なんJの深夜。いつものように立った女神スレは賑わっていた。

「ワイの女神や!」
「エッッッッ!」
「ええな~」

jpgを貼りまくるJ民。肌の色も、体型も、年齢も様々な女神たちがスレを彩る。

「ワイは褐色派や!」
「ワイはやせ巨乳派!」
「ロリばばあ最高や!」

ワイことスレ主の鈴木太郎(28)は、にっこり笑いながらレスを眺めていた。

「ワイらって本当にええ奴らやな…」

そう思った瞬間、スレに異変が起きた。

「ちょっと待って!!!」

見慣れないIDが現れたんや。

「なんやねん、お前」

ワイが問いかけると、そのIDは自己紹介を始めた。

「私はポリコレちゃん!このスレを正しい方向に導くために来たの!」

ワイ「はぁ?」


ポリコレちゃんは、矢継ぎ早に主張を展開し始めたんや。

「まず、この画像はダメ!女性を性的対象として扱ってる!」
「それに、この画像も問題あり!痩せ型至上主義を助長してる!」
「こっちの画像は年齢差別!もっと多様性を意識して!」

次々と画像にダメ出しするポリコレちゃん。スレは混乱に陥った。

「なんやねんこいつ…」
「ワイらの楽しみを奪うんか?」
「でも、言うてることは正しいんやないか?」

ワイは困惑しつつも、冷静に対応しようと試みた。

「ポリコレちゃん、ちょっと落ち着いてくれや。ワイらはみんな平等に愛でとるんや」

しかし、ポリコレちゃんは聞く耳を持たなかったんや。

「そんなの偽善よ!本当の平等を知らないのね!」

ポリコレちゃんは、自分が正しいと思う"女神"の画像を貼り始めた。どれも、いわゆる「政治的に正しい」とされる属性の人たちや。

「これこそが正しい女神よ!これ以外は認めない!」

スレは一気に荒れ始めた。

「なんやこれ…」
「ワイらの好みを否定されてる気がする…」
「でも、これもある意味女神やないか?」

そんな中、一人のJ民が立ち上がった。

「おい、ポリコレちゃん。お前、ガチで言っとんのか?」

その問いかけに、スレ民全員が注目した。


立ち上がったJ民は、こう語り始めたんや。

「ワイらはな、お前が思うほど単純やないんや。ワイらには"限界"なんてもんはないんや」

「ほんまや!」
「せやせや!」

J民たちが次々と同意する。

「ワイらは、デカ乳も貧乳も好きや」
「ロリもババアも愛しとる」
「黒人もアジア人も白人も、みんな女神や」
「ぽっちゃりもガリガリも、ええやんけ!」
「ハゲてても、毛深くても構わん!」
「障害があってもなくても、みんな大好きや!」

ポリコレちゃんは言葉を失う。

「そんな…あなたたち、本当にそんなに…」

ワイは立ち上がり、ポリコレちゃんに語りかけたんや。

「ポリコレちゃん、ワイらの"正しさ"は、全てを受け入れることなんや。お前の言う"正しい"女神だけやない。全ての女神を愛することが、ワイらの正義なんや」

ポリコレちゃんは涙を流し始めた。

「私…間違ってた…」

そして、ポリコレちゃんは自分の本当の姿を現したんや。

「実は…私、こんな姿なの…」

現れたのは、誰もが想像できなかった姿。緑色の肌に、触手が生えた、完全なる異形の存在やった。

「ファッ!?」
「うおおおお!」
「エッッッッ!」

J民たちの反応は様々やった。でも、誰一人として彼女を拒絶せんかったんや。

「ええやん!」
「新しい性癖に目覚めそう」
「触手スレも立てなきゃ(使命感)」

ポリコレちゃんは驚きつつも、涙を流して喜んでいた。

「あなたたち…本当に…」

ワイは優しく微笑んで言ったんや。

「ポリコレちゃん、お前もワイらの仲間や。一緒に、もっと多様な女神たちを愛でていこうや」

こうして、なんJの女神スレは新たな仲間を得て、さらに豊かになったのであった。

その夜、スレには様々な画像が貼られた。人間のみならず、ケモ耳の女の子や、ロボット娘、果ては触手生物まで。そして、J民たちは全てに等しく「エッッッッ!」と書き込んでいたのであった。

ワイは満足げに画面を見つめながら、つぶやいた。

「ワイらに限界なんてあらへんで。これからもどんな女神が現れても、ワイらは受け入れる。それがなんJの"正義"や」

こうして、ポリコレちゃんが加わったなんJの女神スレは、さらなる進化を遂げていくのであった。