おい、なんJ民のみんな!「サラダ記念日」って聞いたことあるか?ないやろ?ワイも最初は「なんやそれ、サラダ食う日でもあるんか?」って思うたんや。でも、そうやないねん。

実はな、「サラダ記念日」っちゅうんは、俳人の俵万智(たわらまち)って女が作った短歌の題名なんや。そう、あの「五・七・五・七・七」の短歌や。でも、これがただの俳句やないんや。めっちゃ有名な現代句なんよ。

その句がこれや。

「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日

どや?なんかシュールやけど、ちょっとええ感じやろ?

せやから、タイトルの質問に答えるとしたら、「サラダ記念日」は7月6日なんや。でも、これはフィクションの中の話やからな。実際にサラダの日があるわけやないで。

この句、1987年に発表されて大ヒットしたんや。なんでかって?それはな、この俳句が「現代的な恋愛」をうまく表現しとるからなんや。

よく考えてみい。「この味がいいね」っていう何気ない一言を、恋人が言うただけで、その日を「記念日」にしてまうんやで?これって、めっちゃ乙女ちゃうか?でも、同時に現代的でクールな感じもするやろ?

ワイらの世代からしたら、「なんやそれ、キモすぎやろ」って思うかもしれん。でも、こういう些細なことを大事にする感覚、実は結構普遍的なもんなんやで。

それに、「サラダ」っていうのがまたええんや。健康的やし、さっぱりしとるし、現代的やろ?昔やったら「おでん記念日」とかになっとったかもしれんけど、それやと古臭いしな。

この句が発表されてから、「サラダ記念日」っていう言葉が流行語みたいになってもうたんや。恋人同士で「うちらのサラダ記念日いつにする?」みたいな会話が増えたらしいで。

ワイからしたら、そんなんアホらしいと思うで。でも、よく考えたら、ワイらだって似たようなことしとるやん。「付き合い始めた記念日」とか「初めてデートした日」とか、そういうの大事にしとるやろ?

結局のところ、「サラダ記念日」は、現代の恋愛観をうまく表現した言葉なんや。些細なことを大切にする心、でもそれをクールに表現する感じ、そういうのが詰まっとるんよ。

ほんで、これ以降、俵万智は「サラダ記念日」っていう題名の歌集を出して、めっちゃ売れたんや。今でも現代俳句の代表作みたいに言われとるで。

せやから、もし彼女とかおるJ民おったら、7月6日に「サラダ食べに行かへん?」って誘ってみいや。もしかしたら、ちょっと意識高い系な彼女やったら、「えっ、あなた『サラダ記念日』知ってるの?」って感動するかもしれんで。

まあ、ワイにゃそんな彼女おらへんけどな!くそっ!

(おわり)


サラダ記念日 (河出文庫 227A BUNGEI Collection)
俵 万智
河出書房新社
2010-08-03


牛野小雪も( `・∀・´)ノヨロシク。この小説だと主人公が短歌詠むよ!



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