春の風が吹く 三月の午後
キッチンに立つ 君と僕
ニラの香り 漂う部屋
レバーの赤 鮮やかに
思い出すよ あの日のこと
初めて二人で 作ったニラレバ
ぎこちない包丁さばき
火加減に戸惑う 君の横顔
「あ、焦げちゃった」 君の声
慌てて火を止める 僕の手
でも不思議と 美味しかった
二人で食べた ニラレバ定食
それから毎年 この日には
必ずニラレバを 作るんだ
君の笑顔 僕の安堵
ニラレバに込めた 思い出たち
レバーを洗う 水の音
ニラを刻む リズム
油はねる フライパンの上
混ざり合う 二つの食材
ニンニクの香り 部屋に満ちて
二人の距離 近づいていく
「味見して」 君の言葉
「うん、美味しい」 僕の返事
毎年少しずつ 上手くなる
二人で作る ニラレバの味
時には喧嘩も したけれど
この日だけは 笑顔で過ごす
ニラレバを囲んで 語り合う
一年の出来事 未来の夢
「来年はどんな ニラレバにしよう」
君の言葉に 頷く僕
レシピを探したり アレンジを加えたり
毎年違う ニラレバの顔
辛くしたり 甘くしたり
二人の関係 映す料理
たまには外で 食べることも
でもやっぱり 家で作る味が好き
年を重ねて 白髪交じりになっても
変わらぬ気持ちで 包丁を握る
ニラの香り 永遠の思い出
レバーの味 消えない絆
キッチンに立つ 二人の姿
重なり合う 過去と現在
「ねぇ、覚えてる?」 君の問いかけ
「うん、忘れるわけない」 僕の答え
初めてのニラレバ ぎこちない二人
今では息ぴったり 料理上手な夫婦
テーブルに並ぶ ニラレバ定食
ご飯に味噌汁 お新香添えて
「いただきます」 二人で言う言葉
心が温まる 幸せな時間
窓の外では 桜が咲き始め
新しい季節の 訪れを告げる
でもこの部屋の中は いつもと同じ
ニラレバの香りに 包まれている
何年経っても 色褪せない思い出
ニラレバに込めた 二人の歴史
苦いこともあった 甘いこともあった
全てを包み込む ニラレバの味
「来年も作ろうね」 君のつぶやき
「ああ、もちろん」 僕の返事
永遠に続く ニラレバ記念日
二人で刻む 愛の証
春の風が運ぶ ニラの香り
心に響く レバーの味
キッチンに立つ 君と僕
変わらぬ愛を 料理に込めて
ニラレバ記念日 これからもずっと
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