ワイ、なんJ歴5年のヒキニートやけど、ついに恋をしてしもうたんや。相手は、近所のコンビニの新人バイトの女の子。

最初は、夜中の3時に買いに行ったカップラーメンを温めてくれた時の笑顔に惚れたんや。「熱々にしときましたよ~」って言われた時、ワイの心も熱々になってもうたわ。

それからというもの、毎晩コンビニに通うようになってもうた。おにぎり1個買うのに30分店内をうろつく不審者と化してもうたんや。

ある日、思い切って話しかけてみたんや。

「あの...」

「はい、何かお探しですか?」

「あ、いや...その...」

「?」

「君の名前、教えてくれへん?」

「え?あ、はい。私は佐藤です」

佐藤ちゃん...なんて可愛い名前なんや...ワイの心の中で花火が上がったで。

それからというもの、毎日佐藤ちゃんに会うのが日課になってもうた。コンビニの商品は全部覚えたし、佐藤ちゃんの勤務シフトも完璧に把握してもうたんや。

ある日、ついに勇気を出して告白したんや。

「佐藤ちゃん、俺と付き合ってくれへんか?」

佐藤ちゃんは驚いた顔をしたあと、少し考えて...

「はい、いいですよ」

ワイ、舞い上がってもうた。こんな美少女が自分なんかと付き合ってくれるなんて、人生バラ色や!

しかし、現実はそんな甘くなかったんや。

デートに誘っても、佐藤ちゃんは忙しいばっかり。たまに会えても、ほとんど会話が続かへん。ワイが必死に話題を探しても、佐藤ちゃんは「へぇ~」とか「そうなんだ~」としか言わへんのや。

LINE しても既読スルーばっかり。たまに返事が来ても「ごめん、忙しくて...」の一言や。

ワイ、もうわからへんくなってきたんや。これが恋愛なんか?こんなもんなんか?

ある日、意を決してコンビニに行ったんや。佐藤ちゃんに真剣に話がしたかってん。

せやけど、コンビニに着いたら...

佐藤ちゃんが、別の男とイチャイチャしてるところを見てしもうた。

ワイの心は粉々に砕けたんや。佐藤ちゃんに問い詰めると...

「ごめんなさい。あの...付き合うって言ったのは、お客さんだから断りづらくて...」

ワイ、その場で崩れ落ちてしもうた。

結局、ワイと佐藤ちゃんの「恋愛」は終わってしもうたんや。

ワイは思うんや。恋愛ってもっといいもんやと思ってたんや。でも、現実はこんなもんなんかな。

せやけど、ワイは諦めへん。いつかほんまの恋をするんや。その時は、もっと素敵な恋愛になるはずや。

そう信じて、今日もワイはなんJでシコシコするんや。だって、リアルが辛いときは、2次元に逃げるしかないやろ?