真論君家の猫
猫が「かわいい」と感じられる理由は、さまざまな生物学的、心理的、文化的要因が組み合わさっています。以下に、その主な理由を詳しく説明します。
1. 生物学的要因
フェイスフィーチャー(顔の特徴)
- 大きな目: 猫の目は人間に比べて大きく、丸みを帯びています。この特徴は「キュートネス(可愛さ)」を感じさせる「ベビーフェイス」効果と似ており、幼い動物に対する保護本能を刺激します。
- 丸い顔と小さな鼻: 猫の顔の形状も、丸みがあり、可愛らしさを強調します。小さな鼻や柔らかいラインは、親しみやすさを感じさせます。
体のプロポーション
- 小さな体と丸いフォルム: 猫のコンパクトな体と丸みを帯びた体形は、抱きしめたくなるような愛らしさを醸し出します。
- 柔らかい毛並み: ふわふわとした毛並みは触り心地が良く、視覚的にも触覚的にも快感を与えます。
2. 行動的要因
遊び心と好奇心
- 遊び好きな性格: 猫は活発に遊ぶ姿が愛らしく、見ていて楽しませてくれます。追いかけっこやジャンプなどの動きは、観察する人に喜びを与えます。
- 好奇心旺盛: 新しいものに対する興味や探求心が強く、予測不可能な行動が可愛さを引き立てます。
コミュニケーション
- ゴロゴロ音: 猫が喉を鳴らす「ゴロゴロ」は、安心感や満足感を示すサインであり、その音自体がリラックス効果を持ちます。
- 仕草や表情: 頭をすり寄せたり、のんびりとくつろいだ姿勢など、さまざまな仕草が愛らしさを演出します。
3. 進化心理学的要因
- 育てたい本能の刺激: 猫の子供(子猫)の特徴は、保護本能を刺激するように進化しています。大きな目や丸い顔は、母親や人間に対して「育てたい」という感情を引き起こします。
- 安全な距離感: 猫は犬と比べて独立心が強く、自分のペースで接近してくるため、安心して愛情を注げる距離感が保たれやすいです。
4. 文化的要因
メディアとインターネットの影響
- 猫の人気コンテンツ: インターネット上には猫の可愛い写真や動画が多数存在し、これが猫の「かわいい」イメージを広める一因となっています。ミームやバイラル動画は猫の魅力を強調します。
- 文化的シンボル: 多くの文化で猫は神秘的で優雅な存在として描かれ、これが人々の興味と愛着を引きます。
ペットとしての地位
- 家庭での存在感: 猫は多くの家庭でペットとして飼われており、日常生活の中で触れ合う機会が多いことで、愛着が深まります。
- 癒し効果: 猫と触れ合うことでストレスが軽減されるとされ、これが「かわいい」と感じる感情を強化します。
5. 嗅覚と触覚の魅力
- 柔らかい毛触り: 猫の毛は柔らかく、触れることで快感を得られるため、触覚的にも魅力的です。
- 独特の香り: 猫特有の優しい香りも、人々に安心感や親しみを感じさせます。
まとめ
猫が「かわいい」と感じられる理由は、多岐にわたります。生物学的な特徴や行動、進化心理学的な要因に加え、現代の文化やメディアの影響も大きく関与しています。これらの要素が組み合わさることで、猫は多くの人々に愛され、かわいいと感じられる存在となっています。

1.ねこについて
2.ねこの歴史
3.ねことインターネット
4.ねこはなぜかわいいのか
5.ねこの肯定的な未来と否定的な未来
6.【詩】ねこ
7.【詩】にゃんこ にゃんにゃんこ
読書会が活発になる議題5つ
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最近は罫線も使えることを発見したので、ミータンが新聞の切り抜き記事を読んでいるところは記事ごとに罫線で囲んだ。まだ少しうまく変換できていないような気もするが、まぁ良しとしよう。
(もう少し贅沢を言えばルビを挿入した字の前後に空く隙間をなんとかして欲しいな。それとは逆に罫線は文字との隙間を少しだけ開けて欲しい)
Amazonの修正版更新申請はちょっと変だったりする。
(修正版更新申請とは既にKindle本を買った読者が最新版に更新できるようにすることである)
誤字脱字、表記ミスは速攻で申請が通るのに、描写や言い回しの変更だとまず受理されない。加筆もたぶん駄目だろう。Amazonにとって修正とは、皿のふちについたソースを拭うことであって、味付けや、盛りつけ方を変えることではないのだ。ヘルプにもそう書いてある。
1.「Kindle コンテンツの品質ガイド」に含まれない変更の場合
- 例:
- 誤植を修正する目的ではない文や章の追加・削除
- 言い回しの変更
- 内容の変更 (ストーリーや登場人物等)
向こうも商売があるのだから、作家の版変更にいちいち対応していたら手間もかかるし、お金もかかる。明らかな瑕疵でなければ版の更新なんてしたくないのかもしれない。
この前来たKDPのアンケートにもっと修正版が気軽に更新できるようにしてくださいと書いておけば良かった。
(2016/12/09 牛野小雪 記)
本音:というわけで『真論君家の猫』を既に購入している人は最新版に更新できないよ、という言い訳。あえてAmazonに更新申請すればできないこともないんだけど、そこまでする人はいないよなぁ。とはいえ統合版と分冊版、両方買っている人はいないだろうから、unlimitedなら最新版が読めますよ。どちらも中身は一緒。もちろん買ってもOK。でもunlimitedの方が容量取らないし、再読する時は最新版で読めるので、こっちの方が良いと思う。
疑惑:『真論君家の猫』の読みが分からない人は意外に多い?
