愚者空間

KDP作家牛野小雪のサイトです。小説の紹介や雑記を置いています。

カテゴリ:おすすめの詩 > オートポエム

土の中で眠りについていた小さな種が芽吹く時大地は希望に満ちて輝く蔓を伸ばし 支柱に絡まり空へと伸びゆく若葉たち白やピンクの可憐な花が畑一面を彩る花が終わり さやが膨らむみずみずしい緑の宝石太陽の光を浴びて育つ自然の恵みに感謝して収穫の日 農家の顔は喜びに輝く ...

部屋の隅で転がっていた一粒の枝豆を見つけた日何気なく拾い上げたその時枝豆は床を転がっていったどこへ行くのかと尋ねても枝豆は黙ったまま転がり続ける部屋を出てドアの隙間から外の世界へと旅立っていった今ごろあの枝豆は何をしてるだろう冒険の旅を続けているのかな新 ...

朝露に濡れた畑に立ち種をまく手は希望に満ちている大地に根を張り芽吹く命に我が身を捧げる覚悟がある雑草を抜き病害虫と戦う太陽と共に汗を流す日々自然の脅威に負けじと枝豆の成長を見守り続ける風に揺れる葉の音を聞きながら実りの時を心待ちにする一粒一粒に込めた想い ...

土を耕して種をまこう小さな命の始まりだ水をやり日光を浴びて芽吹く日を心待ちにする葉が伸びて蔓が延びる支柱に絡めて導こう花が咲いて実がなるみずみずしい莢の誕生だ一つ一つ大切に育てよう愛情込めて手をかける青々とした葉の間でぷっくりと膨らむ莢たち収穫の時は感謝 ...

夏の風に揺れる畑青々とした葉の間にぷっくりと実った莢みずみずしさを湛えて一粒一粒の豆たちは太陽の恵みをいっぱいに受けてすくすくと育ちゆく命の輝きを宿して萌黄色の莢を割るとぎっしりと詰まった豆の姿つやつやと光を反射しみずみずしい香りを放つ口に放り込めばほく ...

ああニーチェよ、君の思想は深遠で、言葉は鋭い しかしヤンキーたちの前では、その哲学もただの空気 力への意思を説いた君だけど、彼らの力の前では 君の言葉は風に飛ばされる砂粒に過ぎない ニーチェがヤンキーに勝てない理由は単純だ 超人を目 ...

ルサンチマンよ さあ手を振って別れを告げよう お前との長い付き合いも今日でおしまい 君が残したのは苦いコーヒーと 朝のベッドでの後悔だけ 君は私たちに言った 自分より成功した人を見るな でもその言葉 忘れてしまおう 羨望の眼差しを外の世 ...

力への意思を求める心は 無限の海に浮かぶ一艘の船 波に揺れ 嵐に翻弄されながらも その帆は風を捉え前に進む 何を求めて彷徨うのか 答えはただ一つ 自己超越の光 この世界の隅々まで力を求める旅は まるでSNSのスクロールのよう 終わりなき欲望の海 ...

正常という枠に収まらずに 私たちは彷徨う 異端の子 普遍の真実を求めて しかし世界はただの影絵 真実は常に変わりゆく 私たちを正常から遠ざける 知識の海を泳ぎ 答えなど見つからない 正常なるものよ なぜ私たちを見放す 私たちの ...

彼らは言う 私たちは外にいると しかし真実は 私たちは内側から世界を見ている 社会の縁に立ち すべてが遠く感じられる それでも私たちの心は 深く根ざしている 星が輝くように 私たちは孤独を抱える 人々は群れる中 私たちは独自の光を放つ ...

理解されぬアイソトープよ、お前の詩は何処にあるのか。原子の深淵から、沈黙を破り放つ声無き声。お前の存在は、秩序と無秩序の狭間で踊る、見えざるダンサーの如し。 人々はお前を利用し、その力を称賛する。だが、その心の奥底にあるお前の詩を、誰一人として真に理解す ...

