ワイ、28歳。なんJに入り浸る毎日を送る平凡なニートやった。筋トレなんて興味なかったんや。せやけど、ある日のこと。なんJをブラブラしてたら、衝撃の書き込みを見つけてもうた。

「僧帽筋こそ至高や!肩のラインが美しすぎるんや!」

そのレスには、僧帽筋がムキムキに発達した画像が添付されとった。ワイ、その美しさに心を奪われてもうたんや。

「ファッ!?こんな美しい筋肉があったんか・・・」

その日から、ワイの人生は変わった。僧帽筋のことばっかり考えるようになったんや。ネットで調べまくり、僧帽筋を鍛える方法を必死に勉強したんや。

そして、ついにワイは決意したんや。「僧帽筋を究極まで鍛え上げる。それがワイの人生や!」


ワイは僧帽筋を鍛えまくったんや。シュラッグ、フェイスプル、ロウ。毎日欠かさず僧帽筋を追い込んだんや。

数ヶ月後、ワイの僧帽筋は見違えるほど発達してもうた。首から肩にかけてのラインが、まるで芸術品のように美しくなったんや。

ワイは興奮して、なんJに報告したんや。

「僧帽筋こそ至高や!みんなも鍛えるべきやで!」

すると、レスが殺到したんや。

「イッチかっこE!」
「僧帽筋、確かに美しいンゴ・・・」
「ワイも鍛えてみるわ!」

ワイは嬉しくなって、僧帽筋の素晴らしさを熱く語り始めたんや。毎日のように僧帽筋スレを立てて、トレーニング方法や食事法を詳しく解説したんや。

そして、ついに「僧帽筋教」が爆誕したんや。信者は日に日に増えていって、なんJは僧帽筋一色に染まっていったんや。

せやけど、問題も起きてもうた。他の筋肉を崇拝する連中と対立し始めたんや。

「胸筋のほうが格上や!」
「腹筋こそ至高やろ!」
「ふくらはぎこそ神や!」

なんJは筋肉戦争の様相を呈してきたんや。ワイは必死に僧帽筋の素晴らしさを説いたけど、対立は激化するばかり。ついには、なんJ運営から警告を受けてもうたんや。

「筋肉の話題で板が荒れています。自重してください」

ワイは途方に暮れたんや。「どないしたらええんや・・・」


ある日、ワイは衝撃の事実に気づいてもうたんや。

「ちょっと待てや・・・僧帽筋だけやのうて、他の筋肉も大事なんやないか?」

そう思って、改めて自分の体を見てみたんや。確かに僧帽筋は美しい。せやけど、他の筋肉とバランスが取れてへんかったんや。

「あかん・・・これじゃワイの体、富士山みたいになっとるやんけ!」

ワイは深く反省したんや。そして、なんJに謝罪の書き込みをしたんや。

「すまんかった・・・ワイ、間違うとったわ。筋肉に貴賎なんてないんや。全ての筋肉が大事なんや」

すると、意外な反応が返ってきたんや。

「イッチ、ようやく気づいたか」
「全ての筋肉を愛そうや」
「調和こそ至高やで」

ワイは涙が止まらへんかったんや。そして、ワイは「僧帽筋教」を「万筋調和教」に改名したんや。

「全ての筋肉を平等に愛し、調和のとれた肉体を目指そうや!」

この呼びかけに、なんJ民が大挙して集まってきたんや。胸筋派も、腹筋派も、ふくらはぎ派も、みんな手を取り合ったんや。

ワイらは力を合わせて、筋トレの知識を共有し、互いに切磋琢磨し合うようになったんや。なんJは筋トレ板と化し、みんなで楽しく筋トレするようになったんや。

ある日、なんJ運営からメッセージが届いたんや。

「皆様の筋トレへの情熱に感動しました。筋トレ専用板を新設します」

ワイらは歓喜したんや。そして、新しい板「なんでも筋肉J」が誕生したんや。

「なんJ発の筋トレ文化、最高やで!」
「ワイらの筋肉、世界に轟け!」
「筋肉は世界を救う!」

ワイは幸せを噛みしめながら、こう思ったんや。

「僧帽筋から始まった旅、でもそれは全ての筋肉への愛につながったんや。筋肉に貴賎なし、全ての筋肉に栄光あれ!」

そして、ワイは「なんでも筋肉J」にこう書き込んだんや。

「みんな、ありがとう。これからも一緒に筋肉を愛でていこうや!筋トレこそ至高や!」

こうして、ワイらの筋肉信仰は新たな段階に突入したんや。僧帽筋から始まり、全ての筋肉への愛に昇華した、まさに筋肉革命やったんや!

おしまい。