発見?:プレビューファイルをmobiファイルのままKindle端末に移すと、なかなかホーム画面に表示されないが、空の新しいフォルダを作って、その中にmobiファイルを入れて移すとすぐにホーム画面で表示されるような気がする。
体験談:『幽霊になった私』の初版では看護師が看護士となっているのだが、それを看護師に修正した時はすぐに修正版更新申請が通った。
牛野小雪の小説はこちらへ→Kindleストア:牛野小雪
その犬は本当に大きくて、中学生が塀の上に取り残されていても大人は家の中から出てこなかった。ちなみにその騒動の元になったシベリアンハスキーは近所の家に飼われている。もうけっこうな年のはずだがいまだに飼い主を引っ張っている姿を見る。実は二代目だろうか?
野良犬はいなくなったのだが、それに入れ替わって野良猫が現れるようになった。たぶんそれまでは犬に食われていたんだろう。
最初の野良はアメリカンショートヘアーでキャロルと名付けた。夕方四時になるとどこからともなく現れて、一緒に遊んでいた記憶がある。たいていは屋根から松の木へ飛び移り、するすると下まで降りてくる。そのキャロルは五時になると突然何かの用事を思い出したようにどこかへと去っていった。
よっぽど懐いていたので家で飼いたいなと思っていたらキャロルは突然姿を見せなくなった。それで方々探し回っているとある家の敷地で、キャロルがたくさんの猫と一緒に座っているのを見つけた。それでやつの名前を呼んでいると、不意に窓が開いて「猫、いじめんといてな」見知らぬばあさんに怒られる。猫達はばあさんの元に駆け寄っていき、キャロルもその中の一匹に混じっていた。この裏切り者めと思って、それ以来ばあさんの家には行かなかったし、キャロルの姿も見なくなった。
次に来たのは黒猫で毎晩松の木の下に寝そべって、尻尾を体に巻きつけていた。私を見るとさっと逃げたので何だかよく分からない。基本的に野良はよく逃げる。ちなみにこの黒、斜め隣で飼われていたコーギー犬のエサを横取りしていたせいか飼い猫みたいに毛並みがツヤツヤしていた。だけど、その黒猫が姿を消すと何故かコーギーも後を追うように死んだのは不思議だ。ケンカするほど仲が良かったのかもしれない。
そのあと松の木の下はサバトラ、黒、シャム、サバトラ、黒、と入れ替わって、今年の夏は茶トラが出没するようになった。この辺で茶トラは珍しいのでちょっと気になっていた。
この茶トラ。オス猫なのだが太ましい体つきをしていて、最初から只者ではない風貌をしていた。近所にいる先住の黒とキジが難癖をつけようとしても、足を止めずに片手であしらうほどだった。
三匹同時に囲まれても何のそので、オーン、オーーンの大合唱の中、退屈そうに大きなあくびをしていた。これは敵わんと悟ったのか最初に小さい方のキジトラが逃げて、次に黒が離れて、最後まで粘っていたキジトラは突然何かの用事を思い出したように立ち上がると、何度も後ろを振り返りながら忍び足で退散していった。
しかしこの茶トラ、オス猫界では強いのかもしれないが世間の波を泳ぐのは下手だったようだ。例えば小さいキジトラは、しょっちゅう誰かれに近付いては撫でてもらっている。たぶんエサも貰っているのだろう。(と、思っていたら首輪付きになっていた 2015/9/2追記)黒だって、たまには私の足元に毛を擦りつけてくる。大きい方のキジトラにしても、冬を越して生きているぐらいだから何かしら人の手を借りているに違いない。ただし、この茶トラだけは人間を見るやいなや、さっと逃げてしまう。かなり警戒心が強い。そのくせ私が夜散歩に出る時は玄関の松の木の下で体と尻尾を巻いている。懐こうとしているのかと思って近付いたらやっぱり逃げた。
都会ではないとはいえ、しょせんここは牛より車が多い場所だ。道端に猫が食う物もそれほど落ちていない。茶トラは日を追う毎に痩せていき、しまいには皮が余ってみすぼらしくなった。それでもやっぱり人間を見ると逃げた。