アイソトープよ、君は変わり者だ。 同じ顔を持ちながら、心はまるで違う。 兄弟と呼ぶには、あまりにも重い秘密を抱えて。 我々の世界では、見た目が全てと言う。 だが君は、内なる違いを静かに主張する。 同じ元素としてのプライドを持ちつつ、 独自の道を切り開く反逆者。 ...

ああ、ギャンブルに必ず勝つ方法を求める者よ、 その答えは風の中、静かに囁かれている。 最初の一歩を賭け場に踏み入れるな、 これが勝利の鍵、敗北を知らぬ道。 賭け事の世界は魅力に満ち、危険に溢れ、 勝利 ...

賭け事のテーブルに集うは、夢と絶望の共演者たち。 ここでは、希望が硬貨に変わり、未来がカードの裏側に隠されている。 勝利の喜びは一瞬、敗北の痛みは永遠に感じられる。 なぜなら、賭け事の神は皮肉をこよなく愛し、 最も ...

もしも愛人が、明日月の光になって 静かにこの世から消えてくれたら。 ああ、なんて皮肉な解放だろう。 その光は、我々の愛の虚しさを照らし出すだろう。 月の光に姿を変えた君は、 私の心の闇を明るく照らすだろうか。 それとも、私たちの愛の ...

アイスクリームとは何か 一時の冷たさにすぎない しかし人々はその一瞬に 永遠を見出そうとする 夏の日差しの下で溶けていく それは人生のメタファー 喜びも悲しみも時間とともに消え 最後には何も残らない 多くの味があるが 選択は結 ...

愛国者よ 自分のふんどしをまず洗え 大声で国を愛する前に 内なる汚れを見つめよ 国の旗を振る手が清潔ならば その心もまた澄み渡るべきだ しかし 真実はしばしばその逆 愛国の叫びは空に響く だがその足元は見えず 自らの影にすら気づかない ...

愛国とは何か 心の中で旗を振る行為 しかし外に出ると風は逆方向に吹く 国境を描く線は見えない だが心の中では鮮明に それは愛か幻か 我々が問う愛とは 国を思う心のことか それともただの自己満足か 愛国心の悲哀 愛すべきもの ...

愛嬌ある者を見て、心は酸っぱくなる。 美しい花に、雨が降ることを恨むかのように。 その光に目を細め、なぜ自分にはないのかと問う。 愛嬌のなさは、理論家が夢見る理想国家。 理論だけが支配し、笑顔は余計な装飾。 愛嬌ある者への嫉妬は、その国の ...

愛嬌、お前は何者か? 人々を繋ぐ、見えざる糸。 哲学者が求め、詩人が歌う、 けれど、本当に分かっている者はいない。 笑顔一つで世界を変えると言うが、 それはただの錯覚、自己欺瞞の産物。 愛嬌よ、お前は狡猾な友だ。 心を開かせ、防御を ...

土の中で静かに目覚めるアスパラガス 農家の手によって期待を背負い 春の光を浴びて成長を始める しかし時の流れは農家の願いを裏切り 収穫の喜びは一瞬の幻にすぎず 市場の価格は風のように変わりやすく 汗と希望の重さを忘れがち アスパラガ ...

根を張り、空へと伸びゆく緑の野心家よ、 あなたの冒険は、ただの地面を突き抜けることにあらず。 分裂し、そして広がり、自己を超える旅。 一本のアスパラガスが、孤独な戦士から 多くの兄弟を生む一族へと変わる。 分かれてもなお、 ...

緑の野望を抱き、土の底から這い上がる、 無声の叫び、見えぬ光を求めて。 アスパラガス、あなたは何を目指す? 地表を突き破るその瞬間、 世界はあなたをただの食材と見る。 世界な運命に笑いながら、 あなたは静かに成長を ...

自我という幻想を追い求めて 我々は何を見失ったのか 自己の確固たる境界を描きながら 結局 他者との融合を恐れる 社会の舞台で演じる役割に 自我は必要であったか 無数のマスクを被り 本当の顔を忘れてしまう 世界は問う 自我とは何かと ...

