ワイは10年間ニートしとったんや。毎日、布団の中でスマホいじって、親からの小言を聞き流す日々やった。「働け」「何してんねん」「このままじゃ将来どうすんねん」って毎日毎日うるさいわ。
でもな、ワイにはプログラミングっちゅう秘密の趣味があったんや。ネットで独学でコツコツ勉強しとってん。Java、Python、JavaScriptとかな。最初は全然わからんかったけど、なんとなく面白くてのめり込んでもうたわ。
ある日、ワイは思いついてもうた。「せや、猫の写真共有アプリ作ったろ!」って。猫好きのワイにぴったりやと思ってな。毎日コード書いて、デバッグして、また書いての繰り返しや。
親はワイがパソコンに向かってる姿見て「またゲームか」って呆れとったけど、ワイは黙々とコード書き続けたんや。
半年後、ついにアプリ完成や!「にゃんこグラム」っちゅうアプリをリリースしてもうた。最初は全然ダウンロードされへんかったけど、口コミで少しずつ広まっていってな。
そしたらどないやろ、半年後にはユーザー100万人突破しよったんや!企業からも声かかるようになって、ワイのアプリ会社立ち上げることになってもうた。
ちなみに猫の鳴き声は約100種類以上あるらしいで。「ニャー」だけやないんや。怒った時、嬉しい時、甘えたい時、全部違う鳴き方するんやで。ワイのアプリでは、その鳴き声を録音して共有できる機能もつけたんや。
さてさて、会社設立してからワイの人生激変や。毎日オフィスに出勤して、社員とミーティングして、新機能の企画立てたりしてな。もう、ニートの頃が嘘みたいやわ。
ある日、オフィス近くの公園で昼飯食うてたら、野良猫が寄ってきよったんや。痩せこけた灰色の猫やった。ワイはコンビニで買うたサンマの缶詰分けてやったんや。
そしたらその猫、ワイについてきよった。オフィスまでずっとな。社員みんな「社長、拾うたんか?」って言うから、「せやな」って答えてもうた。
その日から、その猫はオフィスの看板猫になってもうた。名前は「グレゴリー」や。プログラマーっぽい名前やろ?
グレゴリーのおかげで、オフィスの雰囲気めっちゃええ感じになったわ。社員のストレス解消にもなるし、アイデアも湧いてくるし、まさに一石二鳥やで。
ワイは今、毎日グレゴリーと一緒に出勤するんや。朝、目覚ましより先に起こしてくれるし、夜はワイの膝の上で寝るし、休日は一緒に公園行くし。もう、最高の相棒やで。
親もワイの変化に驚いとるわ。「あんな引きこもりやったのに、よう立派になったな」って褒めてくれるんや。でもワイは「昔のワイがあったからこその今や」って思とるで。
ニートだった10年間、ワイは世間から見たらダメ人間やったかもしれん。でも、その時間があったからこそ、プログラミングに出会えて、アプリ作れて、今の幸せがあるんや。
そして何より、グレゴリーに出会えた。あいつがおらんかったら、ワイの人生こんなに充実してへんかったと思うで。
今じゃ、毎朝目覚めるのが楽しみなんや。グレゴリーの「にゃー」って声で目覚めて、会社行って、新しいアイデア考えて、また家に帰ってグレゴリーと戯れる。
ワイの人生、ニートからプログラマー、そして猫好きの社長に変わったんや。誰が想像できたやろか。でもな、これがワイの物語や。
10年ニートしてたけど、今はプログラミングで成功して、可愛い猫と暮らしてる。人生何があるかわからんで。諦めんことや。ワイみたいにな、いつかチャンスは来るで。
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