ワイ、28歳無職。実家の6畳一間でパソコンに向かっとる。時計は深夜3時を指しとるけど、目は血走ってるで。

「よっしゃ、今日も小説投下や!」

トリップ付けて、おなじみの自作小説スレを立てる。

「才能ないワイがまた小説書いたで!」

スレタイは控えめやけど、内心ではドキドキが止まらへん。

「今回こそは認められるはずや...」

trembling hands でコピペした小説を投下。

「ふぅ...」

投下したあとのひと息。でも、すぐにF5連打が始まる。

「反応...反応クレメンス...」

数分後、ようやくレスが。

「つまんね」

「死ね」

「なんやこの駄文」

心臓がギュッと締め付けられる感覚。でも、ワイは諦めへん。

「ありがとうございます!次はもっと頑張ります!」

涙目でお礼のレスを返すワイ。

「明日も...明日も書くで...」

そう呟きながら、また新しい小説のネタを考え始める。

翌日。

「今日こそは...!」

昨日の悔しさをバネに、新作を書き上げたワイ。

「ワイの渾身の一作や...」

震える指で投下。

しかし、結果は変わらず。

「前作の方がマシやったわ」

「才能ないなら諦めろや」

「お前が書く意味あるんか?」

突き刺さる言葉の数々。でも、ワイは書き続ける。

一週間後。

「毎日投下しとるやん」

「しつこいわ」

「NGにぶち込んだわ」

反応は相変わらず冷ややか。それでも、ワイは諦めへん。

一ヶ月後。

「おい、お前の小説、ちょっとだけ上達したんちゃうか?」

「まぁ、努力は認める」

「主人公の設定、ちょっと面白いかも」

わずかながら、良い反応が。

ワイの目に涙が溢れる。

「ありがとうございます!もっと頑張ります!」

三ヶ月後。

「お前の小説、なんか癖になってきたわ」

「毎日楽しみにしとるで」

「次回作期待しとるで」

少しずつだが、確実にファンが付き始める。

半年後。

「ワイ、お前の小説で笑ったわ」

「泣いたわ」

「感動したで」

ようやく、ワイの小説が認められ始める。

一年後。

「お前の小説、なんJで一番人気やで」

「単行本化せんか?」

「映画化まだ?」

夢のような反応の数々。

ワイ、涙が止まらへん。

「みんな...ありがとう...」

キーボードを叩く指が止まらない。

「これからも...頑張るで!」

そう誓うワイ。

しかし、ふと我に返る。

「あかん...寝てない...」

気づけば、朝日が差し込んでいた。

「でも、まだ書きたいんや...」

そう呟きながら、また新しい物語を紡ぎ始めるのであった。

こうして、ワイの小説投下生活は続く。

才能なんて関係ない。

大切なのは、諦めないこと。

そして、書き続けること。

それがワイの、いや、全ての創作者の生き様なんや。

「よっしゃ、今日も投下や!」

そう言って、ワイは再びキーボードに向かうのであった。