ワイ、最近マジで思うんや。世間の奴らって、ニートのこと勘違いしとるんちゃうか?

「ニートなんて甘えやろ」「働く気がないだけや」「親のスネかじってる連中や」

こういう声、よう聞くんやけど、ホンマにそうなんか?ワイ、そうは思わんのや。

まず、ニートの定義から確認せなアカンで。ニートちゅうんは「Not in Education, Employment or Training」の略やろ。つまり、学校にも行ってへんし、仕事もしてへんし、職業訓練も受けてへん若者のことや。

でも、これ見てもわかるやろ?「働く気がない」なんて一言も書いてへんのや。

せやのに、なんで世間はニートを「働く気のない怠け者」みたいに見るんやろ?

ワイ、これには3つの理由があると思うんや。

1. 「自己責任論」の蔓延
2. メディアの偏った報道
3. 成功者バイアス

まず1つ目、「自己責任論」や。

「頑張れば誰でも成功できる」「努力が足りないだけや」

こういう考え方、日本社会に染み付いとるよな。

でも、これってめっちゃ単純化しすぎやろ。人生そんな簡単ちゃうで。

ニートになる理由は人それぞれや。精神的な問題、家庭環境、経済状況...様々な要因が絡み合っとるんや。

「自己責任や」で片付けるんは、問題の本質見えてへんのと違うか?

次に2つ目、メディアの偏った報道や。

テレビとか新聞見てみい。ニートの特集ってどんなんや?

「昼までゲーム三昧」「親の年金で豪遊」

こんなんばっかやろ。確かにそういう奴もおるかもしれんが、全員がそうちゃうで。

でも、視聴率取れるんはこういう極端な例なんや。普通に悩んどる奴の姿なんて、つまらんからほとんど報道されへん。

結果、世間はニートのイメージ歪んでまうんや。

最後に3つ目、成功者バイアスや。

「ワイは頑張って這い上がったんや」「努力すれば誰でもできる」

こういう声、よう聞くやろ。でも、これって完全に成功者の目線やで。

確かに努力は大事や。でも、それだけやないんや。

運も実力のうちやし、環境も大きいんや。親の収入、学歴、人脈...これらも成功の要因になるんや。

成功した人間は、自分の努力だけで成功したと思いがちや。でも、それは一面的な見方やろ。

じゃあ、ニートになる本当の理由は何なんや?

ワイ、以下の要因が大きいと思うんや。

1. 経済的な問題
2. 教育システムの欠陥
3. メンタルヘルスの問題
4. 就職氷河期世代の影響
5. 社会的孤立

経済的な問題や。親の収入が低かったら、良い教育受けられへんやろ。バイトしながら勉強するんも大変や。

教育システムの欠陥もでかい。学校って、偏差値とか成績ばっかり気にして、社会に出てから必要なスキルあんまり教えてくれへんやろ。

メンタルヘルスの問題も深刻や。うつ病や不安障害で働けへん若者、増えとるんや。でも、心の病気は目に見えへんから、「怠けてる」って思われがちなんや。

就職氷河期世代の影響も無視できへん。バブル崩壊後、正社員になれんかった世代が親になって、その子供たちもまた苦労しとるんや。負の連鎖や。

社会的孤立もあるな。核家族化が進んで、地域のつながりも薄くなって、困ったときに相談する相手がおらんのや。

こう見てくると、ニートになるのって「自由意志」だけやないって分かるやろ。

社会構造の問題や。個人の努力だけでは解決でけへん問題なんや。

せやから、「ニートは甘えてる」みたいな単純な見方は、マジでやめた方がええで。

問題の本質を見極めて、社会全体でサポートしていく必要があるんや。

就労支援、メンタルヘルスケア、教育改革...色んなアプローチが必要やで。

ニートの若者たちも、決して「働きたくない」わけやない。チャンスがあれば、社会に貢献したいって思っとる奴らばっかりや。

ワイらがすべきは、その可能性を潰すんやなくて、伸ばしていくことやろ。

世間はニートのこと、マジで勘違いしとるで。

ニートは自由意志でなっとるわけやない。社会の構造的な問題が、若者たちを追い詰めとるんや。

この現実をしっかり理解して、偏見を捨てて、みんなで解決策を考えていこうや。

そうせんと、日本の未来はマジでヤバいで。