ワイこと鈴木太郎、25歳にしてニート歴3年。高卒で大学には行かへんかったんや。でも、そんなワイにも特技があんねん。それは、なんJでレスバトルすること。
ある日のこと、ワイはいつものようにPC前に座ってなんJを眺めてたんや。そしたら、こんなスレッドが立っとったんや。
「なんJ民で最強の頭脳決定戦や!参加者募集中!」
ワイは思わずニヤリとしてもうた。だって、ワイこそがなんJの天才やからな。学歴なんか関係あらへん。頭の良さは、レスバトルで証明したるわ。
さっそく参加表明のレスを書き込んだんや。
「ワイが参加するで!覚悟しとけよ!」
すると、レスがビュンビュン付いてきよった。
「お前みたいな無学歴が何言うてんねん」
「帰れボケ」
「草」
でもな、ワイは怯まへんかった。むしろ、やる気満々や。なんせ、ワイの武器はレスバトルやからな。
翌日、大会が始まったんや。ルールは簡単。与えられたお題について、最も論理的で面白いレスをした奴が勝ち。
最初のお題は「一番うまい袋ラーメンは?」
参加者たちは必死でレスを書き始めた。
「サッポロ一番みそラーメンに決まっとるやろ!」
「いや、チキンラーメンやろ。元祖やぞ」
「カップヌードルカレー味に勝てるわけないやん」
ワイは、じっくり考えてからレスを書いたんや。
「袋ラーメンの美味さを決めるのに、味だけで語るんは浅はかやで。コスパ、調理の手軽さ、具材との相性、さらには食べた後の満足度まで考慮せなアカン。そう考えると、正解は明らかにマルちゃん正麺。値段も手頃で、麺の食感最高やし、スープも深みがある。具材との相性も抜群や。何より、食べた後の罪悪感が少ないんがええ。これぞ、現代人が求める理想の袋ラーメンや!」
このレスを見た参加者たちは、驚愕しとったわ。
「なんやこいつ...」
「ガチで分析しとるやんけ...」
「言われてみりゃ、そうかもしれん...」
審査員も、ワイのレスに最高点を付けてくれたんや。
そして、次々と出されるお題に対して、ワイは圧倒的な論理と独特の視点でレスを書いていったんや。
「理想の朝食メニューは?」
「最強の遊園地の乗り物は?」
「一番エッチな芸能人は?」
どんな難題にも、ワイは軽々と答えていったんや。
大会も終盤に差し掛かった頃、最後のお題が出されたんや。
「人生で最も大切なものは?」
これには、さすがのワイも少し考え込んでしまったわ。でも、すぐに答えが浮かんできたんや。
「人生で最も大切なもんは、自分の才能を活かすことや。学歴やお金、肩書きは確かに大事かもしれん。でも、それ以上に大切なんは、自分にしかできへんことを見つけて、それを極めることや。ワイは高卒やけど、なんJでレスバトルする才能には自信あるんや。これからは、この才能を活かして生きていくで。みんなも、自分の才能見つけて頑張ってや!」
このレスを見た参加者たちは、静まり返ってしもうた。そして、次の瞬間、大爆笑が起こったんや。
「お前、ガチモンの天才やんけ!」
「なんやこの感動...」
「高卒最強や...」
そして、ワイは見事優勝を果たしたんや。
翌日、ワイのもとに一本の電話がかかってきた。なんと、なんJをハッキングした大手IT企業からのスカウトやった。
「君のような天才的な発想力と文章力を持った人材を求めていました。学歴は関係ありません。ぜひ、我が社で働いてみませんか?」
ワイは、その申し出を即座に受けたんや。そして今、ワイはその会社で、SNSマーケティングの責任者として働いとるんや。
大切なんは学歴やのうて、才能を見出し、それを活かすことなんやな。ワイは、なんJのおかげで、自分の才能に気づくことができた。これからも、なんJ精神を忘れずに、仕事頑張っていくで!
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