「ファッ!?お前、芥川賞候補になったんか!?」

なんJ民の間で衝撃が走った。あの筋トレバカのマッスル山田が、なんと芥川賞候補になったというのだ。

「せや、ワイにも信じられへんわ」

マッスル山田は、相変わらずムキムキの上半身をさらけ出しながら、なんJに書き込んでいた。

「でも、お前文学とか全然興味なかったやろ?」
「せやで、お前の趣味って筋トレだけやったやん」

なんJ民たちの疑問は尽きない。

「実はな...」

マッスル山田は、衝撃の告白を始めた。

「ワイ、筋トレしながら小説書いてたんや」

「ファーーーッ!?」
「どういうことや」
「説明クレメンス」

「ベンチプレスしながらプロットを考え、スクワットしながら文章を組み立てる。腹筋しながら推敲する。そうやって書いた小説が、芥川賞候補になったんや」

なんJ民たちは言葉を失った。

「お、おう...すごいやん」
「筋トレ×文学のコラボか...」
「なんか新しいジャンルが誕生した気がするわ」

そんな中、一人のJ民が恐る恐る質問した。

「で、その小説のタイトルは?」

マッスル山田は、ドヤ顔で答えた。

「『プロテインより愛をください』や」

「」
「」
「」

なんJは静まり返った。


芥川賞候補となったマッスル山田は、にわかに注目を集めるようになった。

「テレビ出演のオファーが殺到しとるで!」
「出版社からもラブコールや!」
「筋トレ業界からもCMの依頼が...」

華やかな日々を過ごすマッスル山田。しかし、彼の心の中では、ある葛藤が渦巻いていた。

「でもな...なんか違うんや」

ある日、マッスル山田はなんJに本音をぶちまけた。

「ファッ!?どういうことや?」
「芥川賞候補やぞ?普通嬉しいやろ」

「せやけど、なんかワイの筋トレの邪魔になってきとるんや」

「はぁ?」
「お前アホか?」
「筋トレなんかより文学やろ!」

なんJ民たちは、マッスル山田の発言に呆れ返った。

「違うんや...ワイにとって筋トレは人生そのものなんや」

マッスル山田は、真剣な表情で語り始めた。

「筋トレしてる時が一番ワイらしくおれるんや。小説? あれは筋トレの副産物にすぎんのや」

「お前...」
「ガチの筋トレバカやんけ...」
「でも、なんかカッコええな」

なんJ民たちの間でも、意見が分かれ始めた。

そんな中、衝撃のニュースが飛び込んできた。

「ファッ!?マッスル山田、芥川賞受賞決定!?」


芥川賞受賞が決まり、マッスル山田の人生は大きな転換点を迎えようとしていた。

「おめでとう!」
「やったな!」
「さすがワイらのマッスル山田や!」

なんJ民たちは歓喜に沸いた。しかし...

「ワイ...辞退するわ」

「ファーーーッ!?」
「なんでや!」
「冗談やろ!?」

マッスル山田の衝撃発言に、なんJは大混乱に陥った。

「もう決めたんや。ワイは筋トレの道を歩む」

「アホか!」
「もったいなさすぎるやろ!」
「考え直せや!」

しかし、マッスル山田の決意は固かった。

「ワイな、芥川賞のことをずっと考えとったんや」

「ほう...」
「どういうことや」

「芥川賞って、ワイにとってはまるで初恋の人みたいなもんやったんや。憧れて、夢見て、手に入れたいって思ってた」

「ほえー」
「なんかロマンチックやな」
「で、それがどうしたんや?」

「でもな、いざ手に入れそうになったら気づいたんや。ワイの本当に愛しているのは筋トレなんやって」

「ファッ!?」
「お前、筋トレに失恋させたんか...」
「なんやこの展開」

「そうや。ワイは筋トレの才能で、芥川賞を失恋させてしもたんや」

なんJ民たちは、言葉を失った。

「だから、ワイは筋トレに全てを捧げる。芥川賞?あんなもんよりプロテインをくれ!」

「かっけぇ...」
「泣いてまう」
「筋トレってそんなにええもんか?」

マッスル山田の決意表明は、なんJに大きな波紋を広げた。

「よっしゃ!ワイも筋トレ始めるで!」
「ワイも!」
「筋トレ板が大盛り上がりやで!」

そして、マッスル山田の芥川賞辞退会見の日。

「ワイは、筋トレを選びます!」

上半身裸で記者会見に臨んだマッスル山田。その姿は、世間に大きな衝撃を与えた。

「筋肉は裏切らない!でも文学は...時として人を裏切る。だから、ワイは筋肉を選んだ!」

マッスル山田の熱弁は、多くの人々の心を揺さぶった。

「なんか、心に響くわ...」
「ワイも筋トレ始めようかな」
「マッスル山田、やっぱりカッコええわ」

芥川賞を辞退したマッスル山田は、その後「筋肉哲学者」として世界中で講演を行うようになった。

「筋トレは、人生そのものや!」

彼の言葉は、多くの人々の心に刻まれていった。

...

それから数年後。

「ファッ!?マッスル山田がノーベル平和賞!?」

「筋トレで世界平和を実現」
「マッチョ外交の功績が認められた模様」

なんJ民たちは、再び驚きに包まれた。

「やっぱり筋トレやるべきやったんや...」
「ワイも今からでも遅くないよな?」
「せやな、一緒に筋トレ始めようや!」

こうして、マッスル山田の影響は、なんJを超えて世界中に広がっていった。

「筋トレこそ、最高の文学や!」

マッスル山田の言葉は、新たな時代の幕開けを告げていた。