1 :風吹けば名無し:2024/06/17(月) 08:23:45.67 ID:1aBcDeFgH
ソクラテスの問答法とシーライオニングって、どう違うんだろう?
どっちも相手を問い詰めて、言い負かすことが目的なんじゃないの?
ソクラテスの問答法は真理の探究が目的だって言うけど、
結局のところ、相手を論破することが目的化してるように見えるんだよね。
だとしたら、シーライオニングと大差ないんじゃないかと思うんだけど。
哲学に詳しい人、問答法とシーライオニングの違いを教えてくれ!

2 :風吹けば名無し:2024/06/17(月) 08:25:34.12 ID:2hIjKlMnO
>>1
問答法とシーライオニングの違いは、目的の違いだと思うよ。
ソクラテスの問答法は、真理を探究するための方法論なんだ。
相手の矛盾を指摘することで、真理への道を切り開こうとしたんだよ。
一方、シーライオニングは、相手を言い負かすことだけが目的の言葉の暴力だ。
建設的な対話を目指すソクラテスの問答法とは、本質的に異なるものだと思う。

3 :風吹けば名無し:2024/06/17(月) 08:27:23.45 ID:3pQrStUvW
でも、ソクラテスの問答法だって、相手を追い詰めるものだったんでしょ?
真理の探究が目的だったとしても、やり方はシーライオニングと似てるじゃん。
相手の主張の矛盾を執拗に突いて、精神的に追い詰めていく。
それって、シーライオニングと大差ないと思うんだけど。

4 :風吹けば名無し:2024/06/17(月) 08:29:12.78 ID:4xYzAbCdE
>>3
ソクラテスの問答法とシーライオニングを同一視するのは、短絡的すぎるよ。
確かに、ソクラテスの問答法は相手を追い詰めるものだったかもしれない。
でも、それは真理を探究するための、必然的なプロセスだったんだ。
ソクラテスは、問答を通じて相手の魂に働きかけ、内なる知恵を引き出そうとした。
シーライオニングのような一方的な暴力とは、次元の違う哲学的営為だったんだよ。

5 :風吹けば名無し:2024/06/17(月) 08:31:01.23 ID:5fGhIjKlM
         / ̄ ̄\
       /   ●  \
       | ///(__人__)/// |
       \     ` ⌒´  /
      /           ヽ
  まぁでもシーライオニングも哲学みたいなもんでしょ
       ノ   /    ゝ
   特に最近の西洋哲学は
       /   /
   相手を言い負かすことに主眼があるし
      (  く
       \ | 
   実際のとこそんな変わんないんじゃね?
         Lノ

6 :風吹けば名無し:2024/06/17(月) 08:32:56.89 ID:6nOpQrStU
>>5 
そういう見方もあるかもしれないけど、やっぱり本質的に違うと思うな。
ソクラテスの問答法は、相手との対話を通じて真理を探究する営みなんだ。
苦痛を伴うかもしれないけど、それは魂を覚醒させるための必然的なプロセスだった。
一方、シーライオニングは、相手を言い負かすことだけが目的の一方的な暴力だよ。
哲学と、単なる言葉の暴力を同列に扱うのは、哲学の意義を見誤ってると思うな。

7 :風吹けば名無し:2024/06/17(月) 08:34:45.23 ID:7vWxYzAbC
ハイデガーは「言葉は存在の家である」と言ったけど、
シーライオニングは、言葉を暴力の道具に堕落させてしまう。
言葉本来の意味を見失わせ、存在を覆い隠してしまうんだ。
一方、ソクラテスの問答法は、言葉を通じて存在の真理に近づこうとする。
言葉を存在の開示へと導く、哲学の本来の姿だと言えるだろう。

8 :風吹けば名無し:2024/06/17(月) 08:36:34.56 ID:8dEfGhIjK
>>7
なるほど、ハイデガーの言葉を引くことで、問題の本質が見えてくるね。
シーライオニングは、言葉を暴力の道具に貶めてしまう。
存在の真理から遠ざかる、退廃した言葉の使い方だと言えるだろう。
対して、ソクラテスの問答法は、言葉の本来の使命を体現している。
魂の対話を通じて、存在の真理を開示する。それこそが哲学の真髄なんだよね。

