小説を書き上げる度に、もう二度と小説なんて書けないと思うけれど、しばらくするとまた執筆パワーが湧いてくるのはいつものこと。

 そろそろ『John to the world』を書いてみてはどうだと、ノートにちらちらと書いてみた。3年前からノートを書いているが、小説一個書くたびに自分の中の小説感が変わるので、いまいち最後まで突き切れない。去年は冒頭だけ書いてみたが今となってはボツ案になってしまった。もうずっとこの小説から逃げ続けている。

 逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメなんだ・・・・

 なんて、自分を追い込んでいると、また別の小説の案がぽこんと降ってきた。仮題は『妄想の戦争の話をしよう』。ティム・オブライエンは関係ない。戦争の話だけど妄想の話。冒頭は”これは本当の話である。”で始まる。そして戦争がウンコ爆弾(赤ちゃんのオムツではない)で始まる。

 今回は二年前みたいに小説を書く日は小説だけを書いてみた。すると1日4000字書けて、やっぱり『山桜』がなかなか進まなかったのは筆力が落ちたのではなく、執筆スタイルが違うからだと再認識できた。このペースだと来週には推敲まで終わっているかもしれない。今日のブログ記事のタイトルがいつもみたいに”書いてみよう”ではなく”書こう”なのは、それぐらい書ける確信があるから。

 軽いノリで書いているとはいえ、週に1万字以上小説が進むと気持ち良い。もしかするとあの書き方って間違っているのかなぁ。まぁこのノリで長編を書けるとは思えないけど。

 なんかこう、芯の入ったスタイルってのを会得したいなぁ。

(おわり)

100-200 ウンコ爆弾

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(本当のおわり)