ワイ「なんJ民のみんな、聞いてくれや。今日、とんでもないことしてもうた...」

なんJ民A「おっ、なんや?」
なんJ民B「どうせ大したことないんやろ」

ワイ「いや、マジでやばいんや。ワイ、斧持って面接行ってもうた...」

なんJ民C「ファッ!?」
なんJ民D「お前、頭おかしなったんか?」

ワイ「違うんや...『罪と罰』のラスコーリニコフみたいにカッコよくなりたかってん...」

なんJ民E「アホか! そんなもん持って行ったらただの犯罪者やろ!」

ワイ「わかっとるわ...でも、もう後の祭りや」

なんJ民F「で、どうなったんや?」

ワイ「朝、家出る時はめっちゃドキドキしてたわ」

(回想)

ワイ「よし、斧よし、履歴書よし...」

母「あんた、今日面接やったな。頑張ってきいや」

ワイ「あ、ありがとう...(斧バレへんかな...)」

電車の中

ワイ「(やべぇ...斧重すぎて歩きにくいわ...)」

おばちゃん「あら、就活?がんばってね~」

ワイ「は、はい...(斧持ってるのにこの優しさ...)」

会社到着

受付「はい、履歴書お預かりします」

ワイ「あ、はい...(やべぇ、斧が当たりそう...)」

面接官「では、自己PRをお願いします」

ワイ「はい!私の強みは...(あかん、斧のこと考えて頭回らへん)」

面接官「あの...汗すごいですけど大丈夫ですか?」

ワイ「は、はい!大丈夫です!(やばい、斧のせいで緊張しすぎや)」

面接官「では次に...ん?なんか臭くないですか?」

ワイ「え?(やべぇ、斧に防錆油塗ったの忘れてた...)」

面接官「それと...何か固いものが背中に当たってませんか?」

ワイ「」

(回想終了)

なんJ民G「で、結局バレたんか?」

ワイ「いや、なんとかごまかせたんや...」

なんJ民H「ほんまかよ」

ワイ「でも、面接終わった後が地獄やったわ...」

(回想)

警備員「お客様、ちょっとよろしいですか?」

ワイ「は、はい...」

警備員「荷物検査させていただきます」

ワイ「えっ...あの...(やばい、どうしよ...)」

警備員「こちらの鞄を開けてください」

ワイ「あの...これは...(終わった...)」

警備員「...板チョコですか?」

ワイ「えっ?」

警備員「斧型の板チョコ、珍しいですね。お土産ですか?」

ワイ「あ、はい!そうです!(なんで斧がチョコに!?)」

(回想終了)

なんJ民I「嘘やろ...」

ワイ「ワイも意味わからんかったわ...」

なんJ民J「で、結局どうなったんや?」

ワイ「家に帰って鞄開けたら、マジでチョコになっとったんや...」

なんJ民K「お前、夢でも見とったんやないか?」

ワイ「いや、マジやって!」

なんJ民L「じゃあ、そのチョコ見せてみい」

ワイ「あかん...食べてもうた...」

なんJ民M「あのさぁ...」

ワイ「でも不思議なんや。なんで斧がチョコになったんやろ...」

なんJ民P「で、結果は?」

ワイ「それが...なんと受かったんや!」

なんJ民Q「マ?」

ワイ「理由が『ユニークな発想力がある』らしくてな」

なんJ民R「お前、面接中になんかやらかしたやろ」

ワイ「いや...多分緊張しすぎて何か言うたんやと思う...」

なんJ民S「まぁ、おめでとうやで」

ワイ「サンキューな。でも次は普通に受けるわ...」

なんJ民T「そらそうやろ」

こうして、ワイの奇妙な面接体験は幕を閉じたのであった。