ワイ、25歳ニート。毎日ゲームとアニメ三昧の生活や。

「はぁ...もう彼女できる気せえへんわ...」

そう呟きながら、ワイはスマホでなんJを開く。

「お前ら彼女おるんか?」

ワイがスレ立てると、即座にレスが付く。

「草」
「ブッサイクは黙っとれや」
「ワイはマッチングアプリでヤリまくりや」

最後のレスに、ワイは興味津々。

「マッチングアプリ?ほな、ワイもやってみるか...」

ダウンロードして、意気揚々とプロフィールを作成。

「よっしゃ、これで彼女ができるで!」

1週間後...

「マ?マッチせえへん...」

悲しみに暮れるワイ。そんな時、なんJに衝撃の書き込みを見つけた。

「自重トレーニングしたらモテるで」

「自重?ジム行かんでもできるんか?」

藁にもすがる思いで、ワイは自重トレーニングを調べ始めた。

翌日、ワイは意を決して自重トレーニングを始めた。

「うっ...くっ...腕立て伏せ1回...」

最初は全然できひん。

「アカン...ワイには無理や...」

諦めかけたその時、YouTube動画で見つけたトレーナーの言葉が頭をよぎった。

「継続は力なり。毎日少しずつでいいんです」

「そうや...諦めたらアカンのや!」

その日から、ワイは必死に自重トレーニングに励む。

腕立て伏せ、スクワット、腹筋...

毎日筋肉痛との戦いや。

「うぅ...痛いけど...なんか充実してるわ」

1ヶ月後、鏡を見たワイは驚愕した。

「お?なんか引き締まってきたやん...」

3ヶ月後...

「うおおお!6パックや!」

ワイの体は見違えるように変わっていた。

「よっしゃ!もう一回マッチングアプリやってみるで!」

新しいプロフィール写真を撮って、意気揚々とアプリを再開。

「今度こそや!」

すると...

「ん?通知めっちゃ来るやん...」

マッチングアプリの通知が鳴りやまへん。

「やったで!こんなにマッチするなんて!」

興奮冷めやらぬワイ。けど、よく見ると...

「うーん...ちょっとレベル低くないか?」

マッチした女の子たちのプロフィールを見比べる。

「いや、ワイがブサイクやったときはこんなんでも喜んでたけど...」

ワイは気づいた。自分が変わったんや。見る目が肥えたんや。

「よっしゃ、ちょっと待っててな。もっといい子来るはずや」

数日後、ついに理想の女の子とマッチ!

「初めまして!カフェでお茶しませんか?」

「はい、喜んで♪」

初デートの日、緊張しながらカフェに向かうワイ。

「あの...」

「あ、はじめまして!」

お互いに見つめ合う。

「えっと...筋トレしてるんですか?」

「うん、自重トレーニングやってるんや」

「すごいです!私も最近始めたんです♪」

意気投合するワイたち。

帰り道、ワイはなんJに書き込んだ。

「自重トレーニングしたらマッチングアプリで最高の彼女できたで」

「うおおお、勝ち組か!」
「筋トレって効果あるんか」
「ワイも明日から頑張るで」

ワイは満足げに空を見上げた。

「自重トレーニング...ワイの人生変えてくれたわ」

そう呟きながら、ワイは彼女とのデートプランを考え始めた。

「次は一緒に筋トレとか...いやいや、まだ早いか(笑)」

幸せな気分で家路につくワイ。

もう、マッチングアプリのブサイクなんて気にならへん。

だって、最高の彼女ができたんやから。

そして何より、ワイ自身が変われたんや。

「明日も自重トレーニング頑張るで!」

ガッツポーズしながら、ワイは走り出した。

新しい人生の幕開けや。