最近kindleの読み上げ機能にハマッている。前はechoがないと使えなかったはずだが、つい先日fire端末でも使えることを発見した。この前買った本がダウンロードできない時があったが、あの時にアップデートされたのだろう。漢字の読み間違いはあるが小説は80%は問題なく読める。詩集を読ませるとカオス。マンガは読めず。あと一瞬何かの拍子に関西なまりになる時があって、その時は人間の声みたいに流暢になる。もしかして日本語はなまっている方が正常なのでは?

 黙読と比べると読書スピードはかなり遅いが読み上げ機能の良いところは、ながら読みができることだ。筋トレしたり、ゲームしたり、石を磨いている時でも本を読める、というか聞ける。ドキュメントでも読み上げてくれるのには感動した。牛野小雪をギュウヤコユキと読んだのには爆笑した。コユキはともかく牛野をギュウヤと読むのは予想外だった。ウシヤと読む時もある。何故かウシノとかショウセツとは読んでくれない。牛野小雪は読み上げ機能と相性が悪いようだ。

 同じ漢字でも読み方が時々変わるのは前後の文章をある程度汲み取って読んでいるからだろう。何故か牛野小雪の本は漢字の読み間違いが多いし、よく詰まる。きっと正しい日本語の使い方を知らないのだろう。AI泣かせの悪文個性的な文章だ。

 読み上げ機能はまだ発展途上だが、将来は本は読むものではなく聞くものになるかもしれない。そこで思ったのは漢字をカタカナ表記にすればいいのではないかということだ。kindleの最初の頃はルビが正常に表示されないので読み間違いが起こるとまずい人名はカタカナ表記にしていた時期がある。それと同じような理由で読み上げ機能に配慮して人名をカタカナ表記にするのが流行るかもしれない。というか、その理由でカタカナにするなら漢字全てをカタカナにするのが合理的だ。漢字廃止論は何度か出ているし、読み上げ機能がきっかけで将来は漢字はなくなるかもしれない。デモ カタカナ バッカリ ダト ヨミニク ソウダ。ナレ ノ モンダイ?

(おわり)