ワイ、25歳。身長170cm、体重55kg。メガネにチー牛ヘアー。そう、ワイは完全体のヒョロガリや。
でも、頭脳明晰。戦略ゲームじゃ天下無双や。
「ワイこそ、現代の軍師や！」
意気揚々と就職活動するも、全滅。
「お前、軍師とか言うてるけど、その体で何ができんねん」
「僧帽筋もねぇのに、誰がお前の言うこと聞くんだよ」
ワイ、絶望。
「なんでや...ワイの頭脳を評価してクレメンス...」
そんなある日、なんJで衝撃の書き込みを見つけた。
「やるなら軍師？ 僧帽筋がひょろい奴の言うことなんて誰も聞かんぞ」
「ファッ！？僧帽筋が必要なんか！？」
ワイ、初めて自分の僧帽筋の存在に気づく。
ワイ、意を決して近所のジムに行った。そこで、めっちゃムキムキのおっさんに声かけられた。
「おい、若者。その哀れな体つき、まさか軍師気取り？」
「はい...僧帽筋鍛えたいんですけど...」
おっさん、にやりと笑った。
「ワシはキャプテンマッスル。お前に真の軍師の姿を教えてやる」
こうして、ワイの軍師への道が始まった。
毎日1000回のシュラッグ。吐きそうになりながらもワイは続けた。
1ヶ月後、ワイの僧帽筋に小さな変化が。
「おっ、なんか盛り上がってきたで！」
キャプテンマッスル、ニヤリ。
「そうや！その調子や！軍師は体も頭も使うんやで！」
3ヶ月後、ワイの僧帽筋はかなりの大きさに。首が見えにくなるほどや。
「すげぇ...でも、他はまだヒョロガリやで」
キャプテンマッスル、大笑い。
「心配すんな！僧帽筋が極限まで成長したら、他の筋肉も嫉妬して勝手に大きくなるんや」
6ヶ月後、奇跡が起きた。ワイの体全体が見違えるようにムキムキに。
「うおおお！ワイ、軍師の風格出てきたんちゃう！？」
キャプテンマッスル、誇らしげに言った。
「よくやった！お前の僧帽筋は完璧や。さあ、真の軍師としての人生、始まるで！」
ワイ、再び就職活動開始。今度は違った。
「おお！その体格、素晴らしい！」
「その僧帽筋、まさに軍師の風格だ！」
面接官たち、ワイの体格に釘付け。
「では、我が社の経営戦略を立ててください」
ワイ、ニヤリ。
「お任せあれ」
ワイ、ホワイトボードの前に立つ。背中の僧帽筋がモリモリと盛り上がる。
「まず、我々は市場をこのように分析し...」
ワイの講義が始まった。面接官たち、目を輝かせてワイの話を聞いている。
「素晴らしい！君こそ我が社に必要な人材だ！」
こうして、ワイは一流企業の戦略顧問に就任。
給料はケタ違い。肩書きは「最高戦略責任者」。
ワイの戦略は必ず当たる。社員たちはワイの言葉を神のお告げのように聞く。
「さすが軍師様や！」
「あの僧帽筋を見ろ！まさに智将の風格や！」
ある日、ライバル企業からスカウトの声がかかった。
「うちの会社に来てくれ！給料は3倍出す！」
ワイ、冷静に対応。
「すまんな。ワイはここの仲間を見捨てへんで」
社長、涙を流して喜ぶ。
「さすが我が社の軍師や！忠義の心も筋肉も立派や！」
休日、ワイはジムでキャプテンマッスルに会った。
「キャプテン！ワイ、トップ企業の軍師になったで！」
キャプテンマッスル、ニヤリ。
「当たり前や。僧帽筋は知恵も忠義も宿す。頭だけじゃ軍師は務まらんのや」
ワイ、しみじみ。
「そうや...ワイ、体も心も成長したんや」
キャプテンマッスル、真剣な顔で言った。
「軍師は体現者なんや。理想を体現せな、誰もついてこんのや」
ワイ、胸に手を当てる。筋肉の奥に、熱いものを感じた。
「キャプテン...ありがとうございます！」
ワイは涙を流した。僧帽筋は単なる筋肉やない。知恵と忠義が宿る、軍師の証やったんや。
その日から、ワイは決意した。
「よし！これからは、ワイが若者に真の軍師の姿を教えたるで！」
ワイは、なんJで軍師養成講座を始めた。
「やるなら軍師？ せや、まず僧帽筋鍛えたろ！」
この言葉は、なんJの新たな格言となった。
そして、ワイの軍師としての日々は続く。今じゃ、政治家や経営者がワイに助言を求めて来る。
「軍師殿、この国の未来をどう導けばよいでしょうか」
「我が軍師よ、次の一手をお示しください」
ワイは優しく微笑む。僧帽筋をそっと撫でながら答える。
「まずは、皆の僧帽筋を鍛えることや。そこから、国も企業も変わっていくんや」
こうして、ワイの軍師としての名声は日に日に高まっていく。メガネだろうが、チー牛ヘアーだろうが、僧帽筋さえあれば誰でも軍師になれるんや。
ワイは今日も叫ぶ。
「やるなら軍師？ 僧帽筋がひょろい奴の言うことなんて誰も聞かんぞ。せや、僧帽筋鍛えたろ！」
この言葉が、いつか日本中の若者を救うと信じて。
そして、ワイの僧帽筋は今日も輝いている。まるで、未来を照らす希望の光のように。
おわり。
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