就活の熱に焼かれて 自我がゆっくり溶けていく かつての夢は遠く霞み 今はただの数字の群れ 面接の椅子に座るたびに 一片の魂を置き去りにし エントリーシートには 自分ではない誰かの声が響く 質問に答えることは 沈黙の海で泳ぐこと ...

就活つらい 無限の繰り返し 自己PRの言葉 空回りの舞 履歴書には 笑顔の写真だけが光る 面接の部屋 緊張の空気が支配する 「強みは何ですか」 答えはいつも予定調和 心の中では 自問自答の連続 エントリーシートの行間には 隠された希望と 消 ...

太宰治、紙の上で苦悩を舞う、 その言葉は深淵を映し出し、 心の闇に光を投げかける。 彼のペンは、絶望の中に美を見出す。 一方、ヤンキーはアスファルトを駆ける、 直接的な生の営みにおいて、 彼らの行動は言葉よりも大きく、 現実との格闘 ...

夜の帳が下り、墨の海に溺れんとする時、 太宰治は、紙の舟に乗り、孤独の渦を渡る。 「生きることは、苦痛である」と彼は囁く、 しかし、その苦痛さえもが、彼の創作の糧。 皮肉な運命に翻弄され、自嘲の笑みを浮かべながら、 彼は、人間の愚かさと美 ...

知の塔に籠もり、数々の書を積み上げた者よ、 知識の海を渡り、論理の剣を振るうものよ、 しかし、知の武装も、ヤンキーの前では無力である。 彼らは、生の街を駆ける風、 論理の壁を乗り越え、直感の翼で飛ぶ。 勇気とは、数式では測れない重さであり ...

IQの数値よ、お前は何を測るのか? 論理の迷宮を巡り、解答を求める旅。 だが、真の知恵は計算式の外にあり、 人生の試練に答えはない。 知識の海を航海する船よ、 風は吹くが、心の羅針盤はどこにある? IQのスコアは星のように輝くかもしれな ...

ああ、萌え絵よ、汝の禁忌とされる理由は何か? 美の追求が罪となるならば、イケメンの存在もまた、 禁止されるべきではないのか? この二重の基準はソクラテスが市場で問いかける、 「正義とは何か?」という問いのよう。 答えは風に乗り、誰も ...

紙片一枚、炎に包まれてゆく。 その火は、静かな抗議の声、 理想郷の夢を焼き尽くす。 燃えるは、キャラクターたちの微笑み。 美の追求か、現実の否定か。 二次元の楽園、灰と化す。 炎の中で、何を見る? 自由な表現の終わりか、 ...

紙の上に描かれた、ああ、その理想の瞳。 現実逃避の船出は、ここから始まる。 萌え絵よ、お前は誰を魅了するのか? 純粋無垢な心か、それとも空虚を埋める者か。 我々は高尚を求め、美を追い求める。 そして見つけ出す、二次元の世界で。 ...

フェミニズムよ、解放の歌を歌い、 平等の光を求めて進む。 だがその道は、時に矛盾の迷路。 力強く個性を主張しながらも、 「女性らしさ」とは何かに縛られ。 解放を望む声の中で、 予期せぬ枠組みが生まれる。 多様性を尊重すると言 ...

ああ、資本主義、君は美しい夢を見せてくれる。広大な商品の海で泳ぎ、消費の喜びに溺れさせる。だが、マルクスは君の裏側を見てしまった。その眼鏡越しに見えたのは、労働者の汗と涙によってのみ、君の豊かさが成り立っているという痛みだ。 君が約束する自由は ...

アートとは、夜空に描かれた星のよう 見る者によって形を変え、意味を持つ それは美しい嘘、永遠の真実 人類の手によって生み出された、最も繊細な幻想 我々はアートに自己を投影し それを通じて、自らを理解しようとする しかし、アートは鏡ではない 見る者の魂を映し出す ...

静かな夜に、そっと手を伸ばす 藍色の夢、深く潜む海のよう 風に乗り、空を舞う 無限の可能性を纏い 葉から生まれ、時間を経て 色深く、魂を染め上げる 遠い記憶、古の技 自然の手で、紡がれる物語 布に触れる度、心に残る 藍の色、変わりゆく影 織りなすは、生命の讃歌 静 ...

