た夢という説もあるが、今年になって見た夢はこんな夢だった。富士山も鷹もなすびも出てこない。 午前の抗議が終わり、構内を歩いていると古い友人に会った。 "あれっ、こいつと同じ大学だったかな"と不思議に思いながら(それをい ...

異性を書くテクニック異性を書くのは難しい。難しいというよりは恥ずかしい。実を言うとKDPで最初に出した『火星へ行こう君の夢がそこにある』では、映子さんというオペレーターの女性が出てくる予定だったのだが、どうしても書けなくて没になった。もし、一郎とのメールの ...

パイロット版を試し書き現在新作を鋭意構想中なのですが、なかなか物になりません。どうしても作中のある場所で書ききれないと予想される場所が出てきました。これは現地取材する必要があるなと思いつつも手間と時間を考えると躊躇しています。それとお金。いっそ別の物にし ...

音楽業界の衰退ぶっちゃけDLだとほとんど利益がないんだ/スガシカオ 出版業界よりも先に電子化の波に襲われた音楽業界はかなり厳しいようだ。スガシカオさんですらこのレベル。 ほとんどのアーティストはCDやDLではほとんど利益が出ないのでライブで稼いでいるらしい。昔 ...

俺「先生、執筆中にやる気が無くなったらどうすればいいですか」漱石「さっさと寝ろ」 ある人が、夏目漱石に「執筆のとき、やる気が無くなってふて寝してしまうことがあります。どうやってこの妨げをなくしたらいいですか」ときいたところ、漱石は「やる気があるときに書き ...

グッドライフ高崎望~自分史上最速の感想を貰う~ 朝起きると深夜に直接メールが来ていることに気付いた。それも数件。出した人は同一人物のようである。最新の物から読んでいった。要約すると『どうしてくれるんですか』という苦情だった。時間を見ると夜の4時を越えてい ...

次作のあらすじとプロットが完成した2014/14 やっとあらすじとプロットが完成した。蒲生田岬の反省点を踏まえて今回はいつもと違う練り方をしたので書ききれるかどうかちょっと自信がない。まあ毎回自信なんてないのだが今回は輪をかけて自信がない。原稿用紙十枚ぐらいなら ...

倒置法で考える欧米人の気の強さ2013/12/3 自分の文章を診断してもらった、文章を小説形態素解析というサイトでだ。 倒置法、連用中止法が極端に少ない。形容詞もだ。その代わり動きを表す文章が多いらしい。 そこで私は初めて知った、連用中止法という言葉を。そして言 ...

作家が感想文を書くのは禁止!?そんなアホな話あるの?→自分の領分でするならアリ2013/11/12  前にきんどうの記事で作家同士のレビュー交換は禁止だというのを読んだ気がする。 どの記事かは忘れてしまった。 その時は全然気にしなかったのだけれど、昨日読んだ本の感 ...

ブログ開始2013/10/23 ツイッターだけではなくブログも始めました。 ここにはふと考えた雑感を書こうと思っています。 ...

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