ワイ、ニートやけど最近料理にハマってもうてな。マッマに「お前、いい加減働け」って言われ続けて、ついに「じゃあ家事手伝うわ」って言うてもうたんや。そしたらマッマ、「ほな、晩ごはん作ってみい」って言うねん。
最初はめっちゃビビったで。料理なんて、カップラーメンしか作ったことないのに。でもな、YouTubeで簡単レシピ調べたら、意外といけそうな気がしてきたんや。
まずは目玉焼きから始めたんや。フライパンにオリーブオイル敷いて、卵割って、塩コショウかけるだけやろ?簡単やん!って思ってたら、黄身割れてもうた。でも、味は悪くなかったんや。マッマも「まあまあやな」って言うてくれて。
そこから料理の楽しさに目覚めてもうてな。毎日YouTubeでレシピ漁って、スーパーで食材買って、腕振るうようになったんや。
ある日、ガチで凝ったハンバーグ作ったんや。玉ねぎをめっちゃ細かく刻んで、パン粉も牛乳でふやかして、合挽き肉とよーく混ぜて。形整えて、真ん中をくぼませて、フライパンでジュージュー焼いて。
できあがったハンバーグ見た時のワイの顔、見たかったで。プロ級やで!マッマもパッパも「うまい!」って絶賛してくれて、ワイ、めっちゃ嬉しかったんや。
そこからワイの料理人生が始まったんや。毎日違うメニュー挑戦して、失敗もあったけど、どんどん上手くなっていったんや。
カレーを作る時は、ルーから作るようになったで。玉ねぎをあめ色になるまで炒めて、スパイスを効かせて、トマトも入れて。ルーを溶かして、コクが出るまでコトコト煮込んで。家中カレーの香りでいっぱいになって、マッマが「こんなん初めて食べたわ」って言うてくれたんや。
パスタも得意料理になってきてな。カルボナーラ作る時は、パンチェッタを香ばしく焼いて、パルメザンチーズとペコリーノロマーノチーズをたっぷり使って。仕上げにブラックペッパーをガリガリ挽いて、もう最高や。
寿司も挑戦したで。最初は巻き寿司から始めて、だんだん握りにも手を出すようになってな。シャリの酢加減も研究して、ネタの仕込みも丁寧にやるようになったんや。
ある日、友達呼んで寿司パーティーしたんや。みんな「お前、すげえな」って言うてくれて、ワイ、めっちゃ誇らしかったで。
でもな、一番嬉しかったんは、パッパが「お前、こんなに器用やったんか」って言うてくれたことや。今まで「使えない息子」みたいな目で見られてたから、そん時はマジで涙出そうになったで。
料理するようになって、ワイの生活リズムも変わってきたんや。朝早く起きて市場行くようになったし、スーパーの特売情報もチェックするようになった。包丁研ぐのも日課になってな。
そうこうしてるうちに、なんと料理教室から声かかってん。「うちでバイトせえへんか」って。ワイ、迷わず「やります!」って答えたで。
今じゃ、料理教室でアシスタントしながら、将来は自分の店を持つ夢見てるんや。ニートやった頃が嘘みたいやわ。
振り返ってみると、料理ってほんまに楽しいわ。材料選びから下ごしらえ、調理、盛り付けまで、全部が創造的な作業やん。失敗しても、次は上手くいくって思えるし、新しいレシピに挑戦するのもワクワクするんや。
それに、自分の作った料理で誰かが喜んでくれるのが、こんなに嬉しいことだとは思わんかったわ。マッマの笑顔見るたびに、ワイ、がんばろうって思えるんや。
今じゃ、料理が生きがいになってもうた。朝起きたら「今日は何作ろうかな」って考えるのが日課や。スーパーで旬の食材見つけたら、もうワクワクが止まらへんのや。
料理って、ほんまに奥が深いわ。和食、洋食、中華、エスニック...勉強することいっぱいあるし、新しい技術も次々出てくるし。でも、そんなんが全部楽しいんや。
ワイからみんなに言いたい。何か新しいことに挑戦してみい。ワイみたいにニートでも、やってみたら意外な才能見つかるかもしれんで。料理でも何でもええ。とにかくやってみることが大事やで。
ほんで、料理するなら楽しむのが一番や。レシピ通りにできんくても、自分なりのアレンジ加えてみるのもええし、失敗してもそれはそれで勉強になるんや。
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