NotebookLMとはGoogleのAIである。外部ソースを入れることができるので自著の『たくぴとるか』を入れて小説を書かせてみた。はたしてAIは牛野小雪をコピーできるのか?
「そんな小説知らん」って人は読んでみてね。

内容はたくぴとるかがローソンへピザの材料を買いに行くというもの。



「あー、マジでめんどくさい」


るかは、ローソンの自動ドアが開く音に、またしてもため息をついた。たくぴは、いつものように店内をゆっくりと一周し始めた。るかは、彼が店内の隅々までチェックしている間、レジ横の新発売のピザまんに一瞬目を奪われたが、すぐにピザの材料コーナーへ向かった。

「ねえ、たくぴ、今日はピザでいいよね?」

たくぴは、雑誌コーナーに吸い寄せられていた視線を、るかの声で戻した。「ああ、別にいいけど、チーズはあるのか?」るかは、冷蔵コーナーへ歩きながら、「あるでしょ、たぶん。ピザ生地とか、トマトソースも買わないと」と、答えた。

二人は、ピザの材料を次々とカートに入れた。

るかは、カゴに商品を入れるたびにスマートフォンでポイ活アプリをチェックした。「たくぴ、ローソンで買うと、〇〇ポイントもらえるんだって!今日のポイント、すごいことになるかも」 たくぴは、お菓子コーナーを睨みつけていた。「ふーん、ポイ活か。まあ、俺は関係ないけど」たくぴは、ポイントでしか買い物をしない。 「たまには、ポイント以外で買ってみたら?」 るかが、笑いながら言った。「ありえない。ポイントは、正義だ」たくぴは、真顔で答えた。

るかは、野菜コーナーでピーマンを手に取った。「ピーマンは、緑と赤、どっちがいいかな?」「どっちでもいいだろ。ピザは、ピザだ」と、たくぴは漫画雑誌を立ち読みしながら言った。るかは、たくぴの言葉に少し呆れながら、両方のピーマンをカゴに入れた。

「ねえ、たくぴ、ベーコンは、ブロックとスライスどっちにする?」

たくぴは雑誌コーナーから動かない。「どっちでもいいだろ、ベーコンは、ベーコンだ」るかは、たくぴの反応に驚きながら、スライスのベーコンを手に取った。

るかは、冷蔵コーナーでマッシュルームを探していると、たくぴが調味料コーナーで、オリーブオイルを手に取った。「それ、オリーブオイル?ピザには、オリーブオイル必須だよね!」 たくぴは、オリーブオイルのボトルを眺めながら、「ふーん、まあ、ピザは、焼けば美味い」と言った。るかは、たくぴの言葉に少しイラつきながらも、オリーブオイルをカゴに入れた。

「ねえ、たくぴ、バジルは?」 たくぴは、飲み物コーナーに移動していた。「バジル?別にいらないだろ、あれ。ピザは、ピザだ」 るかは、たくぴの反応に驚きながら、バジルのチューブを手に取った。

たくぴは飲み物を眺めながら、「まあ、別にいいけど。ピザは、ピザでいいんだ」と繰り返した。

るかは、たくぴの「ピザはピザでいいんだ」という言葉に、少しイラッとした。しかし、これがいつものたくぴなのだと、すぐに思い直した。「そういえば、ピザソースはどれにする?カゴメにする?デルモンテにする?それとも、ローソンセレクト?」るかは、ピザソースの棚の前で立ち止まり、たくぴに尋ねた。

たくぴはお菓子コーナーに移動していた。「どれでもいいだろ。ピザソースは、ピザソースだ」 るかは、ため息をつきながら、カゴメのピザソースをカートに入れた。 「ねえ、たくぴ、ピザには、どんなソースが合うと思う?」 たくぴは、お菓子を読みながら、「ピザソースは、ピザソースだ」とだけ答えた。

るかは、ため息をつきながら、カートを押してレジへと向かった。「まったく、ピザはピザでいいって、そんなの当たり前じゃん」るかは、レジの店員にポイントカードを提示し、「ポイント、使えますか?」と尋ねた。たくぴは、ポイントで支払いを済ませ、二人はローソンを後にした。

「はあ、疲れた」るかは、店を出てすぐに、両手を大きく広げて伸びをした。「まあ、ピザ、楽しみだね!」るかは、たくぴの顔をのぞき込んだ。たくぴは、ローソンの袋を片手に「ああ」とだけ答えた。

二人は、ローソンの袋をぶら下げて、家路を歩いた。るかは、スマートフォンでポイ活アプリを確認しながら、「今日は、〇〇ポイントも貯まった。やった!」と、小さくガッツポーズをした。たくぴは、るかの横を無言で歩き続けた。

家に帰ると、るかは早速ピザの準備を始めた。たくぴは、キッチンの隅に座り、スマートフォンを弄っている。るかは、玉ねぎを切り、ピザ生地を広げていた。「ねえ、たくぴ、ピザ、焼くよ!」るかは、たくぴに声をかけた。たくぴは、スマートフォンから顔を上げると、キッチンへと歩き出した。

るかは、オーブンを温め始めた。たくぴは、冷蔵庫からベーコンを取り出し、まな板の上に広げた。 「焼くのは、俺がやる」たくぴは、るかの手からお玉を取り上げ、ピザ生地にトマトソースを塗った。

るかは、キッチンの椅子に座り、たくぴのピザを焼く姿をじっと見つめていた。たくぴは、ピザ生地にトマトソースを塗り、チーズ、ベーコン、ピーマン、玉ねぎ、マッシュルームを乗せ、オーブンに入れた。 「ねえ、たくぴ、ピザ、美味しく焼けそうだね!」るかは、たくぴに話しかけた。「ああ。ピザは、焼けば美味い」たくぴは、オーブンの中のピザを見つめた。

