部屋の隅で転がっていた
一粒の枝豆を見つけた日
何気なく拾い上げたその時
枝豆は床を転がっていった
どこへ行くのかと尋ねても
枝豆は黙ったまま転がり続ける
部屋を出てドアの隙間から
外の世界へと旅立っていった
今ごろあの枝豆は何をしてるだろう
冒険の旅を続けているのかな
新しい土地で芽吹いているのかな
それとも誰かの口の中かな
想像すればするほど気になる
あの日の枝豆の運命が
転がる先にはどんな世界が
枝豆を待っているのだろう
少し寂しくなる夜もある
一緒に過ごせたらと思う時も
でもきっとあの枝豆は
自由を求めて旅をしているんだ
いつかまた会える日が来るまで
元気でいてほしいと願うばかり
あの日床を転がっていった枝豆よ









