ワイ、今日も部屋でなろう小説読みながらニート生活満喫中や。
突如、マッマの声が響く。「はよ働け!」
ワイ「うるさいわ!今忙しいんじゃ!」
マッマ「何が忙しいねん!毎日ゴロゴロして、一体何してんの!」
ワイ「ワイは今、人生の意味を考えとるんや!」
マッマ「アホか!お前みたいなニートに人生の意味なんかわかるわけないやろ!」
ワイ「くっそ...」
マッマの言葉にムカついたワイ、部屋を飛び出す。行き先もなく、とりあえず近所のコンビニへ。
店内をブラブラしてると、ガラッと扉が開いて、めっちゃ可愛い女の子が入ってきた。
ワイ(うおおお!めっちゃエエ女やんけ!)
ワイ、女の子に話しかけようとするも、緊張で足が震える。
ワイ「あ、あの...」
女の子「はい?」
ワイ「そ、その...お菓子、どれがオススメですか?」
女の子「え?私に聞かれても...」
ワイ「あ、ごめんな...」
女の子、ワイを見て困惑顔。そのまま去っていく。
ワイ(あかん...話しかけるの失敗したわ...)
落ち込むワイ、コンビニを後にする。
帰り道、公園のベンチに座り込む。
ワイ「はぁ...なんでワイはモテへんのやろ...」
そんなワイの横に、おっさんが座る。
おっさん「お前、悩んでるみたいやな」
ワイ「えっ?」
おっさん「ワイにはわかるで。お前、モテへんって悩んでるんやろ?」
ワイ「な、なんでわかるんですか?」
おっさん「ワイも昔そうやったからな。お前みたいな顔してたわ」
ワイ「マジですか?」
おっさん「せやで。ワイもモテへんかった。でも、今は違う」
ワイ「どうやって変われたんですか?」
おっさん「簡単や。自信を持つことや」
ワイ「自信...ですか?」
おっさん「そうや。お前、自分のことどう思ってる?」
ワイ「ワイは...ダメな奴です。ニートやし、コミュ障やし...」
おっさん「そこや!そういう考え方がアカンねん!」
ワイ「え?」
おっさん「お前、自分のことダメやと思ってるから、周りにもそう思われるんや」
ワイ「でも...」
おっさん「いいか?お前には良いところがあるはずや。それを見つけて、伸ばすんや」
ワイ「良いところ...ですか?」
おっさん「そうや。例えば、お前何か得意なことあるか?」
ワイ「うーん...ゲームは得意です」
おっさん「ほら、あるやん!それを活かせばええんや」
ワイ「でも、ゲームが得意なだけじゃ...」
おっさん「いや、そうやない。ゲームが得意ってことは、集中力あるってことやろ?問題解決能力もあるはずや」
ワイ「そう...ですかね?」
おっさん「そうや!そういうところを伸ばしていけば、自信もついてくる。自信があれば、女の子にも自然と話しかけられるようになるで」
ワイ「へぇ...」
おっさん「それに、働くのも大事や。お金がないと、デートもできへんやろ?」
ワイ「たしかに...」
おっさん「まずは、自分を変えることから始めるんや。そしたら、モテるようになるで」
ワイ「わかりました!頑張ってみます!」
おっさん「そうや、その調子や!」
ワイ、おっさんの言葉に勇気をもらい、家に帰る。
部屋に戻ったワイ、パソコンの前に座る。
ワイ「よし、まずは求人サイトを見てみるか...」
画面を見ながら、ワイは考える。
ワイ(ゲームの知識を活かせる仕事...ゲーム会社のカスタマーサポートとか、どうやろ?)
ワイ「よし、これに応募してみるか!」
意を決したワイ、履歴書を書き始める。
数日後、面接の連絡が来る。
ワイ「やった!面接までこぎつけたで!」
面接当日、ワイはスーツを着て会社へ向かう。
面接官「では、ゲームに関する知識を教えてください」
ワイ「はい!ワイはこれまで様々なジャンルのゲームをプレイしてきました。RPGやFPS、パズルゲームなど、幅広い知識があります」
面接官「へぇ、詳しいんですね。では、お客様対応で大切なことは何だと思いますか?」
ワイ「はい。まず、お客様の立場に立って考えることが大切だと思います。ゲームで困ったときの気持ちはよくわかるので、親身になって対応したいです」
面接官「なるほど。いい答えですね」
面接を終えたワイ、手ごたえを感じる。
数日後、合格の連絡が来る。
ワイ「やったで!仕事が決まったんや!」
マッマ「まぁ!良かったわね!」
ワイ「ありがとう、マッマ。ワイ、これから頑張るで!」
仕事を始めて数ヶ月後、ワイは少しずつ自信がついてくる。
ある日、同じ会社の女の子に話しかけられる。
女の子「あの、○○さん。今度の休みに、みんなでカラオケに行くんだけど、よかったら一緒にどう?」
ワイ「え?ワイでええんか?」
女の子「うん、○○さん面白いし、ぜひ来てほしいな」
ワイ「わかった!行く行く!」
カラオケで盛り上がるワイ。周りの人たちと楽しく過ごす。
ワイ(ワイ、変われたんや...)
帰り道、ワイは空を見上げる。
ワイ「ありがとう、あのときのおっさん。ワイ、これからも頑張るで!」
そう誓うワイの顔には、自信に満ちた笑顔が浮かんでいた。
おわり
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