ソクラテスの一日はニートの一日と変わらん

ワイ、32歳ニート。今日もいつも通り昼過ぎに起きて、スマホいじりながらダラダラ過ごしとるんや。

「はぁ...ワイの人生なんやねん...」

そう思いながら2chを眺めてたら、なんJに気になるスレが立っとったんや。

「ソクラテスの一日ってニートと変わらんよな」

「なんやそれ?」ワイ、興味津々でスレを開いてみたんや。

そしたらどうよ、めっちゃ面白い内容やったんや。

「ソクラテスって毎日、アテネの広場でダベってただけやで」
「仕事もせんと、若者に絡んで議論してただけやんけ」
「ニートの先駆者やんけ!」

ワイ、なんか妙に納得してもうたんや。

「せやな...ソクラテスも所詮ニートやったんか...」

そう思いながら、ワイはソクラテスのことをもっと調べてみることにしたんや。

調べてみると、ソクラテスってめっちゃ面白い奴やったんや。

朝から晩まで、アテネの広場をウロウロしながら、出会った人と議論しまくっとったらしい。

「お前、正義って何やと思う?」
「美しさの本質は何やねん?」
「人間にとって大切なもんって何やろ?」

こんな感じで、突然声かけて議論始めるんやと。

「ヤバいな...ワイがやったら絶対通報されるわ...」

ワイ、そう思いながらも、なんかソクラテスに親近感湧いてきたんや。

だって、ワイも毎日ネットでレスバトルしとるやん?

「せや!ワイもソクラテスみたいなもんやん!」

そう思った瞬間、ワイの中で何かが変わったんや。

「よっしゃ!ワイもソクラテス目指して頑張ったろ!」

次の日から、ワイは近所の公園に行って、ソクラテスごっこを始めたんや。

最初は恥ずかしかったけど、勇気出して声かけてみたんや。

「あの...すみません。人生の意味って何やと思います?」

声かけた相手は、おっちゃんやったんやけど、めっちゃ優しく答えてくれたんや。

「人生の意味?うーん、難しい質問やな。ワシは家族を大切にすることやと思うで」

ワイ、その答えにめっちゃ感動してもうたんや。

「家族か...ワイには家族しかおらんかったな...」

その日から、ワイは毎日公園に行って、人々と議論するようになったんや。

最初は警戒されることもあったけど、だんだん常連さんができてきて、毎日のように議論するようになったんや。

「ニートのくせに、よう毎日来るな」
「お前、ソクラテスのつもりか?」
「でも、お前と話すの結構おもろいわ」

みんな最初は冷ややかやったけど、だんだん打ち解けてきてくれたんや。

ワイも、みんなと議論する中で、いろんなことに気づかされたんや。

「人それぞれ、幸せの形は違うんやな」
「正解のない問題こそ、考える価値があるんやな」
「自分の無知を知ることが、本当の知恵の始まりなんやな」

ソクラテスの言葉を思い出しながら、ワイはどんどん成長していったんや。

そんなある日のこと。

いつものように公園で議論してたら、なんか怖そうなおっさんが近づいてきたんや。

「お前、毎日何しとんねん」

ワイ、ビビりながらも答えたんや。

「あ、あの...ソクラテスみたいに、みんなと対話して真理を探求しとるんです...」

すると、そのおっさん、急に笑い出したんや。

「ソクラテスか!面白いやつやな!」

そのおっさん、実は地元の市議会議員やったんや。

「お前、うちの議会で若者の意見を聞かせてくれへんか?」

ワイ、びっくりしたけど、なんか運命を感じたんや。

「はい!喜んで!」

そこからワイの人生は急展開。

市議会で若者の代表として意見を述べるようになって、地元じゃちょっとした有名人になってもうたんや。

「ニートのくせに、ようやるわ」
「お前の意見、なかなかええやん」
「これからの若者の希望やで」

みんなにそう言われるようになって、ワイ、なんか誇らしくなってきたんや。

そんなある日、地元の高校から講演依頼が来たんや。

「ええ!?ワイが講演!?」

ビビりまくりやったけど、せっかくのチャンスやし、頑張ってみることにしたんや。

講演のテーマは「現代のソクラテスになろう」

ワイ、必死こいて原稿書いて、当日を迎えたんや。

めっちゃ緊張したけど、なんとか話せたんや。

「みんな、考えることを恐れんといてな。分からんことだらけや。でも、それを認めることから始まるんや。ソクラテスみたいに、疑問を持ち続けることが大切なんや」

話し終わったら、会場から拍手が起こったんや。

「うおおお...ワイにもこんな日が来るとは...」

感動で涙が出そうになったけど、必死でこらえたんや。

そんなこんなで、ワイの人生は大きく変わったんや。

今じゃ、地元の若者たちのメンターとして活動しとるで。

毎日、若者たちと議論して、一緒に成長していってる。

「ワイ、ソクラテスになれたんかな...」

そんなことを考えながら、今日も公園に向かうんや。

振り返ってみると、ワイの人生、ほんまおもろいもんやったわ。

ニートだった頃は、毎日がつまらんかった。
でも、ソクラテスのことを知って、人生が180度変わったんや。

今じゃ、毎日がワクワクや。
新しい出会いや発見がいっぱいあって、人生がめっちゃ充実しとるで。

ソクラテスの言葉を思い出すんや。

「吟味されない人生は生きるに値しない」

ワイ、この言葉を胸に刻んで、これからも頑張っていくで。

ニートのみんな、諦めんといてな。
お前らにも、きっとチャンスは来るで。

大切なんは、自分の頭で考え続けることや。
それさえできれば、ソクラテスだって、ニートだって関係あらへんのや。

ほな、また明日も公園で会おうな!
ワイと一緒に、人生の意味でも探そうや!

おしまい。