それでこの前の台風が去った後に黒が後ろ足を曳きながら歩いているのを見て、あの茶トラはどうなったのだろうかと心配していた。黒が足を曳いているぐらいだから死んだのかもしれないと思っていたが、つい先日また太ましい体つきをしているのを見た。松の木の下で尻尾と体を巻いていた。そして私を見るとすぐさま逃げていく。最近は振り返りもしない。どうやって台風と飢えをしのいだのかは謎である。
(2015年9月1日 牛野小雪 記)
(おわり)
追記:一昔前にあれだけ流行ったゴールデンレトリバーやラブラドールはどうなったんでしょうか。前は石を投げれば当たるぐらいいたのに。最近は小型犬ばかり見る。中型犬でも珍しい。最近はツイッターで柴犬を見るぐらいだ。
追記2:野良の黒はちょうど真論君家の猫を書いた後に出没するようになったので大変驚かされた。しかも金目の黒猫。肉球まで黒い。ただし真論君家の猫とは違って体はあまり大きくない。子猫の様にも見えないので、これから先も大きくはならないだろう。
ある日突然主さんに捨てられたが、偶然そこを通りかかった真論君に拾われる。
名前はミータンに変わり、首には赤い首輪が付いた。エサは毎日くれるがカツオブシはケチり気味のようだ。
しばらく真論君家の猫として暮らしていたが、それにも飽きて家を抜け出したある日、ミータンは隣の家で飼われているサバ猫のサバトンさんに導かれて家の裏山で開かれている猫の集会へ行き、そこで新たな猫達と出会う。
『真論君家の猫』が他の小説と異なる点は、その独特な視点とテーマにあります。主に以下の三つの要素が際立っています。
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レビュー
試し読み
1 吾輩とはどんな猫?
以下、これを見ながら執筆したチラシの裏篇(ルーズリーフだが)
創作ノートを見ながら時に書き足し、あるいは削り、そして変更する。
1クロスケが真論君に拾われるまで
一章ミータンが真論君と出会うまで、2000字で終わらせたかったのだけれど丸々一章使ってしまった。クロスケという名前は後に再利用される。この章を書き終えたときにはもう最後の形はイメージできていた。

2ミータンが成猫になるまで
ミータンがマートンの遺影を見たときに戒名があるのを見るというのがあったが長くなるのでやめた。真論君は禿げないが(小六だし)、ミータンの体毛は禿げてしまう。

3ミータンが平成町を旅立つまで
本来は3章だけ。ミータンが平成町を旅立ってすぐに、大化町の猫又アラーニャンと出会う。でもほんの短い数行にミータンの長旅を書き表せることができなかったので、話を追加した。
この時はまだ大化町の猫達がアラーニャ、マーニャ、カラマーニャとなっている。

4ミータンが猫又のアラーニャンに会い、平成町に帰るまで
明治町から始まって大化町までの長い旅。ターンワールドに通ずるものがある。というかこれが意外に良かったので、書こうと思った。

5シラコさんの七変化
シラコさんの七変化(たぶん七つは無いけど)、各章で最後に語られる不定の世界というわけだ。

6最期のミータン+3匹目ムートン
3匹目ムートンの種が播かれ始める。ミータンの物語は猫又のアラーニャンと出会い、平成町に帰ってきたところで実質終わりだと思うのだが、読んだ人はどう思っただろうか。少なくともミータンという花は枯れ落ちる方向に向かっている。ミータンが死んだ後は、ムートンの芽が出てくる。そこで真論君家の猫は終わり。

ターンワールドは本当に余裕がなかったので、『真論君家の猫』の創作ノートを公開できなかった。
やっとやっとの休息なのでここに公開する。
画像加工の腕が多少上がったので、写真には書き込みがある。
その前に撮影の腕を上げろと言われそうだけど。
1真論君家の猫の原案
ルーズリーフ11枚分。間違いなくこれで書けるという確信を持つ。
元々の話は真論君と虚頓君(まだこのときは名無し)が真論君の部屋でああだこうだと屁理屈をこねるだけの話。
最期は真論君が虚頓君の妹を妊娠させてしまって、責任を取って結婚する。
子供が生まれてミータン(この時名無し)が赤ん坊を覗き込み、人間とは生まれたときから猫より大きくて態度がでかいと考える所で話が終わる。
2没案にした話