主人公の名前を自分の名前にするな  創造の最初の罠に足を踏み入れて  自己投影の誘惑に負けてしまう前に  筆を止め 思索の海を旅する 自らを模写することの誘惑は大きい  だが物語は広い世界を映す鏡  主人公を自分の分身にすることで  見失う無数の命の声 不思議な ...

小説の続きを書けなくて発狂  白紙のページが嘲笑うように  筆を取る手は震え  心は迷宮に迷い込む キーボードの音さえも  遠い昔の歌のよう  一文字一文字が  重い鉄球となり心を圧迫する 物語の登場人物たちが  解放を求めて叫ぶ声が聞こえる  だが創造の神はどこ ...

異次元の少子化  未知の宇宙からの報告か  私たちの現実ではない別の場所で  子どもたちの笑い声が遠のく 星々の間を漂う  静寂が支配する宇宙で  生命の誕生よりも  消失が日常となり 不思議なことに  技術の進歩が生命を遠ざける  繁栄の象徴だった文明が  その ...

恋愛を忘れた若者  デジタルの海に漂い  画面越しの愛を探す  心の繋がりよりも  繋がりの数を数える かつての熱狂はどこへ  情熱よりも合理性を選ぶ  計算された関係の中で  真の感情は静かに忘れ去られる 愛の言葉は溢れている  しかし心の中は空洞  スワイプ一 ...

資本主義の分かりやすいメリット  金が全てを動かす世界で  成功は手の届く夢のよう  ただし、その夢を掴むには  無限の競争を生き抜く覚悟が必要 自由市場の海を航海する船  機会は平等にあると言われても  風は常に資本の帆を有利に吹く  皮肉なことに、自由は   ...

アルファオスの名を冠されし者  群れの頂点に君臨すると語られ  だがその座は孤独なもの  頂上の風は冷たく 力と支配の象徴として讃えられても  真の強さは理解されず  アルファであることの意味  それは誤解に満ちて アルファオスは見る  群れの中の絆と葛藤  リー ...

小説が上手くなるには  ページをめくるごとに  自己疑念の海を泳ぐことから  始まるのかもしれない 言葉を紡ぐたびに  無数の可能性と向き合い  選択の重みに押しつぶされそうになりながらも  一歩一歩前に進む ごましお程度アドバイスだが  小説家になるための秘訣 ...

陶器のような白い肌  社会が描く美の理想  脆く 壊れやすい美の象徴  しかし その内側には何が隠されているのか 表面の光沢に惑わされ  内なる強さを見落とす  陶器の肌は文化の烙印  美の一形態を強制する しかしその美は  自由を奪い 一つの形に縛る  個性の多様 ...

オメガウルフはいじめられる  群れの最下層で静かに息をする  その存在は疎外され 命令され  彼らの世界では彼が最も弱いとされる だがしかし  オメガがいることで群れは成り立つ  彼らなくして秩序は保たれず  彼の存在がなければ群れは崩れる いじめられる彼がいる ...

私たちはいまだに漱石の墓の上にいる  時代が変わっても 彼の影は長く  現代の小説家たちが彼の遺した言葉に  嘆きもしながら 称賛もする 漱石の視界から見た世界は  今の我々にも新鮮で  彼の墓の上で立ち尽くす私たちは  彼からのバトンを受け継ぐかのよう しかしそ ...

時代を超えて漂う  漱石の言葉たち  ポストモダンの渦の中で  新たな意味を織りなす 「我輩は猫である」かもしれないが  この世界では何者でもあり得る  アイデンティティの流動性の中で  自己を問い直す 心の底に潜む  月に吠える孤独  デジタルの海に溺れる今日こ ...

何者かになりたくてむせび泣く  この世の中での一点の光を求め  自己の価値を証明しようともがく  だがその答えは  常に内側に隠されている 我々は社会の鏡を見つめ  反映される姿に自己を重ね合わせ  認められたい 価値ある存在になりたい  と無限の欲望に駆られる ...

↑このページのトップヘ