昔々あるところに、クッソ強くてイケメンのアルファオス・チャドがおったんや。毎日筋トレして、女にモテモテの日々を送っとったんやが、ある日突然...

「なんやこれ...筋肉が萎えてきとるやんけ!」
ワイチャドは鏡を見て驚愕したんや。かつての屈強な肉体が、どんどんスカスカになっていく...

「ファッ!?ワイのタマモノが効かんくなってもうた...」
そう、チャドの持ってたアルファオスの力が急に消えてしもうたんや。

翌日、ジムに行ったチャド。
「おいおい、どないしたんや?体型めっちゃ変わったやんけ」
「草、もしかしてアルファやめたんか?w」
周りのやつらにバカにされて、チャドはメンタルやられそうになったんや。

そんな時、チャドの親友で昔からのベータ男・ヒョロがやってきた。
「大丈夫か?なんかようわからんが、お前変わったよな」
「ワイもうアカンわ...男として終わったんや」

ヒョロは一瞬考えて、こう言うたんや。
「いやいや、男らしさってそんなもんやないで。筋肉とかタマモノとか、そんなんどうでもええねん」

チャドは驚いた顔で聞いたんや。
「えっ?じゃあ男らしさってなんなんや?」

ヒョロは笑いながら答えたんや。
「そりゃ、自分らしく生きることやで。強がらんでええ、素直に弱さも見せられる方がかっこええで」

その言葉を聞いて、チャドは目から鱗が落ちる思いやったんや。

「そうか...ワイ、ずっと間違っとったんやな」

それからチャドは、筋トレやモテることに執着せず、自分の好きなことを追求し始めたんや。読書したり、料理したり、昔から興味あったけど恥ずかしくてできんかったことにチャレンジしたんや。

そしたら不思議なことに、周りの反応が変わってきたんや。
「おい、チャド最近おもろなってきたよな」
「なんか親しみやすくなったわ」
みんなが本当のチャドを認め始めたんや。

結局、チャドはアルファオスの力を失うことで、本当の自分を見つけられたってわけや。男らしさってのは、ステレオタイプやなくて、自分らしさを大切にすることなんやって気づいたんやで。

「ワイ、やっと分かったで。男らしさの本当の意味をな」
チャドがヒョロに語った言葉や。二人は笑いながら、新しい時代の幕開けを感じたのであった。

...完!