直接は関係ないのだが、影響はしている。
5章のシラコさんが死ぬ話は立場が逆転しているが、同じ様な話がある。
鳥はなじみがないから、猫になったのかもしれない。
ノートに3枚ぐらいは書いた。ちっとも物にならないのでやめた。
3真論君家の猫の一生
真論君と虚頓君のふざけた話がずっと続く。それを猫が見ている。そんな話だった。
つまりは物語の主人公は実質真論君だったわけだ。
あの時はこうだった。あれはどうなったと
部屋でする会話の中で物語が進んでいく。
4プロットの作り直し
実を言うと、真論君家の猫を書き始めるまで猫の一生は3、4年と思っていた。
ネットで調べると野良猫の一生はだいたい3、4年だが、飼い猫は普通に10年単位で生きると知って驚く。
私の記憶では飼い猫でも3、4年だった気がするが、よくよく考えてみると、昔は(今でもそういう家があるが)飼い猫をその辺に歩かせていたのでエサは家で食べていても、実質は野良と変わらないわけだ。
高校の頃、友達の猫が5年以上生きていて、まだ生きているのかと内心思っていたけれど、ずっと室内で飼っているならそれぐらいは余裕で生きるのかもしれない。ことによるとまだ息をしている可能性がある。
さて、原案では3、4年の想定で考えていたので早速予定が狂った。猫の月齢表を見ながら案を考える。
5.10年スパンで話を考える
ミータンの寿命を10年にして、一年一万字で話を練り直す。
真論君が頭髪の薄さを気にして、虚頓君から熱したこんにゃくを頭に載せればハゲが治るという話を真に受け(試したわけじゃないが、たぶん治らないと思う)、両親が不在の間にこんにゃくを鍋で煮て頭に載せるという話があった。猫がそれを食器棚の上から見ている。
当然こんにゃくは熱過ぎて、真論君は頭からこんにゃくを落とす。落ちたこんにゃくは弾力があるものだから床を跳ねる。それが足に当たった真論君は驚いて足を上げる。まるで踊っているようだった。という落ちだ。ちなみにそのこんにゃくは両親が帰ってくる前に、からしとしょうゆで真論君が食べてしまう。
この話は形を変えて、ミータン自身が禿げる事になる。こんにゃくは出てこないけれど。
6特にまだ形はできていない
まだ全体像はできていない。とにかく色んな案を書いていた。
7サバトンさんが宇宙の話をする
ミータンがサバトンさんにこの世界の事について尋ねるのだが、その時に無限の宇宙を語らせようとした。しかしそれは有限の存在である牛野小雪には扱えないものだった。頭がふわふわして気が狂いそうになる。論理ガバガバのドーナツ理論でお茶を濁した。
8大体の形ができてくる
今まで書いてきた案をまとめて整えて形になってくる。
主客転倒して真論君の物語から猫の物語へ。
9真論君家の周辺地図
作中では明言されていないが、ミータンが歩いていた場所はほとんどが真論君家の敷地。
彼は真論君家に根を生やしているわけだ。
10.3章と4章が合わさったところ
屋根党員には知識派と遊行派がいるが、作中では知識派しか出てこない。
では遊行派はどこに? きっとその辺で遊んでいるのだろう。
この時点では3章でミータンが平成町を出てから、次の章ではすぐにアラーニャンと出会っている。
11 5章6章
白紙のときは無限の可能性があるが、書くごとにその幅は狭まってくる。
可能性が狭まってくると書くことはおのずと決まってくる。
物語は終わろうとしているのに新しい猫ばかり出てくる。 
12最期のミータン
結局ここまできて、蒲生田岬の頃から半年以上書き溜めてきた原案は一つも使われなかった。
あるとすれば真論君の部屋で4人が語り合うという状況だけ。
でも、元々似た様なことを考えていただけに、この部分だけはあっという間に書けた。あそこは結構長いが一日の執筆で書きあがっている。その意味では無駄ではなかったのかな。
続くー創作ノート 真論君家の猫 チラシの裏篇
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ちなみにこの話に出てくる猫のモデルはこの神社猫である。大傑作を書けないのは猫を誘拐していないせいだろうか?