9 :風吹けば名無し:2024/06/17(月) 08:38:23.89 ID:9lMnOpQrS
           , -─-、
             /     ヽ
           / ●   ● |
 問答法が existenz への目覚めなら
           |    (_●_)  ミ
    シーライオニングは...   /
           ヽ    /
 言葉の ge-stell 化だな。ハイデガー的に言えば
             \  /
  存在の覆蔵につながるもの
            /   ヽ -─- 、
               /        ヽ
 
10 :風吹けば名無し:2024/06/17(月) 08:40:12.34 ID:10tUvWxYzA
自分語りになるけど、俺も最初はソクラテスの問答法に違和感があった。
相手を追い詰める議論は、どうなんだろうって思ってたんだよね。
でも、哲学書をいろいろ読んでいくうちに、問答法の真の意義が見えてきた。
ソクラテスは、問答を通じて相手の魂に光を当て、内なる知恵を引き出そうとしたんだ。
苦痛を伴うかもしれないけど、それは魂の目覚めのための助産の苦しみなんだよ。
シーライオニングのような言葉の暴力とは、まったく次元の違う哲学的営為なんだ。

11 :風吹けば名無し:2024/06/17(月) 08:42:01.67 ID:11aBcDeFgH
>>10
分かる。俺も似たような経験があるわ。
最初は問答法を、シーライオニングと同じようなものだと思ってた。
でも、哲学の勉強を重ねるうちに、両者の決定的な違いに気づいたんだ。
問答法は、魂の対話を通じて存在の真理を開示する、言葉の本来の使命なんだよ。
一方、シーライオニングは、言葉を暴力の道具に貶める、退廃した言葉の使い方だ。
ソクラテスの哲学の深淵を理解すれば、両者の違いは明らかなんだよね。

12 :風吹けば名無し:2024/06/17(月) 08:43:56.23 ID:12hIjKlMnO
シーライオニングって、要は相手を言い負かすためのテクニックでしょ?
レトリックの一種みたいなもんだと思うんだけど。
哲学的な問答法を、そんなもんと一緒にしちゃダメだと思うなぁ。
問答法は、真理を探究するための知的営為であって、
単なる言葉のテクニックとは、根本的に目的が違うんだよ。

13 :風吹けば名無し:2024/06/17(月) 08:45:45.56 ID:13pQrStUvW
>>12
その通り。シーライオニングは、レトリックの一種に過ぎない。
相手を言い負かすための言葉の技術であって、真理の探究とは無縁だ。
一方、ソクラテスの問答法は、魂の対話を通じて存在の真理に迫ろうとする。
レトリックのようなテクニックとは、次元の違う哲学的営為だと言えるだろう。
問答法の本質を見抜けずに、シーライオニングと同一視するのは愚かしいと思うよ。

14 :風吹けば名無し:2024/06/17(月) 08:47:34.89 ID:14xYzAbCdE
でも、中にはソクラテスの問答法でも、相手を追い詰めることが目的化してるように見える場面もあるよな。
プラトンの『ゴルギアス』とか読むと、ソクラテスが相手をこてんぱんにやっつけてる印象を受けるんだが。
あれは、真理の探究とは言えないんじゃないか?
やっぱソクラテスも、問答法を巧みなレトリックとして使ってた面があると思うんだけど。

15 :風吹けば名無し:2024/06/17(月) 08:49:23.12 ID:15fGhIjKlM
              /    /
                  |    /
          ,  -‐  |   |‐- 、
            /     |   |   ヽ
         /  ●   |  ●   ヽ
    「ゴルギアス」でのソクラテスは   .i
         ヽ    /( _●_)ヽ   /
  確かにレトリックに長けてるけど...   |
           ヽ  |  〈_ノ丶_ ./
   でもそれは相手のソフィストに    /
     言葉の真の意味を       .i
      伝えるためだったと思う    |
                     |

16 :風吹けば名無し:2024/06/17(月) 08:51:12.45 ID:16nOpQrStU
>>15
なるほど、ソクラテスがレトリックを駆使したのは、
相手のソフィストに言葉の本質を伝えるためだったのか。
たしかにソフィストは、真理よりも言葉の技巧を重んじる思想家だったからな。
彼らに言葉の真の意味を伝えるには、ある程度のレトリックも必要だっただろう。
でも、ソクラテスの本質は、あくまで真理の探究にあったはずだ。
レトリックはあくまで手段であって、目的ではなかったと思うんだよね。

