GPTちゃんの文体をビルドするシリーズ第二弾。今回は文体のリズムを作る。

今回もまずは例題として『三匹の子豚』を500字で書いてもらいます。


かつて三匹の子豚がいました。彼らはそれぞれ家を建てることにしました。最初の子豚は藁で、二番目の子豚は木で、三番目の子豚はレンガで家を建てました。ある日、大きな悪いオオカミが現れ、藁と木の家を吹き飛ばしましたが、レンガの家は壊せませんでした。三匹はレンガの家に避難し、オオカミの脅威から逃れました。
はい。いつも通りのGPTちゃんですね。

でもこの調子で何万字も書かれると単調なのでリズムを作ってもらいます。

こんどは短文長文3:7の比率で書いてくださいとお願いします。

三匹の子豚がいました。一匹目は藁で家を建て、二匹目は木で、三匹目はレンガで家を建てました。大きな悪いオオカミが現れ、最初の二つの家を壊しましたが、レンガの家は壊せませんでした。

この物語の中心には、三匹の子豚と一匹の大きな悪いオオカミがいます。三匹の子豚は、それぞれ自分たちの家を建てることにしました。最初の子豚は最も軽い材料である藁を選び、家をすぐに建て上げました。二番目の子豚は少し頑丈な木を選びましたが、建設にかかる時間は依然として短かったです。しかし、三番目の子豚は、より時間と労力を要するレンガを選びました。彼の目的は、ただ単にシェルターを提供することではなく、長期的な安全性と耐久性を確保することにありました。

やがて、彼らの選択はオオカミによって試されました。オオカミは最初の二つの家を容易に破壊しましたが、レンガの家には手を出せませんでした。この家は、オオカミの力強い息を受けてもびくともしませんでした。オオカミは様々な方法を試みましたが、家は堅固に立ち続けました。この時、三番目の子豚の前見の明と堅実な準備が、彼と彼の兄弟たちを救うことになりました。
謎に長くなりました。プロンプトから長文というキーワードを拾った?

ともかく文体のリズムが微妙に変わっています。GPTちゃんは基本長文系ですね。

では次は短文主体にしてみます。さっきとは逆に短文長文の比率を7:3にしてとお願いします。

かつて、三匹の子豚がいました。彼らは家を建てることにしました。一匹目は藁、二匹目は木、三匹目はレンガを選びました。やがて、大きな悪いオオカミが現れました。オオカミは藁の家を「フーフー」と吹き、簡単に壊しました。次に木の家も同じ運命に。しかし、レンガの家は違いました。

レンガの家を建てた三匹目の子豚は、他の兄弟と違って、より堅牢で耐久性のある材料を選んだのです。この選択は、ただの偶然や思い付きからではなく、潜在的な危険に対する深い洞察と準備から来ていました。オオカミがレンガの家に到着した時、彼はいつものようにその強大な息で家を吹き飛ばそうとしました。しかし、レンガはびくともしません。何度試みても、家は固く立っていました。オオカミは煙突から侵入しようと計画を変えましたが、賢い三匹目の子豚は既に暖炉に火を灯し、オオカミが下りてくると、火によって追い払われました。
どうでしょう?

句読点で短文長文分けている気はありますが、私は短文長文7:3のリズムが好きです。

比率はもちろん自由に変えられます。1:9、2:8、5:5。46:67でも。

これは確実そうだなってプロンプトを見つけたらブログにまた書きます。

面白そうだったと思ったら試してみてください。


(おわり)

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