ワイ(28)、ニート歴3年。人生どん底やと思てたら、友達に勧められてマッチングアプリを始めたんや。

「お前みたいなチー牛でも彼女できるで!」

そう言われて、半信半疑でプロフィール作ったんや。

ワイ「さて、どないしよ...」

悩んだ末、ワイは思い切って「数学オタクです」って書いたんや。

「どうせモテへんし、本当の自分出したろ」

そしたら驚いたことに、マッチしたんや!

相手のプロフィールには「理系女子」って書いてあった。

ワイ「よっしゃ!チャンスや!」

でもな、ワイ、コミュ障やねん。普通の会話なんてできへんのや。

そこでワイは考えた。

「せや!数学だけで会話したろ!」

最初のメッセージ、ワイはこう送った:

「∫(e^x)dx = e^x + C」

しばらくして、返信が来た:

「d/dx(ln|x|) = 1/x」

ワイ「おおお!返ってきた!」

こうして、ワイと理系女子の奇妙な会話が始まったんや。

ワイ「lim(x→∞) (1+1/x)^x = e」
理系女子「a^2 + b^2 = c^2」

ワイ「∑(n=1 to ∞) 1/n^2 = π^2/6」
理系女子「e^(iπ) + 1 = 0」

ワイ(おっ、オイラーの等式や!できる子やん!)

日々、数式のやり取りが続いた。

ここで、ちょっとした雑学や。「数式」を使ったコミュニケーションは、実は宇宙人との交信手段として真剣に研究されとるんやで。数学は「宇宙共通の言語」と考えられとるからな。

さて、ワイらの会話は次第にエスカレートしていった。

ワイ「∫(0 to 1) √(1-x^2)dx = π/4」
理系女子「F = G(m1m2/r^2)」

ワイ「P(A|B) = P(B|A)P(A)/P(B)」
理系女子「E = mc^2」

ワイ(おっ、これは...デートの誘いか?)

ワイは意を決して、こう送った:

「(x-h)^2 + (y-k)^2 = r^2」

これは円の方程式や。つまり、「どっかで会わへん?」ちゅうことやね。

しばらくして、返信が来た:

「y = mx + b」

直線の方程式や。「どこで会うか決めよう」ちゅうことやろか。

ワイ「よっしゃ!」

ワイは喜び勇んで、待ち合わせ場所の座標を送った:

「(35.6895, 139.6917)」

そして、待ち合わせの日。

ワイは緊張しながら指定の場所に向かった。

「あの...もしかして...」

振り返ると、そこには可愛い女の子が立っていた。

理系女子「はじめまして。私が√(-1)です」

ワイ「え?虚数...?」

理系女子「ふふ、冗談です。本当の名前は...」

そこから、ワイらの会話は数学から日本語に切り替わった。

理系女子「数式だけのやり取り、面白かったです」
ワイ「ほんま?ワイ、めっちゃ緊張してたんや」
理系女子「私も緊張してました。でも、数学なら安心して話せると思って」

ワイ「せやな。数学って不思議やな。言葉通じんくても、心通じる感じする」

理系女子「そうですね。私たち、数学で結ばれたんですね」

ワイ(おっ、これはチャンスか?)

ワイは意を決して言った:

「那, θ = tan^(-1)(∞)やな」

理系女子「えっ?」

ワイ「つまり...ワイらの関係を90度に...お付き合いしてください!」

理系女子「...」

一瞬の沈黙の後、

理系女子「ふふ、面白いですね。はい、喜んで」

こうして、ワイと理系女子の奇妙な恋が始まったんや。

今でもたまに、ワイらは数式で会話する。周りから見たら意味不明やろうけど、ワイらにとっては最高のラブレターなんや。

「やっぱり、マッチングアプリのメッセージを数学のみにしてみて正解やったわ。人生何があるかわからんな」

ワイ「じゃあ、また今度な」
理系女子「うん、∞までね」