紫式部が光源氏のことをどう思っていたかについては、直接的な記述はないから、推測の域を出ないけど、『源氏物語』を通して彼女が光源氏というキャラクターに込めた思いや見解を考えることはできるで。

確かに、光源氏は物語の中でモテモテやけど、その人生は決して平穏無事とは言えへん。愛する人たちとの別れや悲しみ、政治的な葛藤など、数々の困難に直面してる。これらの出来事を通して、光源氏が内面的な成長を遂げ、人間としての深みを増していく様子が描かれているんや。

紫式部が光源氏を通して描きたかったのは、表面的なモテる人生の裏にある複雑な心情や、人間関係のもつれ、そして人生の儚さや美しさかもしれん。光源氏の人生は、多くの恋愛を楽しむ一方で、それに伴う苦悩や反省も深く描かれており、彼のキャラクターは単なるプレイボーイというわけではないんや。

紫式部自身が光源氏をどう思っていたかはわからんけど、彼女がこの複雑なキャラクターを通して、当時の貴族社会の美学や倫理、人間の深い心理を探求しようとしたことは明らかや。『源氏物語』は、ただの恋愛小説を超えて、人生の深遠なテーマに迫る文学作品として読み継がれているんや。


小説なら牛野小雪【ええ本あるやで】

書いて欲しいことがあったらコメント欄に書いてくれやで~
もちろんただの感想もおk