深夜のなんJ。一人のなんJ民が「アルファ男になりたいンゴ」というスレを立てる。すると、突如として紫式部が現れる。
なんJ民:「ファッ!?紫式部!?」
紫式部:「やれやれ、また現代に呼び出されてしまったようですね」
なんJ民:「マ?マジで出てきたんか。ってか、なんJって知っとるんか?」
紫式部:「はい、平安時代の雅な世界とは大違いですが、時代を超えて人の心は変わらないものですね」
なんJ民:「へー、そうなんか。で、ワイがアルファ男になる方法、教えてクレメンス」
紫式部:「アルファ男、ですか。光の君のようなお方のことでしょうか」
なんJ民:「あー、あの色男やな。まさにアルファやん」
紫式部:「確かに光の君は魅力的でしたが、彼にも多くの苦悩がありました」
なんJ民:「えっ、そうなんか?モテモテやったんちゃうの?」
紫式部:「表面的にはそう見えたかもしれません。しかし、彼の心の内は複雑でしたよ」
なんJ民:「へー、意外やな。でも、ワイもああいうふうになりたいわ」
紫式部:「なぜそう思うのですか?」
なんJ民:「そりゃモテたいからに決まっとるやん」
紫式部:「モテることが、本当の幸せをもたらすと思いますか?」
なんJ民:「えっ...そら、モテたら楽しいやろ?」
紫式部:「光の君は確かに多くの女性に慕われましたが、それゆえの苦悩も深かったのです」
なんJ民:「苦悩?どういうことや?」
紫式部:「人の心は移ろいやすいもの。多くの恋愛は、結局は悲しみをもたらしました」
なんJ民:「まあ、確かに...でも、それでもモテるほうがええやん?」
紫式部:「外見的な魅力や地位だけでなく、内面の美しさこそが大切なのです」
なんJ民:「内面の美しさ?ワイみたいなチー牛に、そんなんあるわけないやん...」
紫式部:「誰にでも、輝く何かはあるものです。それを見出し、磨くことが大切なのです」
なんJ民:「うーん、でもそれじゃモテへんやろ?」
紫式部:「モテることだけが人生の目的ではありません。自分自身を高めることこそが、真の魅力を生み出すのです」
なんJ民:「自分を高める...具体的にはどうすればええんや?」
紫式部:「例えば、和歌を詠むことで心を磨いたり、芸術に触れて感性を豊かにしたり...」
なんJ民:「ええっ!?和歌!?ワイにそんなの無理や...」
紫式部:「現代なら、読書や音楽、絵画など、様々な方法があるでしょう」
なんJ民:「そっか...でも、それだけじゃモテへんやろ?」
紫式部:「モテることだけを目的にするから、かえって遠ざかってしまうのです」
なんJ民:「えっ、どういうこと?」
紫式部:「人は、自分自身に自信を持ち、豊かな内面を持つ人に自然と惹かれるものです」
なんJ民:「なるほど...でも、ワイみたいなんでも?」
紫式部:「はい、誰にでもその可能性はあります。大切なのは、自分自身を信じ、日々努力することです」
なんJ民:「うーん、なんかちょっと分かってきたかも...」
紫式部:「よろしい。最後に、大切なことを伝えましょう」
なんJ民:「はい、なんですか?」
紫式部:「真のアルファ男とは、外見や地位ではなく、心の豊かさで人を魅了する者。自らを磨き、他者を思いやる心を持つこと。それこそが、時代を超えて愛される人間の姿なのです」
なんJ民:「おお...なんかカッコええこと言うやん」
紫式部:「さあ、あなたの新たな物語の始まりです」
紫式部の姿が消えていく。なんJ民は感動し、さっそく本を手に取ろうとする。しかし...
なんJ民:「よっしゃ、まずは『源氏物語』読んだろ!...って、長すぎやろ!要約サイトないんか?」
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