深夜のなんJ。一人のなんJ民が「小説家になりたいンゴ」というスレを立てる。すると、突如として太宰治が現れる。
なんJ民:「ファッ!?太宰治!?」
太宰治:「やあ、若き文学志望者よ。私が太宰治だ」
なんJ民:「マ?マジで出てきたんか。ってか、ワイがなんJ民やって分かるんか?」
太宰治:「ああ、分かるとも。君の言葉遣いが実に粗野でね。さて、小説家になりたいそうだが」
なんJ民:「せやで。太宰さんみたいな大作家になりたいンゴ」
太宰治:「ほう。しかし、私のような人生を歩むのは止めておいたほうがいい」
なんJ民:「でも、太宰さんの小説めっちゃ面白いやん。ワイもああいうの書きたいわ」
太宰治:「君、文学とは人生そのものだ。まずは生きることだ」
なんJ民:「生きる...?ワイ、毎日なんJしかしてへんで」
太宰治:「それも一つの人生だ。だが、もっと外に出て、様々な経験をするといい」
なんJ民:「外怖いわ...ワイ、コミュ障やし」
太宰治:「私だって人付き合いは苦手だった。だが、それを乗り越えようとする苦悩こそが、文学の糧となるのだ」
なんJ民:「うーん、でもワイには才能ないと思うで」
太宰治:「才能?そんなものは関係ない。大切なのは、書き続けることだ」
なんJ民:「毎日書くの?めんどくさそう...」
太宰治:「めんどくさいこともある。だが、それを乗り越えた先に、文学がある」
なんJ民:「太宰さんは、どうやって小説のネタ思いついてたんですか?」
太宰治:「日常のあらゆるものがネタになる。例えば、君のその『なんJ』という世界も、面白い小説のネタになるかもしれんよ」
なんJ民:「マ?なんJネタで小説書いてええんか?」
太宰治:「もちろんだ。君の見ている世界こそが、唯一無二の小説になる」
なんJ民:「でも、ワイの文章力クソザコなんやけど...」
太宰治:「文章は書けば上手くなる。私だって最初は下手だった。大切なのは諦めないことだ」
なんJ民:「太宰さん、めっちゃいいこと言うやん。でも、ワイ、字書くの面倒くさいンゴ...」
太宰治:「ははは、君らしいな。だが、その『面倒くさい』という感覚も、立派な文学の種だ」
なんJ民:「え、そうなんか?」
太宰治:「そうだ。人間の本質的な怠惰さ、それを赤裸々に描くのも文学だ」
なんJ民:「ほえー...なんか、ちょっとやる気出てきたかも」
太宰治:「そうか、それは良かった。さあ、君の『なんJ文学』を始めたまえ」
なんJ民:「おう!ワイ、頑張るで!」
太宰治:「ああ、そうだ。最後に一つ、大切なことを教えよう」
なんJ民:「なんですか?」
太宰治:「文学とは、己の魂の叫びだ。だが、同時に読者の心に響くものでなければならない。己の内なる声に耳を傾けつつ、他者の心を想像する。その緊張の中に、真の文学が生まれるのだ」
なんJ民:「おお...なんかカッコいいこと言うやん」
太宰治:「覚えておくといい。そして、最後にもう一つ」
なんJ民:「はい」
太宰治:「『文学は人生よりも長い。だが、カップ麺の3分よりは短い』」
なんJ民:「ファッ!?何言うとんねん!」
太宰治:「ははは、冗談だ。だが、この冗談のようなものの中にも、真実はある。人生も文学も、一瞬一瞬を大切に。さあ、頑張りたまえ」
太宰治の姿が消えていく。なんJ民は感動のあまり、すぐさま小説を書き始める。タイトルは「チー牛、小説家を志す」。しかし、書き始めて3分後...
なんJ民:「あかん、腹減った。カップ麺作ろ」
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