反出生主義(Antinatalism)とは、新たな人間をこの世に生み出すこと(出生)に対して否定的な立場を取る哲学的な思想や。これは、生まれてくる子どもが将来直面するであろう苦痛や不幸を避けるため、あるいは既存の人口によってすでに引き起こされている地球上の問題(環境破壊、資源の枯渇など)を悪化させないために、人間が子孫を残さないことを倫理的に推奨する考え方や。

反出生主義の主な論点
苦痛の回避: 生を受けることによって経験するであろう苦痛や不幸から人間を守るため、最初から生まれてこない方がよいという考え方。
倫理的な責任: 子どもを持つことは、その子が将来直面するかもしれない苦痛に対する親の責任を意味する。そのため、子どもを持たないことによってその責任から逃れることができる。
環境への影響: 人口増加が環境破壊や資源の枯渇など地球上の問題を悪化させているとして、人類の出生率を減らすことがこれらの問題の解決につながるという見解。

反出生主義の批判
反出生主義は、人生の肯定的な側面(喜びや幸福など)を過小評価していると批判されることもある。また、人類の絶滅を促進するような考え方として、倫理的に問題があると見なされる場合もある。しかし、支持者たちは、現在および未来の世代の苦痛を最小限に抑えるための倫理的な選択として、この思想を提唱しているんや。

結論
反出生主義は、人間の出生に関する根本的な問いを投げかける思想や。個人の価値観や哲学、世界観に大きく依存するため、この思想に対する意見は人それぞれや。なんJ語で言うたら、「生まれてくる子どもがえらいことになる前に、そもそも生まれてこん方がええんちゃうか?」って思想やな。ただし、この考え方をどう受け止めるかは、各自の見解によるところが大きいで。


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