最近ブログの更新をしていないが実は6月11日から群像新人賞のリベンジに出すかもしれない小説をずっと書いていた。

 自分の中ではseason3の位置付けになるわけだし、今までと違う書き方をしようとして、書かない日を増やしてみることにした。理由はとても単純で、書かない日の次の日はどうもよく書けるような気がしていたからだ。→本当のピークはたった数日 執筆サイクルについて

6月11日からノートを書き始めて6月25日から執筆を始めた。執筆とは簡単に言えば小説の文章を書くこと。ノートを書くのも執筆の内に入るんだけど、いまいち『執筆』という感じがしない。何かいい言葉はないものだろうか。執筆は7月31日に終わった。35日で6万字。

 以下のグラフは執筆総字数の推移と、毎日の執筆字数のグラフ。
そう字数
字数
 今回は5日書いて2日書かないという体制で書いてみた。下のグラフで定期的に底を着いているのはそのため。
 
 1日書かないというのは以前試したことがあるが今回は2日もした。1日目はこういうものだろうと平気だったが、2日目はもしかしたらもう書けないんじゃないかと不安になって、危うく書いてしまいそうになることがあった。

 グラフを見ると執筆期の1日目は調子の良いことが分かる。1日目はいつも書けないんじゃないかと不安だったが手応えはあった。数字にもそれは出ていて、1日目の平均字数は3122、2日目は2863、3日目は2366、4日目は2514、5日目は2679となっている。1日目は明らかに書けていて、2日目もそこそこ、3日目以降は横並びという感じ。でも平均値なので、日々の字数で見ると書けたり書けなかったりしている。平均字数では3日目が一番悪いが、一日の最低字数を記録しているのは五日目で、二番目に悪いのは4日目だ。執筆期間が長ければ五日目が一番悪くなっていたかもしれない。

 手応えとしては断然に1日目が良かった。最後のところは1日目に書こうという気になるぐらい違いがあった。たぶん書かない日を作った方が執筆は良くなる。

 私が驚いたのは35日の執筆で一度も書けなかった日がないということだ。調子のいい時でも一ヶ月に3日か5日ぐらいは0字の日がある。書かない日はもちろん0字なのだが、書こうとした日に0字がないというのは初めてだ。

 今回の執筆はめちゃくちゃ書けたという日はないのだが、全然書けなかった日はなくて結果的に35日で6万字も書けた。執筆した日だけで見れば25日で6万字で今までないぐらいペースで書けている計算になる。

 前から薄々気付いていたが、やはり書かない日を増やすとたくさん書けるようになる。しかし車のギアを3速までしか使っていない気分がした。推敲していても、よく書けているようには思うが、深くて熱いところに潜ったという感じがない。山あり谷ありの執筆の壁にぶつかるような執筆じゃなかったからそう感じるのだろうか。
 
(おわり 2018年8月6日 牛野小雪 記)