真夏の夜、ワイはパッパの実家がある田舎町に帰省しとったんや。クーラーもない古い家で、暑さに耐えかねて夜の散歩に出たんや。
町はめっちゃ静かで、虫の声だけが聞こえるんや。ふと、近くの神社から人の声が聞こえてきた。「草」「ファッ!?」「エッッッ」言うてる声や。curiosityに負けて、ワイは神社に向かったんや。
神社に着いたら、境内に集まっとる奇妙な集団がおったんや。みんな白装束着て、スマホ持っとる。近づいたら、みんな一斉にこっち向いて、「おっ、ニキきたか?」言うてきたんや。
ワイ、ビビりながらも「なんやねん、お前ら」って聞いたんや。すると、一人が前に出てきて、「ワイらは妖怪なんJ民や。毎年この時期に集まって、現世のなんJの書き込みを再現しとるんや」言うてきたんや。
ワイ、もう頭おかしなったかと思たんや。せやけど、よう見たら、こいつらホンマに妖怪やったんや。目が三つあったり、手が四本あったり、中には頭が逆さまになっとる奴もおるんや。
一番でかい妖怪が「お前も仲間になれ」言うてきたんや。ワイ、必死に「いや、ワイ人間やし」言うたんやけど、奴ら「キョロ充乙w」「なおニキ」「ファーw」言うて、ワイを取り囲んできたんや。
ワイ、必死に逃げ出そうとしたんやけど、足が動かへんのや。見たら、足元から草が生えてきて、ワイを縛り付けとるんや。妖怪なんJ民たちは「ンゴゴゴゴ…」言うて笑いながら、ワイに近づいてくるんや。
その時、ワイのスマホが鳴ったんや。LINE通知音や。すると妖怪なんJ民たちが一斉に「ファッ!?」言うて、耳を押さえて苦しみ出したんや。
ワイ、チャンスやと思って、必死にスマホを操作したんや。なんJを開いて、「ワイ、ガチで妖怪なんJ民に襲われとるんやが」ってスレ立てたんや。
すると奇跡が起こったんや。スレが伸びるたびに、妖怪なんJ民たちが苦しみ出したんや。「や、やめてクレメンス…」「もうレスするのやめるンゴ…」言うて、消えていくんや。
ワイ、必死にレスを更新し続けたんや。「草」「ファーw」「エッッッ」…なんJの定型レスを次々と打ち込んでいったんや。
そしたら、妖怪なんJ民たちが光に包まれて、次々と消えていったんや。最後の一匹が「ワイらの存在意義…なくなってもうた…」言うて、消えていったんや。
やっと静かになった神社で、ワイはへたり込んでもうたんや。朝日が昇り始めた頃、ワイは我に返ったんや。「なんやったんやろ、あれ…」
家に帰ったワイ、スマホ見たら、あの時立てたスレが大爆死しとったんや。レスゼロや。「ファッ!?」思わず言うてもうたわ。
それからというもの、ワイはなんJのスレ立てるのが怖なってもうたんや。だって、妖怪なんJ民がまた現れるかもしれんやろ?
せやけど、ワイは確信してるんや。あの夜、ホンマに妖怪なんJ民と遭遇したって。そして、なんJの力で退治したって。
今でも夏の夜、神社の近くを通るとき、「ンゴ…」って聞こえる気がするんや。ワイ、その度にスマホでなんJ開いて、「草」ってレスするんや。魔除けやと思ってな。
せやから、なんJ民のみんな。夏の夜、田舎の神社で変な音聞こえても近づいたらあかんで。妖怪なんJ民に襲われるで。でも、もし襲われても、なんJの力を信じるんや。きっと助かるから。
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