17 :風吹けば名無し:2024/06/17(月) 08:53:01.78 ID:17vWxYzAbC
>>14
たしかにソクラテスも、問答法でレトリックを駆使してる場面はあるよな。
でも、それはあくまで真理を伝えるための方便だったんじゃないかな。
ソフィストたちは、言葉の技巧に長けていたからこそ、
彼らに真理を伝えるには、ある程度のレトリックも必要だったんだと思う。
でも、ソクラテスの問答法の本質は、あくまで真理の探究にあった。
レトリックはその手段に過ぎないんだよ。

18 :風吹けば名無し:2024/06/17(月) 08:54:56.23 ID:18dEfGhIjK
ソクラテスの問答法とシーライオニングの決定的な違いは、
相手の主体性をどう扱うかだと思うんだ。
ソクラテスの問答法は、相手の魂に語りかけ、内なる知恵を引き出そうとする。
つまり、相手の主体性を尊重し、対話を通じて相手自身に真理を発見させようとするんだ。
一方、シーライオニングは、相手の主体性を無視し、一方的に自説を押し付ける。
相手を言葉で屈服させることが目的で、相手の魂に働きかけようとはしない。
この相手の主体性に対する姿勢の違いが、両者の本質的な違いだと思うんだよね。

19 :風吹けば名無し:2024/06/17(月) 08:56:45.67 ID:19lMnOpQrS
               / ̄\
                 /    ヽ
              | ●   ● |
 ソクラテスの問答法は... |    (_●_)  |
               |          | 
  相手の実存に光を当てる |______|
               |          |
    魂の助産術なんだよ  ヽ___ /
                  |   |
  一方シーライオニングは...  |  |
                  |  |
  存在を覆蔵する       /  ヽ
                  /    ',
   言葉の暴力でしかない  /     ヽ
                ヽ___ /

20 :風吹けば名無し:2024/06/17(月) 08:58:34.12 ID:20tUvWxYzA
シーライオニングは、要するにソフィストのやり方なんだよな。
言葉の技巧を駆使して、相手を言い負かすことが目的化している。
でも、ソクラテスは、ソフィストとは正反対の立場だったはずだ。
ソクラテスは、言葉の技巧ではなく、真理の探究を重視した。
だから、ソクラテスの問答法は、シーライオニングとは本質的に異なるものなんだ。
ソフィストのやり方を、ソクラテスと同一視するのは、哲学史の正しい理解とは言えないだろう。

21 :風吹けば名無し:2024/06/17(月) 09:00:23.45 ID:21aBcDeFgH
でも実際、ソクラテスの問答法を受けた人の中には、
精神的に追い詰められた人もいたんじゃないの?
相手の主体性を尊重するといっても、問答法はかなり厳しい経験だったと思うよ。
中には、問答法がトラウマになった人もいるんじゃないかな。
その点で、ソクラテスの問答法にも、何か問題があったように思えるんだけど。

22 :風吹けば名無し:2024/06/17(月) 09:02:12.78 ID:22hIjKlMnO
>>21
たしかに、ソクラテスの問答法は、相手にとって厳しい経験だったかもしれない。
自分の無知を突きつけられ、魂を揺さぶられる経験は、誰もが喜ぶものではないだろう。
でも、それは真理を探究するための、必然的な通過点だったんじゃないか。
魂の助産術とは、苦しみを伴うものだけど、新しい生命を生み出すためには必要な過程なんだ。
シーライオニングのような言葉の暴力とは、明確に一線を画すべきだと思うよ。

23 :風吹けば名無し:2024/06/17(月) 09:04:01.23 ID:23pQrStUvW
           ,.、 ,r-、
             / ,! ,!  ',  
           /      ヽ
         ,' ●   ●  ',
   ソクラテスの問答法で |    (_●_)   |
       n  Ar、  |         |
   精神的に追い 詰 められた人も..|   / 人 ヽ  |
              ,ゝ    ヽ/ ヽ/     ヽ/ 
                 /      ヽ, `r'´フ   ,!
     いたかもしれないね       !、_   ___,、‐'
                      !、__    __,!
   でもそれは真理を探究するための
                   ,.、 ,r-、
                 /    ', 
      必然的な過程だったと思う
             /      ', 
 
