ワイ、春から大学生になったんやが、まさかこんな展開になるとは思わんかったわ。
最初の授業で隣の席に座ったんが、高身長イケメンの佐藤やったんや。なんJ民なら分かるやろ?あのアルファオスってやつや。目つきキリッとしてて、肩幅バッキバキ、声も低くてイケボ。正直ビビったわ。
ワイみたいなチー牛がそんなイケメンの隣に座るなんて、運命の悪戯としか思えへんかったわ。
「よろしく」
佐藤がそう言うた瞬間、ワイの心臓バクバクで草。
「あっ、はい...よろしくお願いします」
声震えとるやんけ...情けないわ。
そんな感じで始まった大学生活。佐藤とは同じ授業多くて、しょっちゅう顔合わすことになってもうた。最初は怖かったんやけど、佐藤って意外と優しいんや。
「お前、この問題分かる?」
「いや...全然っす...」
「ほな一緒に解こうや」
こんな感じでワイに声かけてくれたりしてな。勉強教えてくれるし、たまに飯も奢ってくれる。ワイ、こんな優しさに触れたの初めてやわ。
でもな、佐藤の周りにはいつも女子がたむろしとるんや。当たり前やけど、みんな佐藤に惚れとるわけや。ワイみたいなモブには目もくれへん。
「佐藤くんって、彼女いるの?」
「佐藤君、今度いっしょにカラオケ行かない?」
毎日こんな感じやで。ワイ、なんか胸がモヤモヤしてきて草。嫉妬?まさかな...ワイがホモなわけないやろ。
けど、佐藤はそんな女子たちをあっさり断るんや。
「ごめん、興味ないわ」
こんな感じで。ワイ、なんか嬉しくなってもうた。意味分からんわ。
ある日のこと、佐藤から突然LINEが来たんや。
「今日暇?ちょっと相談したいことあるんやけど」
ワイびっくりしたで。佐藤がワイに相談?ありえへんって。
「あ、はい。大丈夫っす」
待ち合わせた喫茶店。佐藤が来るの待っとったら、めっちゃ緊張してきて草。
「待たせたな」
「い、いえ...」
佐藤が席に着いて、いきなり切り出したんや。
「実はな...好きな人おるんやけど」
ワイの心臓、止まりそうになったわ。やっぱり佐藤にも好きな人おるんか...。なんか胸が痛くなってきた。
「へぇ...誰っすか?」
「...お前や」
え?
「ワイのことすか...?」
「そうや。お前のこと好きになってもうた」
ワイ、耳を疑ったで。こんなイケメンがワイのこと好きになるわけないやん。絶対夢やろ。
「嘘やろ...ワイみたいなチー牛が...」
「チー牛言うな。お前はもっと価値あるやつや」
佐藤が真剣な顔でワイ見つめてきよる。嘘やないんか...?
「でも...なんでワイなんすか?」
「お前の優しさとか、一生懸命さとか...惹かれたんや」
ワイ、もう泣きそうになってきた。こんな幸せなこと、人生で初めてやで。
「ワイも...佐藤のこと好きです」
勇気振り絞って言うたら、佐藤が笑顔になった。その笑顔、まぶしすぎて草。
「よっしゃ!付き合おうな!」
佐藤がワイの手を握ってきた。温かい...。
こうして、ワイの初恋は実ったんや。アルファオスの佐藤と、チー牛のワイ。まさかこんなことになるとは思わんかったけど、ほんまに幸せやわ。
これからどんな未来が待っとるか分からんけど、佐藤と一緒やったら乗り越えられる気がするんや。
なんJ民のみんな、ワイの幸せ見守ってくれや!
完
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