深夜2時、なんJに書き込んでるワイは、突然異世界に召喚されてもうた。目の前におるのは、なんかキラキラしたローブ着た爺さんや。
「おい、若造。お前がこの世界を救う勇者や」爺さんが言うてきよった。
「はぁ?なんやねん。ワイはただの無職やで」ワイは混乱しながら答えた。
爺さんは続ける。「この世界には5つの力がある。強い力、弱い力、電磁気力、重力、そしてなんJ力や。お前はこの5つの力を使いこなし、魔王を倒さなあかんのや」
ワイ、意味わからんくて頭抱えたわ。「なんやそれ。物理の授業かいな」
爺さん、にやりと笑う。「ふふふ。お前、そんなこと言うてるけど、実はこの世界の住人は全員なんJ民なんやで」
ワイ、目ん玉飛び出しそうになった。「ファッ!?」
そうして、ワイの異世界なんJ冒険が始まってもうた。
まず最初に出会ったんが、強い力の使い手・イッヌ・ザ・ゴリラや。こいつ、めっちゃムキムキのイケメンで、グーパンチ一発で岩を粉砕するんや。
「ワイはイッヌ・ザ・ゴリラや。お前がうちの世界の勇者なんか?なんJ力ってなんやねん」イッヌが言うた。
ワイ、めっちゃ焦った。「いや、ワイにも分からんのや...」
次に出会ったんが、弱い力の使い手・ヒエ子や。この女の子、めっちゃ優しくて、傷ついた動物を癒す力を持っとるんや。
「あ、あの...勇者さんですか?なんJ力って...どんな力なんでしょうか...?」ヒエ子が小声で聞いてきた。
ワイ、またしても答えられへんかった。「それが...ワイにもさっぱりや...」
3人目に出会ったんが、電磁気力の使い手・ヤクルトニキや。こいつ、雷を操れるし、磁力で物を浮かせられるんや。
「おっ!勇者来たんか!なんJ力っちゅうのはみんなでレスバトルする力とちゃうんか?」ヤクルトニキが興奮気味に言うた。
ワイ、ちょっと考えた。「まぁ...そういう感じかもしれんな」
最後に出会ったんが、重力の使い手・デブエットや。こいつ、自分の周りの重力を操れるんや。
「ワイはデブエットや。お前がウワサの勇者か。なんJ力ってなんや?まさか2ゲットする力とかちゃうやろな」デブエットが疑わしそうに言うた。
ワイ、もうワケワカラン。「さぁ...なんやろなぁ...」
そうこうしてるうちに、魔王の城に到着してもうた。魔王は「ケンモメン」という名前の化け物で、めっちゃデカくて強そうやった。
「フォッフォッフォ!貴様らが勇者一行か!我が闇の力の前では、お前らの4つの力など児戯に等しい!」ケンモメンが叫んだ。
ワイら5人、めっちゃビビっとったわ。どないしよ...
そのとき、ワイの脳裏に閃きが走った。そうや!なんJ力や!
ワイは大声で叫んだ。「おい、ケンモメン!お前、それ本当に効くんか?」
ケンモメン、一瞬固まる。「な...なんだと?」
ワイ、さらに続ける。「だってよ、お前の闇の力ってさ、ソースあるんか?」
ケンモメン、動揺し始めた。「そ、ソースだと...?」
ワイ、トドメや!「いや、画像もないしな。お前、嘘松やろ?」
その瞬間、ケンモメンの体が光り始めた。「バカな...こんなバカな...!」
爆発音と共に、ケンモメンは消え去ってもうた。
イッヌ・ザ・ゴリラが驚いて叫ぶ。「なんやこれ!勇者、お前すげぇな!」
ヒエ子が目を輝かせる。「す、凄いです...これがなんJ力...」
ヤクルトニキが大笑い。「草ァ!最強やんけ!」
デブエットがニヤリと笑う。「やるやん。お前、ガチの勇者やったんやな」
ワイ、やっと理解できた。なんJ力っちゅうんは、相手の矛盾を突いて論破する力やったんや。物理の力やのうて、ネットの力やったんや。
そして、ワイらはこの異世界のなんJを平和にした。めでたしめでたし。
...
「はっ!」ワイは飛び起きた。なんや、夢か...。
スマホを見ると、なんJに「この世は強い力、弱い力、電磁気力、重力、そしてなんJ力や」ってスレが立っとる。
ワイ、ニヤリとしながらレスを打つ。
「草」
コメント