るかは、バジルのチューブを手に取り、焼き上がったピザの上にバジルをかけた。たくぴは、オリーブオイルのボトルを手に取り、ピザの上にオリーブオイルをかけた。「はい、どうぞ」たくぴは、ピザをるかの皿に乗せた。「わあ、美味しそう!」るかは、ピザを一口食べると、「美味しい!さすが、たくぴ!」と、満面の笑みで言った。 「ふん。ピザは、食べれば美味い」たくぴは、るかの言葉に、少しだけ満足そうな表情を浮かべた。

二人は、熱々のピザを頬張りながら、今日の出来事や、明日の予定を話した。るかは、スマホでYouTubeを再生し、自分たちの歌を聴き始めた。たくぴは、スマートフォンを弄りながら、ポイ活アプリを確認している。るかは、ピザを食べ終わり、「ごちそうさま!美味しかった!」と、たくぴに言った。「ああ」たくぴは、るかに背を向け、洗い物を始めた。るかは、キッチンの隅で歌を口ずさんでいた。ピザの香りが、キッチンに広がっていた。


『たくぴとるか』を読んだ人なら分かるが、るかは絶対に料理をしない。なんかびみょーに勘違いしてる感がある。るかはギャルでたくぴは皮肉な陰キャっぽい。いや、それは間違ってないけど解像度がかなり荒い。名前だけ同じの全然違うキャラって感じがする。

 文体は牛野小雪に全然かすってもいない……気がするけど、どうなんでしょう? 私はそう思うけどなぁ。


ついでだからChatGPTにも書かせてみた。


たくぴはローソンの看板を見つけると、小さくため息をつく。どうしてわざわざピザなんて作らなきゃいけないのか。買って済ませればいいのに、と思っていたら、隣でるかが嬉しそうにスマホを片手に掲げた。

「ほら、ちゃんとリスト作ったよ!ピザの材料、これで完璧!」
「いや、リストとかいらないだろ。チーズとソースと適当な具材で終わりだ」
「だーめ!今日は特別な日なんだから。ちゃんとおいしいピザを作らないと」
「特別な日ってなんだよ?」
「私のチャンネル登録者があと一人で一億人になる!」
「……知らん」

ローソンの自動ドアが開くと、冷房の冷たい風が二人を包んだ。たくぴはカゴを持ち、るかはさっそく冷蔵コーナーに向かう。

「まずはチーズ!これ、モッツァレラにしよう。とろーりしておいしそう」
「ピザ用チーズでいいだろ。値段も安いし」
「安いとかそういうのは今日関係ないの!とびきり豪華にするの!」
「……そりゃよかったな」

るかが嬉々としてカゴにチーズを放り込む横で、たくぴは無言でトマトソースの瓶を手に取る。それをカゴに入れると、るかはさらにパイナップルの缶詰を選び始めた。

「おい、それはやめとけ」
「なんで?これハワイアンピザにするためでしょ?」
「議論になるだろうが」
「議論?なにそれ?」
「ピザにパイナップルはありかなしかってやつだ」
「そんなのどうでもいいじゃん。私たちが食べるんだから好きにすればいいの!」

るかは缶詰を手にカゴに入れ、さらにウインナーとピーマンも追加する。たくぴが「多すぎるだろ」と言っても、るかは楽しそうに次々と材料を探していく。

「はい、これで完璧!」
「生地はどうするんだ?」
「え、生地……売ってないの?」
「そりゃこんなとこにないだろ」
「じゃあ作ろっか。たくぴが得意でしょ?」
「お前が触らなければ、な」

るかが笑うのを見て、たくぴは仕方なくレジに向かった。袋詰めされた材料を二つ抱えると、るかは手ぶらでさっさと店を出る。

「おい、どうして俺が全部持つんだ?」
「指揮官は荷物を持たないものなのだ!」
「どんな指揮官だよ……」

帰り道、るかは空を見上げて言った。
「ねえ、たくぴ。私たち、世界一のピザ作れるかな?」
「お前が具材を増やさなければな」
「でもパイナップルは絶対必要だからね!」

たくぴは肩をすくめながら笑った。るかの笑顔を見ると、なぜか疲れるはずの買い物も少しだけ楽しくなる。それは、たぶん、彼女の無邪気さがたくぴの日常をほんの少しだけ鮮やかに変えてくれるからなのかもしれない。


さっきよりたくぴとるかっぽさが出てるけど、原作と比べればまだ距離が遠いように感じる。文体も近付いてるけど、それだってやっぱりまだ遠い。


OpenAI12日間連続の公式発表はGoogleにつぶされた感じだけど、小説に関してはOpenAIの勝ちだ。小説の理解もそうだし、小説の出来もそう。どっちかしか使えないってなったら私は絶対GPTちゃんを取るね。

でも、おそらくChatGPT5が出ても文体は真似できない。内容も完璧には真似できない。私の代わりに執筆させるのは無理。でも、牛野小雪にこだわらない新しい小説なら書ける。

ChatGPTに長文の小説を書かせるプロンプトが発掘されたし、来年は小説界隈でもAI系のバズかニュースが出ると思う。その出来しだいでは小説家という言葉がAIマイスターを意味する言葉に変わるかもしれないね。自分で文章を書くタイプの作家は前衛小説の分野にしか残らないだろう。

はてさて、社会の変化が恐ろしいやら楽しみやら相反する気持ちだ。10年後には今と同じ執筆をしている人は1人もいなくなる。AIは必ず小説の世界にも入ってくる。それがどういう形でって話だ。本当どうなるんだろうね。今からでは想像できないレベルの小説が出てきてほしい。将棋界における藤井聡太、野球の大谷翔平みたいなやつ。

(おわり)

基になった小説