ワイは高校2年生のなんJ民や。勉強嫌いで、特に数学が大嫌いやった。「男なら数学で死ね」っちゅう言葉を聞いて、「死ぬなら数学なんかやらんわ!」って思っとったんや。
でも、ある日の数学の授業中、先生が言いよったんや。
「お前ら、数学ができんかったら、将来ろくな仕事にもつけんぞ」
ワイは心の中で「はぁ?数学なんか実生活で使わんやろ」って思っとったんやが、隣の席のマッチョな奴が真剣に聞いとるんよ。
「おい、お前なんでそんな真剣に聞いとんねん」ってワイが聞いたら、そいつが答えたんや。
「俺、筋トレの重量計算に数学使っとるんや。数学できんと、効率的に筋肉つかへんのや」
ワイ、衝撃受けたわ。数学が筋トレに使えるなんて、考えたこともなかったんや。
その日から、ワイは数学の勉強を始めたんや。最初は全然わからんくて、問題集見ただけで頭痛くなりよったわ。でも、筋トレする時の気持ちで「男なら数学で死ね!」って自分に言い聞かせて、必死に勉強したんや。
数週間後、ちょっとずつやけど、数学が分かるようになってきたんや。二次関数のグラフ を見ると、筋肉の成長曲線みたいに見えてきて、なんかワクワクしてきたわ。
ある日、クラスメイトの女の子から「数学教えてほしい」って言われたんや。ワイ、ドキドキしながら教えたんやが、女の子が「すごい!分かりやすい!」って言うてくれたんよ。その時、数学ができる喜びを初めて感じたわ。
でも、テストではまだまだアカンかったんや。50点取るのがやっとで、「もう無理や...」って思いかけたときや。数学の先生が声かけてきたんや。
「お前、最近努力しとるな。その調子や。男なら数学で死ぬくらい頑張れ!」
その言葉に、ワイは奮起したんや。「よっしゃ、本気出したろ!」って。
それからは、休み時間も放課後も数学の勉強や。友達に「お前、狂ったんか?」って言われても、「うるせえ!男なら数学で死ぬんじゃ!」って叫びながら問題解いとったわ。
そしたらどうや、不思議なことが起こり始めたんや。数学の問題が、パズルみたいに楽しくなってきたんよ。「この公式使ったら、こうなって...」みたいな感じで、頭ん中で式が踊りだすんや。
高3になって、模試の結果が返ってきたときのことや。数学の偏差値が70を超えとったんや!ワイ、思わず廊下で雄たけびあげてもうたわ。
「やったぜ!男なら数学で死ねや!」
周りの奴らは引いとったけど、ワイは嬉しくて仕方なかったんや。
そんなワイを見て、数学の先生が声かけてきたんや。
「お前、数学で生き返ったな」
ワイは、その言葉の意味がようわからんかったんやが、なんか嬉しかったわ。
大学受験の日、ワイは数学の試験に挑んだんや。問題見たとき、ちょっと焦ったけど、「男なら数学で死ね!」って心の中で叫んで、落ち着いて解いていったんや。
結果発表の日、ワイは合格してたんや。しかも、数学の成績がトップクラスやったんよ。
大学に入って、ワイは数学科を選んだんや。「数学で死ぬ」んやなくて、「数学で生きる」道を選んだんや。
今じゃ、ワイは数学を使って、AIの研究しとるんや。数式見るたびに、高校時代の苦労思い出すわ。でも、あの時「男なら数学で死ね」って頑張ったから、今があるんやって思うんや。
そして、後輩たちにはこう言うとるんや。
「数学で死ぬな。数学で生きろ!」
ワイの話を聞いた後輩たちは、目を輝かせて数学の勉強に打ち込んどるで。
ワイは思うんや。「男なら数学で死ね」っちゅうんは、ただの脅しやのうて、可能性への挑戦やったんやなって。数学で「死ぬ」んやなくて、数学で「生まれ変わる」ことができるんや。
これからも、ワイは数学と共に生きていくで。だって、男やろ?数学で死ぬくらい、一生懸命生きていくんや!
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