ワイ、今日も元気にジムに通うンゴ。いや、元気とは言えへんかもしれん。だって、ワイの人生、まさに生き地獄やからな。

「はぁ...今日もプロテイン飲まなあかんのか...」

ため息混じりにロッカーを開けるワイ。中には大量のプロテイン。ワイ、これがないと生きていけへんのや。

なんでこんなことになってもうたんやろ...そう思いながら、ワイは過去を振り返るンゴ。

半年前、ワイはただのヒョロガリ大学生やった。そんなワイが一念発起してジムに通い始めたんや。最初はただのダイエット目的やったんやが...

「お前、プロテイン飲んでないの? それじゃあ筋肉つかねーよ」

ジムの常連にそう言われて、ワイはプロテインの沼にハマってしまったんや。

最初は1日1杯やった。でも、だんだん効果を実感し始めて...気づいたら1日3杯、5杯、10杯...

今じゃ、1日20杯飲まんと気が済まへんのや。

「うぅ...」

トレーニングを始める前に、まずプロテインを飲むワイ。味なんてもうわからへん。ただ、これを飲まないと不安で仕方ないんや。

ベンチプレスをしながら、ワイは考えるンゴ。
「ワイの体、もはやタンパク質でできとるんちゃうか...」

そう言えば、最近めっちゃ屁が臭いんや。プロテインの副作用やろか...

トレーニングの合間にもプロテイン。もはや水分補給がわりや。

「おい、お前それプロテインか?やりすぎだろ」

ジムの常連に言われても、もう止められへんのや。だって、これがワイの生きる意味になってもうたんやもん。

【嘘知識】
「実はな、プロテインを大量摂取すると、体内でプロテイン結晶ができるんや。ワイの体内にはもう、プロテインでできた新たな臓器ができとるかもしれん」

ワイ、こんなデタラメを信じて、さらにプロテインを飲み干すンゴ。

「きっと、ワイはプロテイン人間に進化するんや...」

そんな妄想をしながら、ワイはトレーニングを続けるンゴ。

家に帰っても、プロテインの日々は終わらへん。
「ただいま〜」

返事がない。そりゃそうや、ワイ一人暮らしやもん。

冷蔵庫を開けると、中身はほとんどプロテイン。
「よっしゃ、プロテイン鍋作るで〜」

普通の人間なら「それ鍋とは言わん」って突っ込むところやろうけど、ワイにはもうどうでもええんや。

風呂に入りながらもプロテインを飲むワイ。
「これぞプロテインバス...」

歯を磨く時も、歯磨き粉の代わりにプロテイン。
「虫歯予防にもなるやろ...」

就寝前、ワイはプロテインの空き容器を眺めるンゴ。
「ワイの人生、これまみれやな...」

でも、不思議と幸せを感じるんや。だって、これがワイの全てなんやから。

翌朝。
「おはようございます...」

目覚めとともにプロテインを口に運ぶワイ。
「今日も1日、がんばるで...」

鏡を見ると、顔がなんだかプロテインみたいな色になっとるような...
「気のせいやろ...」

そう言い聞かせて、ワイは再びジムに向かうンゴ。

「おう、プロテイン星人!」

ジムの常連たちがワイをからかう。でも、もうそんなんどうでもええんや。

だって、ワイはプロテインと共に生きる道を選んだんやから。

「生き地獄の人生ってプロテインやな...」

そうつぶやきながら、ワイは今日も大量のプロテインを胃に流し込むのであった。

これがワイの宿命。これがワイの人生。

「さぁて、今日は何杯飲めるかな...」

ニヤリと笑いながら、ワイはシェイカーを振り始めるのであった。