ワイこと鈴木太郎、22歳ニート。大学でぼっちこいて、勉強もろくにせんかった結果がこれや。就活始まったとたん、周りの奴らがどんどん内定取っていくんや。

「くっそ...なんでワイだけ...」

ある日の面接。ワイは緊張しながら会社に向かったんや。

「はぁ...頼むで...」

面接官「志望動機をお聞かせください」

ワイ「えっと...御社の理念に共感し...」

面接官「具体的に何に共感したんですか?」

ワイ「あっ...えっと...」

結果は言わずもがな。見事に落選や。

「クソが!なんやねん日本の面接!スキルとか関係ないんかい!」

ワイは帰り道、コンビニで発泡酒を買って一人で飲むんや。

「もう終わりや...ワイの人生...」

そんな日々が続いて、ワイの部屋はゴミ屋敷と化していった。親からは「いつまで家にいるつもりや」って言われるし、友達(といっても数人や)からは「お前まだ決まってないの?」って冷ややかな目で見られる。

「ワイの人生、マジでゴミやわ...」


ある日、ワイはネットサーフィンしてたんや。するとなんJで面白いスレを見つけたんや。

「【悲報】ワイ、筋トレしたらモテモテになって草ァ!」

「えぇ...」

興味本位でスレを開いたら、こんな書き込みがあったんや。

「自重トレーニングっていうのがあるで。ジム行かんでもできるんや」

ワイは思わず食いついてしまったんや。

「マ?詳しく教えてクレメンス」

すると親切なJ民が色々教えてくれたんや。腕立て伏せ、スクワット、プランクなんかの基本的なやつから、難しいやつまで。

「ファッ!?これなら金かからんやん!」

その日から、ワイは自重トレーニングを始めたんや。最初は5回の腕立て伏せでヘロヘロになったけど、毎日続けたんや。

「うおおお!10回できたで!」

日に日に回数が増えていく。体も少しずつ引き締まってきた。

「おっ、これ、ちょっとイケメンちゃうか?」

鏡を見て、ワイは少し自信がついてきたんや。


自重トレーニングを始めて半年。ワイの体は見違えるように変わったんや。

「ファッ!?これワイか!?」

服の上からでもわかるくらいの筋肉がついてる。顔つきも変わって、自信に満ちあふれてる。

ある日、ワイは思い切って再就職活動を始めることにしたんや。

「今度こそいけるはずや!」

面接会場に向かう道すがら、ワイは自分の変化を実感するんや。

面接官「志望動機をお聞かせください」

ワイ「はい。私は自重トレーニングを通じて、継続の大切さと自己改革の可能性を学びました。この経験を活かし、御社でも常に自己成長を続けていきたいと考えています」

面接官「おっ、なかなかいいじゃないですか」

結果は...見事合格や!

「うおおおお!やったで!」

就職が決まってからも、ワイは自重トレーニングを続けたんや。そしたら、会社でも評価されるようになってきた。

「鈴木君、君最近輝いてるね」って上司に言われたんや。

ある日の飲み会。可愛い後輩(先輩)の女の子が話しかけてきたんや。

「先輩、どうやったらそんな素敵な体になれるんですか?」

ワイ(ファッ!?これがリア充ってやつか!?)

「ワイがモテる日が来るとは...」

そんなこんなで、ワイの人生は大きく変わったんや。就職も決まったし、モテるようにもなった。

「なんや、人生捨てたもんやないな」

ワイは毎日、出社前に自重トレーニングをするのが日課になったんや。

「ゴミみたいな人生やと思ってたけど、案外ええもんやな」

そう思いながら、ワイは今日も腕立て伏せを始めるのであった。

「フンッ...100回や!」


201ターンワールド2

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