まずな、「エヴァンゲリオン」(以下、エヴァ)言うたら、1995年から放送された アニメ やで。めっちゃ人気出て、今でも語り継がれとる作品や。でも、「結局なんなん?」って思とる奴、多いんちゃうか?ワイもそうやったで。せやから、今回はエヴァの本質について、ガッツリ掘り下げていくで!
1. 物語の基本設定
エヴァの世界設定はこうや。2000年に「セカンドインパクト」っちゅう大災害が起こって、人類の半分以上が死んでまった。そんで、15年後の2015年、謎の敵「使徒」が現れて、人類を滅ぼそうとしとるんや。主人公の碇シンジを含む選ばれし子供らが、「エヴァンゲリオン」っちゅうロボットに乗って、使徒と戦うんや。
ここまでは普通のロボットアニメっぽいけど、そこからが エヴァ のヤバいとこなんや。
2. 心理描写のディープさ
エヴァの特徴の一つが、キャラの心理描写がめっちゃ深いことや。特に主人公のシンジは、めちゃくちゃ繊細で悩みまくりや。父親との関係、他人とのコミュニケーション、自己肯定感の低さ。こういう現代人の抱える問題をガッツリ描いとるんや。
他のキャラも、アスカの自己顕示欲、レイの自我の欠如、ミサトの過去のトラウマ、みたいな感じで、それぞれ深い心の闇を抱えとる。これ、見とるこっちも「ワイもそうや...」って思わされるんや。
3. 宗教的・哲学的要素
エヴァは、宗教や哲学の要素もめっちゃ取り入れとるんや。使徒の名前はユダヤ教の天使の名前やし、人類補完計画はユダヤ教の カバラ 思想がベースになっとる。
それに、「ATフィールド」っちゅう概念は、人間の心の壁を表しとるんやないかって議論もあるで。こういう深い話、好きな奴にはたまらんのやろな。
4. 独特な演出
エヴァの演出も、めっちゃ特徴的や。例えば、アニメなのに実写映像使うたり、妙にリアルな日常描写入れたり。そして、有名な「congratulations」のシーンとか、めっちゃシュールな演出も多いんや。
これ、「なんやこれ」って思う人もおるやろうけど、逆に「深いわ〜」って感じる人もおるんや。この「わけわからんけど、なんかすごい」感が エヴァ の魅力の一つやと思うで。
5. 人類補完計画の謎
エヴァの最大の謎が、この「人類補完計画」や。結局なんやったんかって話やけど、簡単に言うと「全人類をオレンジジュースにして、みんなの心をごっちゃまぜにする計画」みたいな感じや。
これ、一体何がしたかったんかって話やけど、要はみんなの心の壁をなくして、完全に分かり合える世界を作ろうとしたんやないかな。でも、それって本当に幸せなんか?っていう問いかけもあるわけや。
6. 作者の思想
エヴァを語る上で外せへんのが、作者の庵野秀明の思想や。庵野監督自身、うつ病を経験しとるらしくて、そのへんの経験がエヴァに反映されとるんやないかって言われとる。
「逃げちゃダメだ」っていうセリフとか、結局は自分と向き合わなアカンっていうメッセージ、これ全部庵野監督の思想が反映されとるんやろな。
7. オタク文化への影響
エヴァが出てから、アニメ業界もオタク文化も大きく変わったんや。それまでの「ロボットアニメ」のイメージをぶち壊して、アニメでもここまで深いテーマを扱えるんやって示したんや。
それに、レイやアスカのフィギュアが爆発的に売れて、フィギュア文化も広まったんや。今でこそ当たり前やけど、エヴァがきっかけやったんやで。
8. 終わらない物語
エヴァの面白いとこは、20年以上経っても新しい作品が出続けとることや。テレビシリーズ、劇場版、リメイク...次々と新しいエヴァが作られとる。
これって、エヴァの物語自体が「完成」しとらんってことやないか?作者も視聴者も、ずっとエヴァの「答え」を探し続けとるんやないかな。
9. 人間ドラマとしての側面
エヴァって「人間ドラマ」なんやと思うで。確かに、ロボットが出てきて、怪獣と戦うんやけど、本質的には「人間関係」の物語なんや。
シンジと父親の関係、アスカとカヲルのシンジへの想い、ミサトとリツコの友情と確執...こういう人間関係のドラマが、エヴァの本質やと思うんや。
10. 「自分探し」の物語
最後に、エヴァって結局「自分探しの物語」なんやないかって思うんや。シンジが自分の居場所を探し、自分の存在意義を見出そうとする。他のキャラも、みんな自分のアイデンティティーに悩んどる。
これって、現代人共通の悩みやないか?「自分って何者なんや」「どう生きたらええんや」...こういう普遍的なテーマを、難解な設定とシュールな演出で包んで届けとるんが エヴァ なんやと思うで。
結論:エヴァって結局なんなん?
エヴァって「人間の心の物語」なんやないかな。ロボットや怪獣は、あくまでメタファーで、本質は「人間とは何か」「どう生きるべきか」っていう問いかけなんや。
難解な設定や演出で包まれとるけど、核心は意外とシンプルなんかもしれん。「自分を知り、他人を理解し、そして生きていく」...そんなメッセージがエヴァの本質やと、ワイは思うで。
でもな、これはワイの解釈やで。エヴァの面白いところは、見る人によって全然違う解釈ができることなんや。お前らはどう思う?エヴァ見て、どんなこと感じた?
エヴァって、単純に「わかった」で終われる作品やないんや。何回見ても新しい発見があるし、人生経験積むごとに違う角度から見えてくる。だからこそ、20年以上経っても語り継がれとるんやと思う。
ほな、エヴァについてのワイの論考はこれで終わりや。長々と書いたけど、ちゃんと最後まで読んでくれたか?読んだ後は、もう一回エヴァ見直してみるのもええかもな。きっと、また新しい発見があるで!
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