ワイは某大学の数学科に所属する冴えない学生や。周りからは「オタクきもい」言われとるけど、ワイには夢があるんや。そう、プリキュアランキングを数学的に完全無欠なものにすることや!

「絶対にワイがやってやる!これでプリキュアファンに革命を起こすんや!」

ワイは意気込んで、研究室のパソコンの前に座った。まずは、過去のプリキュアランキングを調べることにした。

「ふむふむ...みんな好みがバラバラやなぁ。これじゃあかん!客観的な指標が必要や!」

ワイは頭を抱えた。どうすれば数学的に正確なランキングが作れるんや?そうや!プリキュアの特徴を数値化して、それを元に計算すればええんや!

「よっしゃ!変数を決めるで!」

ワイは熱心にキーボードを叩き始めた。

```python
variables = [
    "戦闘力", "可愛さ", "性格", "変身シーンのかっこよさ", 
    "必殺技の派手さ", "シリーズの人気度", "放送年数"
]
```

「こりゃええやろ!次は各プリキュアのデータを入力や!」

ワイは夜通し作業を続けた。目が赤くなってきたけど、諦めへんで!


翌日、ワイは講義をサボって研究室に籠もった。「今日こそ完成させるで!」

まずは、各変数の重み付けを決める必要があった。

「戦闘力は大事やけど、可愛さも無視できへんなぁ...せや!黄金比を使おう!」

ワイは必死に計算を始めた。

```python
import math

golden_ratio = (1 + math.sqrt(5)) / 2

weights = {
    "戦闘力": golden_ratio,
    "可愛さ": golden_ratio ** 2,
    "性格": golden_ratio ** 3,
    # ... 以下略
}
```

「よっしゃ!これで重み付けはバッチリや!」

次は、各プリキュアのスコアを計算する関数を作る番や。

```python
def calculate_score(precure):
    score = 0
    for var in variables:
        score += precure[var] * weights[var]
    return score
```

「おっしゃ!これでスコアが出せるようになったで!」

ワイは興奮して叫んだ。しかし、まだ終わりやない。各シリーズの放送年数による補正も入れなあかん。

「古いシリーズほど影響力あるよなぁ...せや!指数関数使ったろ!」

```python
def apply_time_bonus(score, year):
    current_year = 2023
    years_passed = current_year - year
    return score * math.exp(years_passed / 10)
```

「完璧や...もう誰にも文句言わせへんで!」

ワイは自信満々や。しかし、まだ最後の仕上げが残っとる。


ついに全てのコードが完成した。ワイは震える手でエンターキーを押した。

「さあ、運命の時や...」

画面に結果が表示される。

```
==== プリキュアランキング ====
1位: 初代プリキュア (ふたりはプリキュア)
2位: ハートキャッチプリキュア
3位: Go!プリンセスプリキュア
...
```

「やった!やり遂げたんや!」

ワイは喜びのあまり叫んだ。しかし、その瞬間、ある違和感に気づいた。

「ちょっと待てよ...なんで初代が1位なんや?ワイの好みとちゃう...」

ワイは自分のコードを見直し始めた。すると、ある事実に気づいたんや。

「あかん...ワイ、無意識のうちにバイアスかけてもうてたんや...」

そうや。ワイは知らず知らずのうちに、自分の好みを数式に織り込んでいたんや。完全に客観的なランキングなんて、所詮は幻想やったんや。

「くそっ...結局、ワイの主観から逃れられへんかったんか...」

ワイはがっくりと肩を落とした。しかし、その時、研究室のドアが開いた。

「おい、お前なにしとんねん。講義サボっとったやろ」

現れたのは、ワイの友人のマッくんや。

「マッくん...ワイ、やらかしてもうた...」

ワイは経緯を説明した。するとマッくんは笑いながら言った。

「アホかお前。そんなん当たり前やろ。数学や!使い方次第やで!」

「え?」

「お前の式、めっちゃおもろいやん。これ使って、『自分好みのプリキュア診断プログラム』作ったらどうや?」

ワイは目から鱗が落ちる思いやった。

「そ、そうか!ワイ、なんて固く考えすぎとったんや!」

その日から、ワイは新たな目標に向かって邁進することになった。完全無欠のランキングやなく、みんなが楽しめるプログラムを作ることや。

「よっしゃ!これで絶対にプリキュアファンを笑顔にできるで!」

ワイは意気揚々とキーボードを叩き始めた。画面に映る初代プリキュアを見て、ワイはニヤリと笑った。

「やっぱり初代が最強やな。ワイの中では永遠の1位や!」

こうして、ワイの新たな冒険が始まったのであった。