共産主義の幻想

理想の赤い幕の後ろで

平等の名のもとに
我々は一列に並ぶ
光り輝く理想の都へと続く
赤い絨毯が敷かれて

豊かさは全ての人に
しかし棚に並ぶのは空の約束
平等に分けられる貧しさ
飢えを知らぬ者の幻想

リーダーは高台に立ち
未来を語る詩人のよう
だがその言葉の裏には
権力の鎖が隠されて

友情という名の監視
裏切り者は誰か
疑念の種が芽吹き
信頼の花を枯らせる

理想の共産主義は
美しい絵画のよう
遠くからは完璧に見えるが
近づけばひび割れが見えてくる

平等と自由の間で
我々は綱渡りをする
理想を追い求める旅は
終わりなき螺旋階段

赤い夢の中で
我々は永遠に眠る
目覚めたとき見るのは
理想か、それとも現実か

関連項目

  1. カール・マルクス
  2. 資本論
  3. 階級闘争はどう行われるのか
  4. 恋愛共産主義とは
  5. 恋愛によって否定される共産主義
  6. 共産主義はなぜ人を幸せにしないのか
  7. かつて共産主義が世界を二つに分けられるほど強力だった理由
  8. 共産主義はなぜ限界を拡大できなかったのか
  9. なぜ共産主義はかつての社会主義国家からも見捨てられたのか
  10. 共産主義で汚職が横行する理由
  11. 共産主義思想を小説の書き方に活かす
  12. 共産主義の詩


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