カウフィールドは牛野小雪の別人格。
ー読み切り短編 猫との密約/T・S・カウフィールド
真論君家の猫もよろしく。
三回目ともなると徐々に憎しみを覚えてきます。
直したところは多数、段落ごと消したところもあります。
さて、いつもは三回回せばリリースするのですが、今回はまだ納得がいきません。
出しても良いとは思うのですが、ここはあえてもう一回だけ回してみようかと。
自分の腕が拙く気になるところもあるのですが、やれるところまでやりましょう。
四回目ですから、かなり時間がかかりそうです。
多分、次は『真論君家の猫』より凄いのは出せない気がします。
前作が自分史上最高の力み作なら、カツオとコンブの合わせダシみたいなものです。
私なんかはもうダシの抜けたカツオ節状態です。二番ダシも出ません。
これを読めば実際読まなくてもいいかも。
読むときの道しるべになれば幸いです。
○二匹目 ミータン
ミータンは金目の黒猫。ヒゲや肉球まで黒い。普通の猫より手足や尻尾が長く、
首には赤い首輪を巻いている。以前はクロスケと言う名前だった。
ある日突然捨てられたところを真論君に拾われて彼の猫となる。
(1 ぼくはミータン)
真論君家(芋と野菜を育てる家)の猫となったミータンが不定の世界を歩き始める。
隣の猫のサバトンさんに裏山で開かれる竹林集会に導かれて様々な猫と出会う。
知識派の猫達と交流して知識を深めるミータンだが、最古老チャトランさんの死を
きっかけに自分の死について考え始める。そんなミータンに死の影が迫る。
(2 子猫から成猫へ)
死の淵を脱したミータンは知識派から離れて野良の真似事を始める。
狩猟派のジロスケに教えを乞い、畑のスズメを狩れるようになる。
やがて、ジロスケとも肩を並べられると称されるようになるが、
竹林集会に猫を食う凶暴な黒犬が現れる。その犬はミータンとジロスケでも敵わなかった。
ミータンは黒犬を退治するためにアラーニャンを訪ねる旅に出る。
(3 屋根から野良へ)
旅の途中で黒猫と白猫の争いに巻き込まれたミータン。
白猫達は5年前に風鈴公園から猫達を追い出した暴虐な猫達だった。
ヨリサブロウとツネクロウは河川敷に猫達を集結させて戦機をうかがっていた。
そんな中、白猫を束ねていたキヨカズが謎の死を遂げる。
これを機にヨリサブロウは河川敷の猫達に風鈴公園を攻める号令を下す。
保元町で黒猫と白猫の運命が決まろうとしていた。
(4 野良から屋根へ)
ミータンは平成町に帰りふたたび真論君家の猫になる。
黒犬の脅威が無くなった竹林集会で旅を完遂させたミータンはその名を上げる。
思いを寄せるシラコさんとも仲良くなった。
チャコさんに誘われてシラコさんとバーガー屋へ行くと、
帰り際にミータンはシラコさんと三日後に二匹だけで逢うことを約束した。
(5 恋心が恐怖心へ)
物語はいきなり数年後に飛ぶ。
ミータンも老猫となり、竹林集会の猫も年下ばかりになった。
ある日、変わらない風景を探しに散歩中へ出かけたミータンは
名前も主さんも自在に変える雌猫に出会う。
猫の集会から足が遠退いたミータンは人間の集会を観察することにした。
(6 最期のミータン)
○三匹目 ムートン
ムートンは全身灰色の雄猫。生まれたときから名前はムートンだ。
ピアノの音に包まれた優雅な生活をしていたが、ある日突然真論君家の猫にされてしまう。
一杯食わされてアジの唐揚げを食えないようにされ、缶入りのエサも食わせてくれない。
ないない尽くしの困った家だがこれも何かの縁なので、この家で暮らすことにしたムートンであった。
(1 真論君家の猫)
ネタは今作のために去年の10月からちびちびと貯めてきたものを満を持して出す感じだった。
本格的に取りかかったのは5月からだが、本腰を入れていない期間をはめるとほぼ1年構想の話だ。
ここまでためてきたのを消化していくだけだから、書くことはほぼ決まっている。あとは気力の問題。今書いている章の最後1行はすでに頭の中にある。
正直な話、その1行が頭に閃いたときは声を出して泣いた。
いよいよあと4千字でそこへ行くとなったとき、はたと手が止まった。
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