ワイ、プロテイン童貞。そう、ワイはプロテインを一度も飲んだことのない陰キャや。筋トレ? そんなもん興味ないわ。そう思っとったんや、この間まで。

ある日のこと、ワイの親友のマッチョ太郎が言いよった。

「お前、プロテイン飲まんの? 人生の10割損しとるで!」

ワイは失笑した。「はぁ? プロテインなんか飲んでどうすんねん」

マッチョ太郎は真剣な顔で語り始めた。

「プロテインはな、ただの栄養補給やないんや。人生を変える魔法の粉なんや」

ワイは半信半疑やった。だが、マッチョ太郎の熱弁は止まらん。

「プロテイン飲み始めてから、ワイの人生変わったで。筋肉ついて自信もついた。仕事のパフォーマンスも上がったし、彼女もできたんや」

ワイは思わず聞いてしまった。「ほんまかいな...」

マッチョ太郎は続けた。「お前も飲んでみいや。損はせーへんで」

その日から、ワイの頭の中はプロテインでいっぱいになってもうた。

「ほんまに人生変わるんかな...」

悩みに悩んだ末、ワイはついにプロテインを購入することを決意した。

ネットで注文したプロテインが届いた日、ワイの手は震えとった。

「これを飲めば、ワイの人生も変わるんか...?」

おそるおそる、ワイはプロテインを水に溶かした。ゴクリと生唾を飲み込み、おそるおそる一口。

「...うまいやんけ!」

ワイは驚いた。想像してたような不味さはなく、むしろ美味しいくらいや。

プロテインの歴史は意外と古くて、1950年代にアメリカで開発されたんやで。当初は宇宙飛行士のための栄養補給食として作られたんやけど、後にボディビルダーに人気が出て、今では一般にも広まっとるんや。

ワイはその日から、毎日プロテインを飲むようになった。最初は特に変化を感じんかったけど、1週間くらい経つと、なんか体が軽くなった気がしてきた。

「おっ、これはええんちゃうか?」

ワイは調子に乗って、軽い筋トレも始めてみた。腕立て伏せとか腹筋とか、YouTubeで見た簡単なやつや。

1ヶ月が経った頃、ワイは鏡の前で驚いた。

「おいおい、ちょっと筋肉ついとるやんけ...!」

確かに、ワイの体は少しずつ変わり始めとった。それだけやない。なんか自信がついてきた気がするんや。

仕事でも、今までビビっとった上司に「こうしたほうがええんちゃいますか?」って提案できるようになった。

「おっ、ナイスアイデアやな」

上司にそう言われたときの喜びったらなかった。

プロテインを飲み始めて3ヶ月経った頃、ワイの人生は大きく変わっとった。

体型が変わっただけやない。自信がついて、コミュニケーション力も上がった。仕事でも認められるようになったし、なんと彼女までできたんや。

ある日、久しぶりにマッチョ太郎と会った。

「お前、めっちゃ変わったな! プロテインの効果あったみたいやな」

ワイは照れくさそうに答えた。「せやな。お前の言うとおりやったわ」

マッチョ太郎は満足気に頷いた。「ほらな。言うたやろ? プロテイン童貞は人生の10割損しとるって」

ワイは笑いながら言い返した。「せやけど、もう童貞やないで!」

二人で大笑いしたあと、ワイは真面目な顔になった。

「ほんまにありがとな。お前がおらんかったら、ワイの人生変わらんかったかもしれん」

マッチョ太郎は照れくさそうに肩をたたいた。「いや、変えたんはお前自身やで」

その通りや。プロテインは確かにきっかけになった。でも、本当に人生を変えたのは、ワイ自身の努力やったんや。

プロテインを飲み始めたことで、ワイは自分を変えようって思えたんや。筋トレも頑張ったし、仕事にも真剣に取り組んだ。

プロテインは魔法の粉やない。でも、それをきっかけに自分を変える勇気をくれるんや。

今じゃ、ワイはプロテイン伝道師や。周りの陰キャ仲間にも「プロテイン飲んでみいや」って勧めとる。

「お前らも人生の10割損してるで! ワイみたいに人生変えられるかもしれんで!」

そんなワイを見て、仲間たちも少しずつプロテインに興味を持ち始めとる。

ワイは思うんや。プロテイン童貞やった頃の自分に、今の自分を見せてやりたいって。

「ほら見いや。お前にもこんな未来があるんやで」って。

プロテイン童貞のみんな。人生の10割損してるかもしれんけど、まだ遅くないで。今からでも変われるんや。

プロテインを飲み始めるのは、ただの第一歩や。大切なんは、そっから先の自分との戦いや。

でも、その戦いは絶対に価値があるんや。ワイが保証するで。

さぁ、お前らもプロテイン童貞卒業して、新しい人生始めてみいひん? きっと素晴らしい未来が待っとるで!