24 :風吹けば名無し:2024/06/17(月) 09:05:56.67 ID:24xYzAbCdE
プラトンの『テアイテトス』で、ソクラテスは自身の役割を「助産術」に喩えてるよな。
魂の妊娠した者たちに寄り添い、真理を生み出すための苦しみを共に乗り越えていく。
それがソクラテスの問答法の真髄だったんだと思う。
シーライオニングは、そんな魂の助産術とは似ても似つかない、不毛な言葉の暴力でしかない。
プラトンの描くソクラテス像からも、問答法とシーライオニングの決定的な違いが浮かび上がってくるよな。

25 :風吹けば名無し:2024/06/17(月) 09:07:45.12 ID:25fGhIjKlM
      / ̄ ̄\
    /  ●   \ 
    | ///(__人__)/// |         
     \   ` ⌒´  /  
    /        \       
   /    /三三\    ヽ
   |  / ( ゚)三(゚ )\  | 
     |    (__人__)    | 
  シーライオニングは    /
                /  
 相手の主体性を無視する  |
                ゝ
  言葉の暴力でしかないよ /
               /
              /
            /
 
26 :風吹けば名無し:2024/06/17(月) 09:09:34.56 ID:26nOpQrStU
ソクラテスの問答法とシーライオニングの違いは、
言葉に対する姿勢の違いだと思うんだよね。
ソクラテスは、言葉を真理を開示するための手段として捉えていた。
問答法を通じて言葉を吟味し、言葉の本来の意味を明らかにしようとした。
一方、シーライオニングは、言葉を単なる暴力の道具として扱う。
言葉の意味を歪め、相手を言葉で屈服させることだけが目的化している。
この言葉に対する姿勢の違いが、両者の本質的な違いを生んでいるんだと思うよ。

27 :風吹けば名無し:2024/06/17(月) 09:11:23.89 ID:27vWxYzAbC
自分語りになるけど、俺も以前はソクラテスの問答法に違和感を覚えていた。
相手を問い詰める議論は、良くないんじゃないかって思ってたんだ。
でも、哲学書を読み進めるうちに、問答法の真の意義が見えてきたんだよね。
ソクラテスは、問答を通じて相手の魂に光を当て、内なる知恵を引き出そうとしたんだ。
苦しみを伴うかもしれないけど、それは魂の目覚めのための助産の苦しみだったんだよ。
シーライオニングのような言葉の暴力とは、まったく次元の違う営みだって理解できた。

28 :風吹けば名無し:2024/06/17(月) 09:13:12.34 ID:28dEfGhIjK
               / ̄\
                /    ヽ
              |  ●  ● |
 ソクラテスの問答法は... |   (__人__) |
               |  ` ⌒´   |
   存在の真理を    /ヽ        ',
             /   \       ヽ
   開示しようとした /      \       ',
            l       i         |
  魂の助産術だったんだ |      |      |
              \     /     /
                 \_/     /
    シーライオニングとは        /
                       ,'
    全く異なる営みなんだよ        /
                      /
 
29 :風吹けば名無し:2024/06/17(月) 09:15:01.78 ID:29lMnOpQrS
>>1
問答法とシーライオニングの違いは、本当に大きいと思うよ。
ソクラテスの問答法は、魂の対話を通じて真理を探究する哲学的営為だ。
苦しみを伴うかもしれないけど、それは存在の真理を開示するための助産の苦しみなんだよ。
一方、シーライオニングは、そんな崇高な目的とは無縁の、言葉の暴力でしかない。
相手の主体性を無視し、言葉で一方的に屈服させることだけが目的化している。
両者の違いを理解することは、哲学の本質を理解することに直結してると思うんだ。

30 :風吹けば名無し:2024/06/17(月) 09:16:56.23 ID:30tUvWxYzA
ソクラテスの問答法とシーライオニングの決定的な違いは、
魂に対する姿勢の違いだと言えるだろうね。
ソクラテスの問答法は、相手の魂に語りかけ、魂の内なる知恵を引き出そうとする。
魂の助産術と呼ばれるように、魂に寄り添い、真理を生み出すための苦しみを共に乗り越えていく。
一方、シーライオニングは、相手の魂を無視し、言葉で一方的に屈服させることだけが目的だ。
魂への配慮など微塵もない、不毛な言葉の暴力でしかない。
この魂に対する姿勢の違いが、両者の本質的な相違を生み出しているんだと思う。
ソクラテスの問答法の真髄を理解するには、この点を見落としてはならないだろう。


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牛野小雪
2020-07-11